今日は、東京・南千住にある公益財団法人「鉄道弘済会」義肢装具サポートセンターで、長年、義足づくりに携わっている臼井二美男さんにお電話を繋いでお話を伺いました。
現在64歳の臼井さんは、28歳から義肢装具サポートセンターで働き始め、日本の障害者スポーツをメカニックの面で支え続けていらっしゃいます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、パラアスリートが満足に練習できない状況です。
「世界中の選手が同じ状況なので、焦らなくてもいいとは思う。でも運動をしないと太りやすく、太ってしまうと義足が合わなくなってしまう。そのあたりは気を付けるようにと指導している。」とか。
臼井さんの職人としてのポリシーは、最初から否定したり「無理!」と言われると夢が生まれないから、「できないと言わないこと」。
義足づくりのほか、義足の女性のファッションショーを開いたり、義足ユーザーのためのランニングクラブ「スタートラインTokyo」を率いている臼井さん。活動は多岐にわたっています。
クラブの年齢層は小学生から70代まで、220人ものメンバーがいるそうです。
運動不足になってしまうと、義足のコントロールが低下してしまうため、できる限り、家族での運動や人がいない場所を散歩するようにアドバイス!
1年延期となってしまった東京パラリンピックについては、「内定していた人たちにはつらいかもしれない。でも、まだ内定してない選手にはチャンスでもある。夢を追い続けてもらいたい。」と思いをお話してくださいました。