記事
-
第795回:スペシャルコメンテーター伊藤詩織さん
毎日、スペシャルコメンテーターをお迎えする今週のSAKIDORI!
月曜レギュラーコメンテーターの金子恵美さんに加え、ジャーナリストの伊藤詩織さんをSkypeで結び、お送りしました。
斉藤一美キャスターは先週に続き自宅待機中ですが、番組の随所で生繋ぎ!
元気な声をお聴きいただきました。
スタジオを守るのは、文化放送報道スポーツセンターの"ビンちゃん"こと鈴木敏夫デスクと、今日から仲間入りした坂口愛美アナウンサー。同じ奈良県出身のコンビなんです(^^)
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』新型コロナウイルス感染拡大防止へ、進むか?政府と東京都内の動きをお伝えしました。
まずは、国会記者クラブから山本カオリ記者のレポートです。
政府与党政策懇談会で、感染拡大を受けて全国民に一律10万円の現金給付を行う方針を説明、早期の成立を目指すとした安倍総理。自民党では、補正予算案の異例の組み換えのため、臨時総務会が行われました。山本記者には、新たな補正予算案の閣議決定の段取りのほか、29日の祝日に場合によって国会が開かれる可能性があること、来週中の成立をめざすことなども伝えてもらいました。
伊藤佳子記者は、東京都の感染防止や医療崩壊阻止に向けた動きを取材。葛飾区でスタートした臨時の施設でのPCR検査・検体の採取について、葛飾区地域保健課の橋口昌明課長の声をまじえ、ご紹介しました。先週の金曜にバタバタと始まったそうですが、すでに金曜に17件、日曜に27件の検体採取がされています。▼奥戸総合スポーツセンターの駐車場に設置された2つのテント。PCR検査を受ける方は、車を横付けし、ドライブスルーに近い形で検査を受けられるということです。▼テントの中は10畳ほどの広さで、ビニールで覆われた椅子、空気清浄機、長机には検体をとる器具や手袋、消毒液が。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』新型コロナウイルス感染拡大で、緊急事態宣言が発令された埼玉県の大野元裕知事を結びました。自粛要請を早めにお願いしたのもあり、爆発的な感染者が出ないようなんとかギリギリ持ちこたえている現状だという埼玉県。また、懸念されている医療崩壊について、考え方を変えて、同じ軽症でも病院で過ごす方と、ホテルに移る方をしっかりと見極めて分けることでなんとかしようと考えていらっしゃるとのこと。緊急事態宣言の発令で首長に権限を、となってはいますが、「そもそも法律の立て付けがおかしいと思う。新型インフルエンザの流行時と異なり、新型コロナウイルスにはまだワクチンがない。どこまで協力を要請していいのか各知事が困っているはず。」だと率直な思いを述べ、「埼玉県民の皆さん、ご不便をかけていますが、なるべく外に出ないことが大事。必ず勝ちましょう!皆さんの愛する人のため、よろしくお願い致します!」と本当にお忙しい中、メッセージを寄せてくださいました。
伊藤詩織さんは、「海外の友人に日本もロックダウンしたんでしょ?と言われるが、要請なので自分たちで決めることだと話すとかなり驚かれる。すでに自宅待機していた3週間ほど前に、NHKの番組の収録にスタジオに行かないとならなくなった。その時に、緊急事態宣言やロックダウンがされない限りは止められないと言われた。私はフリーランスなので、個人に判断が委ねられるのはすごく難しい。海外での事例がすでにたくさんあるのだから、それを参考に考えていかないとならないだろう」と、日本の政府にリーダーシップを求めました。
こうした中、神奈川県では横浜市中区のホテルで、新型コロナウイルスの症状が軽い方の受け入れが始まります。西村志野記者の取材レポート!
軽症か無症状の人の療養施設となる「アパホテル&リゾート横浜ベイタワー」、神奈川県は2300室を確保しました。実際に患者さんが入るのは明日以降になるということです。自衛隊員含め看護師を含む40人ほどが対応にあたります。
『SAKIDORIニュースパレード』石川真紀キャスターが今日このあとの『ニュースパレード』でお伝えする主なトピックをご紹介。そして、今週は被災地応援プレゼント企画を実施中!初日の今日は、去年10月の台風19号で、交通機関などが大打撃を受けた神奈川県の箱根町。強羅駅前で「上総屋」という酒店を営む川久保一浩さんにお話を伺いました。プレゼントは「曽我梅林の梅酒」セットを3名様に。
今日のスペシャルコメンテーターのジャーナリスト・伊藤詩織さんが語る『今日のオピニオン』 は、「新型コロナ、DVと虐待をどう防ぐか」について考えました。フランスやイギリスはすでにロックダウンがされていますが、現地ではDVや虐待の相談件数が3割増えているそうです。日本も、外出自粛要請でDV加害者と同じ屋根の下にいるためになかなか相談が出来なかったり、休校中で子どもに対しての虐待被害が発覚しにくいという環境。どうこの状況を解決していくのかが課題になりますが、SNSなどでの対応や新たに「DV相談プラス」という相談窓口が始まったりもしています。しかしながら、相談をした先にどこに行きつくのかが心配な部分だと語る伊藤さん。安心して泊まれる場所が確保できるのか?シェルターでの感染対策も気がかりです。「友人が、普段は仕事で家にいない時間に家で過ごしていて、近所で子供の尋常じゃない泣き声を聞いたとか、女性の叫び声が聞こえたという話も聞いた。安全に通報して支援の手を差し伸べるにはどうしたらいいのか。裁判所も閉まっている今、法的措置をとるのも難しい。」と指摘、新型コロナウイルスの影響がDVや虐待へ及ぼした新たな問題を提起してくださいました。
『SAKIDORIスポーツ』坂口愛美サブキャスターが「全日本柔道連盟の副会長を務めた松下三郎さんが新型コロナウイルスによる肺炎で死去」など、今日のスポーツニュースをまとめてお伝えしました。
『ニュースパレードアネックス』政府は、新型コロナウイルスの緊急経済対策で、すべての国民に一律10万円を給付するため、今年度の補正予算案を組み替えて、歳出総額を25兆6914億円とする方針を固めました。国会から再び、山本カオリ記者です。
当初出ていた、状況が厳しい世帯への30万円給付のときの金額に追加の歳出は9兆円。公明党の鶴の一声で方針転換となりましたが、自民党・村上誠一郎議員は、「10万配るとか中小企業対策とかも大事だけれど、新型コロナウイルスを収束させ、通常に戻すことが1番大事!思い付きで、国の財政や金融を考えないでやったらもたない!」と語っています。野党側は、政府側の緊急経済対策に対案を示して、厳しく追及する構えだということです。
放送作家でコラムニスト・山田美保子さんの『芸能アラカルト』新型コロナウイルス感染拡大を受け、芸能界でも支援の輪が拡がっています。今日は、緊急事態宣言が解除されるまで自身の収入を、全額寄付すると表明し注目を集めた坂上忍さんのブログについて語っていただきました。まだ緊急事態宣言の解除がいつという見通しがはっきりしない中のこの発言。一部では批判の声もあるそうですが、フジテレビ系情報番組『バイキング』で坂上さんと共演されている美保子さんは、「政府が10万だ30万だでゴタゴタしている中、素早くてすごい!坂上さんは、打ち上げや飲み会を全額ご自分持ちで開催してくれたり、プレゼントなどきめ細かい気遣いをしてくださる方。保護猫・犬の活動にも熱心。」だと、坂上さんのお人柄をお話してくださいました。
【今日の1曲】 マイ・シェリー・アモール / スティービー・ワンダー