お店や施設などに休業を"要請"する際にセットとなるはずの"補償"について考えた『ニュースオフサイド』
安倍総理が損失補償について、否定的な発言を繰り返す中、今年度の補正予算案の審議を大型連休前に成立させたい方針の政府。
立憲民主党 逢坂誠二 政務調査会長にお話を聞きました。
安倍総理は、世界的に見ても最大級だと自信を見せている緊急経済対策ですが、逢坂さんは、事業規模108兆円の内訳を丁寧に紐解き、「これで胸を張るのはいかがなものかと」指摘しました。
また、収入が減った世帯への現金給付の自己申告制について、逢坂さんご自身が自治体で働いていた経験からも「非現実的。混乱が起きることは予測できる。世帯主に給付となっているが、世帯主と請求者が違う場合はどうする?」
対象が限定的すぎることについても、実際にパート収入が減った方から「私くらい生活を切り詰めてやってる人が対象にならなくて、どんな人が対象になるの?」と、悲鳴に近い相談を受けたと紹介。「一定額を一律に渡すべき」だと語りました。
「休業要請は、感染防止をする上でも重要なこと。でも、休業を要請するならば、ある一定程度のお金の裏付けは必要で、この部分を政府には改めてほしい。」と今後追及していく構えです。
都庁で取材中の山本カオリ記者には、調整が続いていた東京都の休業要請に関する実施案を伝えてもらいました。
都の案は対象施設を ①休業要請(大学、学習塾、体育館、映画館、ライブハウス、ナイトクラブ、バーなど)②種別によっては休業要請(学校や保育所、福祉サービスなど)③感染防止対策の協力を要請した上で業務を続けてもらう生活インフラ(医療機関や金融関係、スーパー、コンビニ、ホテル、公共交通機関など)-の3種類に分類する内容です。
明日の午前0時からですが、可能であれば一刻も早く対応してほしいと小池知事は求めています。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
外出自粛、3度目の週末となる街の様子は?
西村志野記者に、原宿・竹下通りからレポートしてもらいました。
「こんなにスムーズに歩ける竹下通りは初めて!」と西村記者が語ったように、いつもであれば人でごった返す竹下通りも数えられるほどの人しかいませんでした。7~8割のお店が休業。
原宿・表参道と言えば、有名店を含め美容室が立ち並ぶ地域でもあります。休業要請対象になるか国と都で揺れ動いた理美容店は、営業・休業半々くらいだったそうです。
かわって、"おばあちゃんの原宿" 巣鴨はというと、地蔵通り商店街は地元の人が買い物しており、人がいない印象はなかったといいます。閉まっているお店も、2~3割ほど。イートインスペースは閉まっているところがほとんどで、お弁当などを店頭販売しているお店が多く見られたそうです。コンビニでは、レジカウンターにビニールのカーテンをして区切っている場所も。
外出自粛や休校に伴って、家族で過ごす時間が増えています。
家で過ごす子どもとのコミュニケーションの取り方について、筑波大学医学医療系 教授の徳田克己さんにアドバイスしていただきました。
子どもは学校が休みだと最初は嬉しいものの、友達と会えなかったり一定のコミュニケーションが無いことで、だんだん苦しくなってしまいます。それに加え、親御さんからあれをしろこれをしろと言われイライラ!
徳田さん曰く、子どもを静かにさせるには、①テレビ・映像を見せる②ゲームをやらせる③おやつを食べさせるという3つがあるそうですが、この手をずっと使っていると依存がちにもなりますし、コロナ太りという悪影響が出てしまうのでNG。
≪徳田さんからのアドバイスをまとめると・・・≫
・NGワード「〇〇したらコロナになっちゃうよ」「コロナになったら死んじゃうよ」を言わない。
・おじいちゃんおばあちゃんに電話をしよう。お孫さんからのコミュニケーションはとても喜ばれ、免疫力アップ効果も!
