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第763回:新型コロナ、こんなところへも影響が!?
今動いているニュースを様々な角度から深く掘り下げる『ニュースオフサイド』新型コロナウイルスのPCR検査、明日からの公的保険適用で何が変わるのかをサキドリ!
スタジオでは細木美知代記者が、保険適用による検査体制の変化を整理してくれました。発熱が4日程度続くなどの場合で医師が必要と判断した人は保健所を通さずに検査を受けられるようになりますが、検査を実施するのは全国におよそ860か所ある「帰国者・接触者外来」と、都道府県などが認めた感染防御措置がとられている医療機関に限られます。検査の単価は、検体を検査機関に輸送する必要がある場合は1万8000円と決まりましたが、窓口負担分も全額公費で補助されるため、自己負担は発生しないということです。
お話を伺ったのは、沖縄県立中部病院・感染症内科の医師、高山義浩さん。保険適用によって検査件数は増えますが、誰でも受けられるわけではないこと、自己負担はないとされているが誰もが受けられるとなったら、ただでさえひっ迫している社会保障費で他が削られるかもしれないことなども指摘。
また、高山さん個人的には保険適用はやめた方が良かったと述べ、その理由を3つ挙げてくださいました。・「10人の感染者がいたとして3人くらいは見逃す」そのくらいの精度でしかないPCR検査をして陰性と出たからと言って「大丈夫」と安心し、出掛けたり仕事に行ってしまうことで感染拡大へと繋がってしまう恐れがある。・検査が出来るとなると、待合室での行列で、ただの風邪だった患者が本当の新型コロナウイルスに感染してしまうリスクがある。・検査で鼻や喉の粘膜を綿棒でこする際に、せき込んだりくしゃみが出る。この飛沫で、医師たちの感染リスクが増す。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』新型コロナウイルス の影響、牛乳や献血にも!?臨時休校で行き場を失っている牛乳。何も対策をしなければ、1日当たりで最大およそ1900トンの生乳が余ってしまうということです。
まずは、酪農の全国組織「中央酪農会議」の事務局長、寺田繁さんにお話を伺いました。生産者団体では、生乳廃棄を生じさせないことを第一に、北海道からの都府県の輸送生乳の量を減らして、都府県の乳業工場にキャンセルされた学乳の生乳をまわすことや、最終的に飲用向けに売れなかった生乳をバターといった乳製品の原料乳にするなどの取り組みをされています。しかしながら、急なことで、工場で充分な受け入れ準備が出来ていなかったり、生乳や乳製品を運ぶ運転手や乳製品の保管庫の確保など課題も山積。乳牛という生き物が生産しているため、毎日、乳を搾ってあげないと病気になってしまう上、早く処理しないと品質も劣化します。
「消費者の皆様にはこう言った事情をご理解頂きたい。なるべく牛乳を飲んで頂く、この機会に免疫力を高める意味合いで併せてヨーグルトをたくさん食べて頂く、こうした消費拡大の行動をして頂けると大変助かります。」と語ってくださいました。
▼学童期に乳製品を摂ることの重要性を語ってくださった和田さん。「成長を助けるために必要な栄養として、牛乳を給食に付けてることを見直そう!」かわっては「献血」です。日本赤十字社はイベント会場などに献血バスを出して献血の協力を募っているのですが、感染拡大に伴うイベントの中止で、全国700カ所以上での献血が中止になってしまいました。
今、どのような状況なのか、秋葉原にある「akiba:F献血ルーム」を西村志野記者が取材。今日だけで150人くらいの方が献血に訪れているそうで、普段から献血に慣れている方は「こういう時だからこそ助けになれば!」と足を運んでくださるとか。
担当者のお話では、イベント中止以外にも、企業のテレワーク措置や不要不急の外出を控えるようにという呼びかけのため、献血の場や献血をしにきてくださる人も減っているそうです。「このままの参加者の状況だと、来週末には、血液型によっては、輸血に必要な血液を届けることが難しくなる。すべての献血会場で、健康チェックや消毒など徹底し、安心安全な献血会場に取り組んでいるので、安心してご参加下さい。献血会場が一時的に集中し混雑が起きないよう、必要な分を必要なだけお届けできるように、事前にご予約もしていただけたら。」登録されている方はネット予約も可能です。また、最寄りの献血センターで予約も受け付けています。献血に関して、詳しくは日本赤十字社のサイトをご覧ください。⇒こちらから
報道スポーツセンターから、石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』17時からの全国ニュース番組『ニュースパレード』でお伝えする主な項目をいち早くチェック!
