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第788回:休業要請の対象、国と都でズレ
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』休業要請をめぐる政府と東京都の溝は埋まるのか?焦点のネットカフェや理髪店を結んで最新の動きについて。東京都は休業要請する業種などを明日公表、明後日からの実施を目指しています。どのような溝が生じているのか、山本カオリ記者に説明してもらいました。小池知事は、「開けていいのか悪いのかそれを明確化しないとお店の人が困っちゃう。スピード感が大事!」だとしています。ちょっとスタンドプレーが過ぎるのではないかという声もある小池知事ですが、再選のためにもリーダーシップを見せる時でもある様子。
休業要請の対象となるかどうかの瀬戸際に立たされている、理髪店や美容室。「政府は理美容を対象にしない。」「都は対象にする。」不安や戸惑いの声が広がっています。西村志野記者は、さいたま市にある理髪店「カットハウスコージー」の店主・湯原功士さんにお話を紹介。すでに昨日の来られたお客さんには、「閉まっちゃうと思ったから来た」と駆け込み的来店があったそうで、今後、湯原さんのお店も、休業要請を受ければ打撃になるのは間違いありません。実際、問い合わせも増えているといいます。湯原さんのお店は普段から予約制なので、間隔をあけて予約を取ったり、毎年受講している衛生講習会に則り、今まで通り、店舗や器具の消毒はもちろん、タオルやドアノブ、手指など、細かな消毒、重ねて換気も徹底して対応していらっしゃるというお話でした。そして、休業要請の対象となる可能性があると言われているのがネットカフェです。ここで寝泊まりしている、いわゆる"ネットカフェ難民"は都内におよそ4000人いるとされ、居場所を失う可能性が出ています。
この問題について、立教大学大学院の特任教授の稲葉剛さんにお話を伺いました。すでに20人以上の方から、今晩からネットカフェが休業でどうしたらいいのかなどのSOSメールが稲葉さんの元に届いているといいます。東京都の支援団体は、救済策を都内に6カ月以上いた人に限定していたりもして、対応できるキャパが少ない分、選別されてしまっているのが現状です。都内で6カ月滞在していた証明は、「ネットカフェの領収書を出せということらしいが、そんなものとってない。ここ最近千葉や埼玉で住み込みで働いていて、今戻ってきた人にどうしろというのか。不条理。」と語り、稲葉さんの団体「つくろい東京ファンド」でも空き家を借り上げたりなど緊急で支援をしていますが、民間団体では限界があるため、国が動く必要性を訴えました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』新型コロナウイルスの感染者の数が、世界で150万人を超えました。新型コロナウイルス感染は収まってきているのでしょうか?感染者数が8万人台と意外に少ないのが、最初に感染が拡がった中国です。中国の現状を、共同通信中国総局の大澤心介記者に伝えてもらいました。
北京でも都市封鎖解除は大きく取り上げられていて、武漢市から出られるのは健康に問題がない人だけだと繰り返し伝え、「封鎖は解除したけれど引き締めを図っている」ことを強調しているということです。
世界から中国へ新型コロナウイルスが持ち込まれないように神経をとがらせていて、今の北京の状態では、全人代を開くのも当分は難しそう。外はだんだんと人が出てきているものの、感染拡大前に比べればだいぶ少ないと感じるという今の北京。朝の通勤ラッシュは、日本と同じおしくらまんじゅう状態だったそうですが、今はマイカー通勤が多く、会社によっては交通機関を使う人はテレワークを言い渡されていたり、お店やビルへ入る際には検温、マスクをつける習慣がなかったのに今や全員がマスク姿だということで、厳しく警戒を呼び掛けられているとのことでした。
続いては韓国。全土で1万人を超える感染者を出しましたが、新たな感染者数は減少しつつあります。ソウル大学先人研究員の吉方べきさんに伺いました。49日ぶりに感染者数が40人を下回って、そのうちの3分の1が海外からの帰国者ということで、国内感染は減ってきているそう。2月末頃、南部の大邱市を中心に危機的状況でしたが、徹底した感染者の抑え込みに成功したと見られ、市民も高く評価。海外からも韓国の抑え込みは注目されて、韓国国民は勇気づけられているそうで、市民も協力する日々が続いています。今月15日には4年に一度の総選挙を控えていますが、文政権の支持率も好転。野党よりも与党に追い風が吹いているようです。
選挙戦は新型コロナウイルス感染予防で、比較的地味なものになっていること、投票所の徹底した感染対策なども伝えてもらいました。
報道スポーツセンターからお送りしている、石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』今日は、「想田和弘 監督作品、ネット上の〔仮設の映画館〕にて公開へ」という話題をピックアップ!新型コロナウイルス感染対策で映画館の休館が広がる中、インターネット上の映画館で、5月2日公開予定だった想田和弘監督最新作「精神0」がストリーミング配信されることが決まりました。一般的なデジタル配信と異なり、ユーザーが〔仮設の映画館〕に支払った料金1800円は、選択した映画館にも分配。仕組みとしては好きな映画館を応援できるので、ふるさと納税に似ています。
