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  • 第780回:コメディアン・志村けんさん、逝く

    『ニュースオフサイド』、新型コロナウイルスに感染し、治療を受けていたタレントの志村けんさん死去のニュースを詳しくお伝えしました。

    まずお話を伺ったのは、放送作家でコラムニストの山田美保子さんです。
    芸能記者の間では、先週24日の火曜に「重篤」という話が流れていたそうですが、その後、病状に変化なしという発表があり、このまま回復に向かうことを祈っていた矢先の訃報となってしまいました。
    志村さんの症状は、倦怠感から。別の誰かが自分の体に覆いかぶさっているかのような感覚だったよう。
    2016年には肺炎で入院、昨年は下血の手術もされていたという志村さんでしたが、2月には恒例のお誕生日会も開いていました。
    すでにNHKの朝ドラの撮影もされていて、5月1日のオンエアはそのまま放送するとのこと。
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    志村さんの所属事務所「イザワオフィス」を取材したのは吉田涙子記者。
    午前11時頃、事務所のスタッフの方が姿を見せ、集まった報道陣に対応しました。
    声援を頂いた皆さんに感謝の気持ちでいっぱい。まだ放送がある番組もあるので思い出して笑っていただければ」
    ご葬儀は親族のみ、お別れ会は新型コロナウイルスの影響を鑑みてご親族との相談の上、決めるということです。
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    志村さんは、重い肺炎患者の治療に使われるECMO(人工心肺装置)による治療が続いていました。
    医師で医療ガバナンス研究所理事長の上昌広さんは、この番組でも以前から「ECMOは対症療法で、呼吸をサポートするだけ。ウイルスを倒すものではない。」とお話してくださっています。
    持病を持つ方は、とにかく罹っている人に接しないことが大事。また、クラスター対策だけじゃなくて、誰でも検査が受けられる態勢を!と求めました。
    すでに中国では臨床試験により、効果が認められた新型インフルエンザ治療薬「アビガン」。日本はアビガンを大量に持っているとのことで、使うかどうかは安倍総理の判断に委ねられると言います。「レムデジビル」や「フサン」などの薬も、有効性と安全性が認められていないと使えるようにはならないのです。
    上さんは、「オーバーシュートやロックダウンの可能性は、ある。ロックダウンして一旦は感染拡大が止まっても、免疫がないから、開けばまた感染する。日本は集団免疫でゆっくりとかかって収束させる動きだが、このままでは来年の五輪に間に合わないのでは?」とお話してくださいました。
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    「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』新型コロナウイルス 関連2本立て。
    政府が打ち出す大型の経済対策について、自民党本部前からは山本カオリ記者です。
    経済対策案を集め検討する自民党の政務調査会はまだこの時間も続いていました。今日の会議の様々な意見をもとに岸田政調会長が取りまとめるようです。
    岸田政調会長から示された真水の財政支出の額には、すでに「これで本当に足りるのか?最小限の額では?」という指摘。
    また、安倍総理が強調した現金給付については、与党である自民党と公明党、足並みをそろえていく構えですが、野党からは「10万円でいいの?止血して輸血が必要なのに、もっと増額すべきじゃないか?一律給付にすべきでは?」という声があがっていることなどを伝えてもらいました。

    感染拡大防止を巡り、安倍総理がいつ、どのタイミングで緊急事態宣言を出すのか、出さないのかも焦点です。
    小池知事は「重大な局面」、安倍総理は「瀬戸際・ギリギリ」と述べていますが、山本記者によると「医療現場を一つの目安にしているようだ。医療崩壊が起きれば、感染者が爆発的に増える。緊急事態宣言を出す場合のことを厚生労働省でシミュレーションされている。数時間で出せるらしい。今週1週間が重要なポイントになりそう。とのことでした。
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    かわって延期が決まった東京オリンピック。スケジュールはどうなるのか?
    大会組織委員会が理事会を開いている会場前から西村志野記者のレポート。
    本来は新国立競技場を見学予定だった理事会は午後3時から始まり、理事同士の間隔を1m以上開けて行われていました。
    森会長は「来年春と夏の両方が出ている。それぞれのメリット・デメリットを検討する。おそらく今週にもバッハ会長から何らかの連絡があるのではないか。」と語っています。
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    石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
    報道スポーツセンターから『ニュースパレード』でお伝えする主な項目を紹介しています。
    今日取り上げたのは「ドローン操縦の免許制度を再来年にも導入へ」というニュース。
    危険の少ない飛行には免許を必要としませんが、操縦者の目が届かない距離で、市街地上空を飛ばす場合など危険を伴う利用には取得を必須とする方向です。一定の年齢制限と有効期限を設け、学科と実技両方の試験を課すとしています。