昨日の『ニュースパレードアネックス』で、岡田紀子記者がレポートしてくれた栗原勇一郎被告公判のニュースの続報を取り上げました。また、コーナーの最後に入ってきた「中国の習近平主席、来日延期」の速報も伝えてもらいました。▼報道スポーツ部にて、続々と入ってくるニュースを忙しく確認する真紀さん。コメンテーター 精神科医で映画監督・和田秀樹さんの『今日のオピニオン』
テーマは「新型コロナウイルスのメンタル対策」感染者の数は日ごと増加しています。検査がもっと簡単に受けられるようになると、陽性の人がもっと増えることも予想される中、感染して治療をして健康になったとしても、周囲から避けられるような風潮が起こり得ると危惧した和田さん。ご自身も、原発の廃炉作業員のメンタルケアをしているというだけで、放射能を気にするような人も昔はいたそうです。「感染対策をするための休校も分かるが、怖い病気だからなりたくないという過剰反応を感じざるを得ない。人間がパニック心理に陥っている時には、差別が起きてしまうことはある。ウイルス保持者や、不安を抱えている方へ向けて、気軽に立ち寄れる相談センターやカウンセリングルームなど、そろそろメンタルケアの体制を充実させるべきでは?」と提案してくださいました。▼つい最近、和田さんも教え子を集めてカウンセリングルームをスタートさせたそうですよ!
『SAKIDORIスポーツ』担当は、鈴木純子アナウンサー!なでしこジャパン、オリンピック前最後の大会となるアメリカでの国際親善試合「2020 SheBelieves Cup」についてお伝えしました。▼「シーブリーズがスポンサードしたら、もう何が何だか分からなくなりますね。」と言われている純子アナをパチリ。先週、日本サッカー協会は、この「2020 SheBelieves Cup」に臨むメンバー23人を発表。会見で高倉麻子監督は「どの選手が必要かを見極める大会だと思っている。今、半分くらい(メンバー)が頭にあるが、調子を落としていればまた変わってくるし、サバイバルだ。」となでしこジャパンのメンバーについて言及しました。ここ5試合無失点で来ているなでしこジャパンですが、それはあくまでもアジアの中でのこと。アメリカ、イングランド、スペインの強豪3か国との総当たりでの対戦となる「2020 SheBelieves Cup」は、3月5日~11日まで開催されます!
『ニュースパレードアネックス』安倍総理大臣は昨日、野党5党の党首と国会内で個別に会談し、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた、新型インフルエンザ対策の特別措置法の改正案をめぐり、早期成立への協力を要請しました。
国会で取材中の山本カオリ記者によると、改正案について11日の衆院内閣委員会で審議し、スピード対応をするということで、早くても来週中には成立しそうだとのことです。政府は、改正案の効力が発生する日付について、「2月1日」にさかのぼる考えを示していましたが、野党の反対を受け、さすがに取り下げることになりました。休校やイベント自粛の要請に法的根拠を後付けするような特措法改正にも、疑問の声は多いようです。
吉田愛梨レポーターの『SAKIDORI最前線』若い女性を中心に人気上昇中のスイーツ「トゥンカロン」をご紹介しました。「トゥンカロン」は韓国で人気のスイーツで、名前の由来は韓国語で「太ったマカロン」。
「マカロンはそんなにかなぁ」という一美キャスターも、1番人気のオレオの「トゥンカロン」に舌鼓♪ クリームチーズとの相性が抜群です。ちなみに、西川アナが試食したのは、ひときわ大きい貝の形をしている「ジョゲロン」でした。冷やして食べると食べやすいそう。
【今日の1曲】 Ya Ya ~あの時代を忘れない / サザンオールスターズ