コメンテーター 俳優・石田純一さんの『今日のオピニオン』テーマは「こういう時こそ正確な情報を!」政府の今回打ち出した経済対策の事業規模は108兆円に及んでいます。石田さん、そもそもこの経済対策に実効性はあるのか?やってる感だけじゃないかと数字を検証してみたそうです。「先に数字ありきで、実際の直接支出は18.6兆円ということでだいぶ少ない。あまり縛りなくドンと出すよとしている国が多いのに、日本はあーだこーだ。ケチとは言わないけど、みんな打撃を受けてるんだから、条件を付けないで一律に出してあげてよと思う。」と語り、「疫病が流行ったりすると、お互いが疑心暗鬼になってしまう。スピード感や判断力がリーダーには必要だが、人間性も重要。こういうときこそ、台湾のリーダー蔡英文総統のようにきちんと情報を出していくことが必要!」と語り下ろしました。
『SAKIDORIスポーツ』鈴木純子アナウンサーが取り上げた「今日のキーパーソン」は 、5歳の娘さんを持つママさん100mハードラー 寺田明日香さん。陸上を一度引退、結婚出産を経て、ラグビーにもチャレンジ!去年、陸上に復帰し、9月には100mハードル女子日本新記録である12秒97という記録も打ち出しています。
今日は直接、お電話でお話を伺いました。東京五輪延期が決まった時、「世界の状況を見ていて難しんじゃないかなと思っていたのでびっくりと言うよりは、これから1年、どう過ごしていこうかという気持ちだった。私よりも(マネージャーも務める)主人の方がびっくりしていた。」という寺田さん、なかなか思い切り練習することが難しい今、家で出来ることを少しづつ行っているそう。今日は、外出自粛で運動不足になりがちな私たちにも出来る、「スクワット」もレクチャーしてくださいました。深く沈み過ぎないでテンポよく20秒間続けて、10秒休んだらまた20秒と繰り返します。寺田さんはこれを5セット~8セット行うことで、汗がかけますよーとのこと。マンション住まいでも音を気にせず出来てオススメです!▼実際に試してみる一美キャスターと純子アナ。
『ニュースパレードアネックス』新型コロナウイルス 関連の特別措置法に基づく休業要請をめぐり、国と東京都の隔たりが表面化しています。都では対象の業種や施設が発表されていないため、判断を委ねらた形となる事業者からは戸惑いの声も・・・。新橋の駅近く、飲食店がいくつも入っているビルの中にある喫茶店を電話取材した岡田紀子記者。こちらには都からの連絡などはなく、本来ならば5月6日まで閉めようと思っていたそうですが、お客さんからの問い合わせが多いそうで、時間短縮で営業しようかなと思っているとお話してくださったそうです。保育園も認可保育園と認証保育園だと対応が違ったり、休業もばらばらで、区からのお知らせを待っているところも多いよう。今日電話取材をしていて、休んだ場合の保障はどうなるのか、見通しがたっていないことが不安だという声が多く聞かれたということでした。
吉田愛梨 レポーターの『SAKIDORI最前線』では、自宅で楽しむ美術館をご紹介しました!開催されるはずだった展覧会のひとつ、国立西洋美術館での「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」。3月3日からの予定が延期になってしまいました。現在、こちらの展示の見どころやオススメ作品をYouTubeで公開中!「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」を監修された川瀬佑介さんの解説もあるので、ご覧になってみては!?
【今日の1曲】 マイティ・ウィング / チープ・トリック -
在宅勤務
こんにちは。 永野景子です。
報道部にも、ついにテレワークが導入されました。
新型コロナウイルス対策のため、報道部員をAチームとBチームに分け、
1週間交代で出社することにしたんです。
万が一、誰かが感染した場合は別のチームが稼働できるように。
私はBチーム。 昨日から今週いっぱいはAチームが出社なんですが、
急な対応だったので、今日は特例でサブキャスターとして
私も出社しました。
来週はBチームが出社です。
そして、出社時にはエントランスで熱を測り、37度5分以上あれば
社内に入れないという対応も始まりました。
日頃から体力・免疫力をつけておくことも忘れずに!
明日のサブキャスターは、
マスクが似合いそうな西川文野アナです! -
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
吉田愛梨です。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため
美術館や博物館が休館に追い込まれる中、
今日のサキドリ最前線では、
インターネットを使った、ある取り組みについてご紹介しました。
この時期に開催されているはずだった展覧会のひとつが、
東京・上野にあります、国立西洋美術館の
「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」
3月3日から始まる予定でしたが、
残念ながら延期になってしまいました。国立西洋美術館の主任研究員で
「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」の監修をされている
川瀬佑介さんにお電話で伺いました。来日した作品61点全てが日本初公開。
しかもその中には、ゴッホの「ひまわり」やモネの「睡蓮の池」と言った名画もあります。
そこで現在、「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」の見どころやオススメ作品が、
7つの章にわけて、川瀬さんの解説つきでYouTubeで公開されています。
おそらく今回の美術展の開催に向けて長期間にわたって、大変な苦労の中で皆さん準備されてきたと思います。
休館にせざるを得ない状況は、準備されてきた人にとっても、
私たちにとってもつらいですが
まずは、1日でも早く、名画の数々を直接会場で見られる日を期待して、
Youtubeで発信されている映像でお楽しみください。
「ロンドンナショナルギャラリー展」で検索すると
すぐ出てきますよ!!