    コメンテーター 金子恵美さんの『今日のオピニオン』
    テーマは「心肺蘇生拒否に関するルールは?」
    ご自宅で心肺停止になった場合に、救急車を呼んで到着した救急隊員が蘇生をしようとしても家族が拒否をする事案が増えています。これは、新型コロナウイルスが猛威を振るう前からの課題です。
    救急隊員は応急処置や蘇生をして搬送したいが、患者さんや家族の意思も優先したい。はざまで揺れているといいます。
    去年夏、国の指針「かかりつけ医の指示があれば、蘇生拒否できる」が出たものの、具体的な基準は示されていません。
    「尊厳に関わることで、自治体によって差があるのはおかしい。現場で難しい判断を問われる方々のために、早急に法整備・法的根拠が必要なのに、この議論は棚上げ状態。政治家が議論をすべき段階に来ているのではないか。もしものときのために、総務省と厚労省が絡んで進めるべき!」と語り下ろしました。
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    『SAKIDORIスポーツ』は今日からプチリニューアル!人物にスポットを当てながらお送りします。
    砂山圭大郎アナウンサーが取り上げた「今日のキーパーソン」は競泳の松元克央 選手。
    2019年世界選手権の200メートル自由形で、金メダルという日本選手で初快挙を成し遂げています。
    ・2017年からコーチが、鈴木大地長官のお父さまに代わったこと。
    ・指導をうけてすぐ右肩を痛めたことで、左を使うようになってバランスが取れた。
    ・考え方の変化。自由形でメダルを獲るのは難しいというイメージをやめて、平泳ぎや背泳ぎと同じく、1つの種目でメダルを獲るんだという考え方にした。
    これら、2年前からの3つの変化が松元選手を強くさせました。
    4月1日から予定されていた競泳の日本選手権は、先週の水曜、理事会で協議され「開催」と発表されましたが、そのすぐ後に開かれた小池都知事の会見を受け、紆余曲折、結果的に中止。
    今後、オリンピックの日程が決定次第、そこから逆算をして日本選手権を行う予定です。
    来年、"てっぺん"をとりに行く松元選手に注目です!
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    『ニュースパレードアネックス』
    新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、東京都や首都圏の各県が昨日とおとといの週末の外出自粛を要請しました。昨日は雪が降り、都内でも1センチの積雪を観測したこともあって繁華街や観光地の人出は少なかったようです。
    週末の様子、そして今日の様子について、田中正史記者のレポートです。
    すでに電車内も換気のために窓を開けて走行する車両が出ている中、週末は自粛要請で乗客も3割程度と激減。
    今日、乗り入れの多いターミナル駅である池袋駅に行ってみたところ、いつもであれば歩いていて人とぶつかることも多いのに、それに比べると人が少ないと感じられたそうですが、デパートの開店前に並ぶ列も見られるなど、週末で我慢が切れてしまった人も多いよう。
    インタビュー直前に仕事がキャンセルでお休みになった外貨両替所の方にも遭遇。お給料も減るので、いつまでこの状況が続くのか不安だという声も聞かれたということでした。
    千葉県、埼玉県などは、平日も都内への不要不急の外出を控えるようにと呼び掛けています。
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    山田美保子さんの『芸能アラカルト』
    この時間も『ニュースオフサイド』に引き続き、お亡くなりになった志村けんさんについて語っていただきました。
    「ザ・ドリフターズ」のメンバー、加藤茶さん・仲本工事さん・高木ブーさんの3人が発表したコメントでは、最年少の早すぎる死を悼んでいます。
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    実は数年間、『天才!志村どうぶつ園』に作家として関わっていたこともある美保子さん。
    「マックボンボン(志村さんがドリフターズの付き人時代に、同じ付き人同士で組んだお笑いコンビ)時代からのファンです!」と志村さんに伝えると、「ずいぶんと古い奴が来ちゃったなぁ~」とおどけてくれたそう。
    今年2月には70歳という年齢を迎え、節目の年ということもあって、朝ドラも映画もと、ますます精力的に前向きに取り組もうとされていた志村さん。
    「笑いに対し真剣で若手に厳しい部分もあったけど、優しい人だった。」と振り返りました。
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    【今日の1曲】 Do Me / テディ・ペンダーグラス

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