・『今日の質問タイム』のコーナーをやってみよう。親は子どもに対して注意ばかりになってしまいがちですが、1日1回どんな質問にも答えてあげるそんなコミュニケーションの時間を持とう。
『SAKIDORIニュースパレード』
石川真紀キャスターが今日伝えてくれたのは、「赤羽国交相が交通機能維持を重ねて表明」というニュースでした。
赤羽国土交通相は記者会見で、政府による緊急事態宣言発令中の公共交通機関や物流業者の役割に関し「国民生活や経済活動を支える重要なインフラ。必要な機能が緊急事態でも維持されるよう地方自治体や事業者と連携し、適切に対応したい」と述べ、宣言の対象となった7都府県の公共交通や物流について「おおむね平常。ニーズに対応できている」と説明しています。外出を控える生活になっていますが、仕事で職場に通う人・移動する人は居ます。本数を減らしてしまうと密集してしまうため、ヒトやモノの流れは社会基盤として維持すべきものなんだと伝えてくれました。
コメンテーター 経済ジャーナリスト・荻原博子さんの『今日のオピニオン』
テーマは「最低限の公共料金をタダにしろ!」
先週のオピニオンの最後にも語ってくださったこの話題。
婦人公論の編集者さんに話したら、「それは大事なこと」だとオンラインにアップし、政府に届けと後押ししてくれることになったそうです。
誰でも使う電気料金、ガス料金、水道料金。
電気料金から見ていきましょう。
実は3段階になっている電気料金の第1段階「国が保証すべき最低生活に必要な電気料金」、荻原さんはこの第1料金と基本料金をゼロにしろと主張。
ガス料金は月々無料で10㎥くらいを使えるようにする。
水道と下水道の料金がある水道料金は、~10㎥までの料金を保障。
これをすべて合わせると月におよそ6360円。さらにこれを一律全員1ヶ月安くすると月3000億円、6カ月で1兆8千億円という試算になるそうです。
「電気・ガス・水道は止められたら生きていけない。政府がここまではうちに請求、それ以上は各世帯にという風にしてくれればどれだけ助かるか。こういうことは、政府が業者に電話をするだけですぐに出来る!請求書が来た時に「おっ!安い!」とそれだけでも嬉しいし、不公平感はなく、苦しい人ほど助かる。布マスクを配るよりもよっぽど迅速!」と語り下ろしてくださいました。
『SAKIDORIスポーツ』
担当は長麻未 アナウンサーです。上の画像のポーズでもうお分かりですね!(え?分からない?シュートを決めようとしているんですよ!)
はい!今日取り上げたのは、バスケットボール男子Bリーグ。今、皆さんに少しでも元気を届けようと様々な企画『"B.LEAGUE EVERYWHERE" いつでも どこでも みなさまの日常にB.LEAGUEを』を実施しているそうなんです。
というわけで、「今日のキーパーソン」、Bリーグ・広報プロモーション責任者の増田匡彦さんにお電話で詳しくお話を伺いました。
暗いニュースが続く中で、日本に少しでも光が当てられたら・・・とスタートしたこの企画。「(選手やBリーグが)身近に感じられて嬉しい!」というユーザーのお声も届いているとか。選手自身も楽しんで、SNSに写真や動画をアップしていらっしゃるそうですよ。
そのほか、毎週日曜午後6時からはスペシャル番組もLIVE配信中!
「テーマは"感謝"。11日の番組では、感謝の気持ちを表した動画も用意していますのでご覧下さい!」とのこと。要チェックです!
▼長アナのTwitterには「新潟アルビレックスBB」の五十嵐圭選手が。
『ニュースパレードアネックス』
東京、神奈川など7つの都府県に緊急事態宣言が出されたことを受け、首都圏に近い静岡県御殿場市が、市内のバーなど200店舗に休業を求め、併せて、1店舗あたりで最大で100万円を補償すると発表しました。方針を決めた若林洋平市長を、清水克彦デスクが電話取材。
緊急事態宣言の出された隣接地にあたる御殿場市、いつもは他府県から人が来てくれることがありがたい。でも、来てくれる人が多いことで、どうしてもクラスターの可能性は高まってしまいます。納められた大事な税金をスピード感を持って対応に当てることが出来たと語ってくださいました。
若林市長自身が理学部卒で大手製薬会社にいた経験から、市民への感染と事業者の経営破綻をダブルで防ぐためにはどう動くべきなのか、肌感覚で感じられたというのも大きいようです。
『世の中SAKIDORI』
精神科医で映画監督の和田秀樹さんによる「週刊ワダヒデキ」!
今回は「受験で子どもを伸ばす親、つぶす親」というテーマでお話を伺いました。
緊急事態宣言が出されて、自宅で勉強しているお子さんは多いことでしょう。親として頑張って欲しいがあまり、行き過ぎた教育、間違ったやり方を押し付けてはいませんか?それが出来ないことであたかもダメな子のように判定してしまうと子どもはつぶれてしまいます。和田さんは、子どもにとって1番自信になるのは成功体験だと語ります。
「塾で成績が伸びなくても、勉強のやり方を模索して、子どもを伸ばすやり方を探してあげて。世の中に本当にバカな子はいない。子どもに合ったやり方を見つけてあげるのが親の役目!お子さんもこの機会に、塾や学校で【言われた通りの勉強】をやるんじゃなくて、家庭学習で【自分が受かるための勉強】をするんだという意識改革をしよう。」というお話でした。
【今日の1曲】 みんなのうた / サザンオールスターズ
今週もお聴きくださった皆さん、お便りをお寄せ下さった皆さん、ありがとうございました!また来週!