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  • 第812回:承認された「抗原検査」ってどんなもの?

    気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』で取り上げたのは、新型コロナウイルスの「抗原検査」、厚生労働省が承認のニュース。

    短い時間で感染を調べることが出来るという「抗原検査」とはどんな検査なのか、「抗原」と「抗体」の違いや承認された検査キットの詳細を、細木美知代記者にまとめてもらいました。
    「富士レビオ」が開発した検査キットは鼻の奥から採取した粘液などの検体を混ぜた試薬を小さな測定機にたらして、約15分で青色の線が出たら陽性、30分で出なければ陰性と判定されます。
    1週間に20万個供給できる見通しとのこと。
    ただし、検査を受けるのは当面、帰国者・接触者相談センター、PCR検査を実施している各地の病院や医師会が設ける検査所などで医師が感染を疑って「抗原検査」をする場合、患者の費用負担無しだそうです。
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    つづいてお話を伺ったのは、京都大学ウイルス再生医科学研究所 宮沢孝幸准教授。
    煩雑なPCR検査に比べて「抗原検査」は15~30分くらいで出来るものの、精度は低いそうです。
    「残念なのは自分では出来ないこと。唾液を検査するのであれば個人でも可能なんじゃないかと思う。広く販売されれば自分で手軽に検査出来て安心にも繋がる。富士レビオさんはすごく信頼性があるので、今回の承認もすんなり降りたのだろう」とお話してくださいました。
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    「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』は、2つのニュースを東京地検特捜部の元検事で、現在は弁護士の郷原信郎さんに解説していただきました。
    まずは河合克行前法務大臣を検察が立件する方針を固めたニュースから。
    郷原さんは、公選法の汚職違反が適用できると判断しての流れだと思うとし、国会会期中の国会議員の「逮捕許諾請求」についても詳しく説明。
    今回の事案は選挙公示の3か月前のことで、過去にはあまりこのパターンでの刑事事件にはなってこなかったのだそう。
    選挙から離れた時期であれば「政治活動なんだ」となってきたわけで、この罰則適用は大きな波紋となるだろうとのことです。
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    そして、議論を呼んでいる検察庁法改正案です。
    今日の衆議院内閣委員会での質疑について、山本カオリ記者に伝えてもらいました。
    この質疑に森法務大臣は不在。政府与党側のやり方を受け、このあと野党党首会談が行われ、切り離して審議をすることでまとまりました。
    山本記者の取材によると、明後日金曜日・衆議院内閣委員会で採決を強行し夕方の衆議院本会議で通す見通しだということです。

    郷原さんは、違法な定年延長だとし、正当化するために急いでいると語りました。
    「私は黒川さんとは同期。自分からそういうことを画策したとは思えない。これまで政権との間にいろいろあって後に引けなくなってるんじゃ?推測だけど。彼は社交的で人たらし。その分、官邸からの信頼は非常に厚く、離したくないという思いが官邸側にあるのでは。ここまで名前が知れてしまうと退官後の仕事にも影響が出るし、彼にとってはプラスにならない。」
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    石川真紀 キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
    今日は、「アメリカで気象予報士の男性が在宅でテレビ出演中、幼い娘さん二人が映り込むハプニング!」というニュースをお伝えしました。
    スーツ姿でレポートするお父さんに、娘さん二人がギューッと抱き着いて来てしまったというもの。
    以前、このコーナーで、アメリカのニュースリポーターが、スーツのズボンを履かずに自宅中継に臨み、素脚が写り込むというハプニングもご紹介しましたが、今回のこの娘さんたちの愛らしい姿は視聴者たちから好意的に受け止めらえたということでした。
    報道スポーツセンターから、SAKIDORI!グループに今日のトピックを送る真紀さん。
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    月1コメンテーター、脳科学者・茂木健一郎さんの『今日のオピニオン』
    テーマは「コロナ対策に正解なし?」
    世間がなんだかイライラしているように感じるのは「いろんな論争」が起きているから。
    コロナが重症化するケースが年齢・性別・既往症など一概には言えなくなったこと、検査数を抑える方がいいのか増やすべきなのかも意見が割れていたり、感染拡大防止策と社会的・経済的影響のバランス、そして東京五輪の問題・・・・
    「新型コロナウイルスにまつわる複雑な方程式を誰も解けない。コロナウイルス対策に正解があると思うからストレスになってしまっているのであって、そう簡単に正解は見つからない、正解は一つではないと思っていた方がストレスがたまらない。オフの時間が大事!出来るだけコロナのことを考えないで、能天気にいる時間を持つことが必要。」と語ってくださいました。
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    『SAKIDORIスポーツ』
    坂口愛美アナウンサーが「高田川部屋所属の勝武士、新型コロナで死去 28歳」など、今日のスポーツニュースをお伝えしました。
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    『ニュースパレードアネックス』
    新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、外出自粛やテレワークが呼び掛けられる中、日常生活で出るゴミの量が増えています。生活の維持に欠かせない、ゴミの収集作業。
    今日は気持ちが温かくなるような話題を、田中正史記者に伝えてもらいました。
    取材したのは千代田区。現在50人の職員の方々がゴミの収集業務にあたっていて、緊急事態宣言が出されている今も通常通りの業務が続けられています。そんな中、区民から「感謝を伝えるメッセージ」と「手作りマスク」が届けられているそうです。
    千代田清掃事務所 作業係 統括技能長の藤波弘さんは、「自分の体と同じように清掃業務にあたるスタッフの心配もしてくださっている。ありがたい。皆様の励ましが最大の活力。」
    また、私たちが普段ゴミ出しする際の注意点として、「ゴミ袋がいっぱい過ぎると破裂してしまう場合があるので、少なめにゴミを入れて、出来る限り空気を抜いて出してもらいたい。感染防止として、鼻水などが付着したマスクやティッシュペーパーが出てきたりしないようにゴミ袋はしっかりと口を結んでください。」とアドバイスしてくださいました。
    一人一人のちょっとした心がけが大切ですね!
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    本郷赤門前クリニック院長で医学博士の吉田たかよし先生による『SAKIDORIクリニック』
    今日は、「この夏はマスク熱中症に注意!簡単にできる意外な予防法」というお話。
    5月に入り、東京も30度を超える日が出てきましたね。外出自粛生活でどうしても運動不足に陥りがちだと思いますが、少し長めに湯船に浸かることで乱れてしまった自律神経の働きもアップ!
    また、マスクをしている時にはゆっくりと深く息を吸い、息を吐くことに意識を集中しましょう。深い呼吸を心がけることで、体内に熱がこもりにくくなるプラス新鮮な酸素をたっぷり取り込めますよ!

    【今日の1曲目】 ガンダーラ / ゴダイゴ

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