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地下鉄サリン事件 足立区入谷からお送りしました!
はじめまして、佐々木瞳です。
今日から、主に金曜日に取材・中継レポートをさせて頂きます!
宜しくお願い致します。
今日は、オウム真理教 地下鉄サリン事件から25年-。
オウム真理教の後継団体「アレフ」の退去を求める活動を行っている足立入谷地域オウム真理教対策住民協議会の会長の水上久志さんへのインタビューと、「アレフ」が拠点を置く東京都足立区入谷の施設前からレポートをお送りしました。
現地にいって、まず目に入ったのは施設近くにある公園の脇に何本も立っている赤いのぼり旗。
旗には
「私たちのまちにはオウムはいらない。
オウム(アレフ)断固反対」
という文字が。
水上さんに伺ったところ、断固反対!この強い意志を伝え続けるために2年に1回、新しいものに変えているとのことです。
確かに、もし古くなった旗が立っていたら、過去のこととして捉えられてしまう可能性もあると思います。「少しでもこの町の現状を知ってほしい」という想いを感じました。
そして、水上さんの口からは、
「アレフの施設ができて住みづらい町になった」
「小中学校の生徒数も減った」
という苦しい現実が。地下鉄サリン事件から25年、アレフが入谷に施設を構えてから10年ほどたった今も不安を多く抱えていること、戦わなければならない現状があることを今回の取材を通して知りました。
現在も月1回30人の報告会や年1,2回の200人規模のデモや大規模集会を行っているそうです。(今週土曜日も開催予定でしたが、コロナの影響で5月9日に延期)なかなか変わらない現実の中でモヤモヤした気持ちを抱え、また参加者の高齢化も進み人数も縮小していますが、風化させない為に、また町の平穏を取り戻すためにも続ける意思を話してくださいました。
25年たった今でも解決されていない問題があることを私たち1人1人が決して忘れてはいけないと思います。