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第764回:中国と韓国からの入国者に2週間待機を要請
気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』は、2つのニュース。
まずは、「水際対策強化 中国と韓国からの入国者に2週間待機を要請」。
安倍総理大臣はきのう、新型コロナウイルス感染症対策本部で水際対策の抜本的な強化に向けた新たな措置をとることを表明。政府はきょう閣議決定しました。これにより、中国と韓国からの日本人を含めた入国者に対し、2週間指定の場所で待機と国内で公共交通機関を使用しないように要請します。この措置は、来週月曜日から今月いっぱい行われます。
この措置に対し、荻原さんは「当初は観光立国を挙げていた手前、抵抗があった。本当はもっと早く水際でやらなければいけなかった。今は蔓延に力をいれるべきでは」とコメント。
そして、細木美知代記者は羽田空港国際線ターミナルで今回の措置を受けた街の声を取材しました。
賛成という声もありつつ、急な措置に困惑し月曜日を前に帰国している方も多くいらっしゃいました。2週間待機の措置に「これでは仕事にならないから」という理由でした。取材をしながら、空港の人の少なさに驚いた細木記者、新型コロナウイルスの影響を改めて感じたということです。
つづいて、「中小企業の資金繰り支援、新たに40業種を緊急追加指定」。
幅広い中小企業に影響が出ていることを受け、政府は金融機関から融資を受けやすくする「セーフティネット保証5号」の対象に新たに40の業種を加えると決めました。竹田有里記者は今回の措置を改めて説明。追加された40の業種には、宿泊施設、飲食、給食業、塾、バス会社、テーマパークなどが含まれるといいます。
そして、神奈川県信用保証協会 経営企画部長の大野隆司さんに、どのような相談が来ているのか伺いました。やはり5号の対象拡大を受け相談件数は増加したそうで、中でも飲食、旅館、小売り店からは当面の資金ぶりについて相談が多いそうです。具体的には、「横浜の商業施設では通常30%程度しか売り上げがない」や、「大型の飲食店では、今月1000人規模でキャンセルが入っている」など、お客さんの減少による影響が強く出ています。今後は、中国の企業と取引をしている製造業、卸売業などにも影響が出てくるのではとお話してくれました。
今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、「河井案里参議院議員、そして、野田市女児虐待事件の栗原勇一郎被告はきょう何を語ったのか」。
まずは、公設秘書らが公職選挙法違反の疑いで逮捕された河井案里参議院議員について。国会で取材中の山本カオリ記者は「本会議に出席するということで本会議場の入り口数か所で待ち構えたが始まる5分前に世耕幹事長に欠席すると連絡があった」と一日の動きを振り返りました。3日には広島地検が夫婦それぞれの議員会館の事務所や広島市にある案里氏の事務所に家宅捜査に入っていて、任意の聴取も行われる方向だという報道もあります。今後、案里氏の状況は益々厳しいものになり、任命した自民党も打撃を受けると思われます。
そして、千葉地方裁判所前からは吉田涙子記者がレポート。野田市虐待死事件の栗原勇一郎被告の被告人質問の様子を伝えてくれました。
「質問の意味がわかりません」や「はっきり覚えていないので」といった発言も目立ったという今回の被告人質問、心愛さんが風呂場で立っていたことについては「(立たせたのではなく)心愛が怒られたときに立っていないともっと怒られるから立っていた」と言っていて、証人との意見の食い違いについても「事実をお話しているだけです」などと話していたということです。
初公判から見ている吉田記者は「最初から表情も全然変わらない。おじぎの時間も一緒だ」と勇一郎被告の様子も語ってくれました。
『SAKIDORIニュースパレード』は、報道スポーツセンターから石川真紀キャスターが担当。ニュースパレードでお伝えする主な内容を紹介しました。
今日は、高知県奈半利町で起きた「ふるさと納税不正事件」の続報です。ふるさと納税を担当する職員と加工会社の社長が不正に住民票を移したとして逮捕されましたが、職員の父親が返礼品会社と関係が深い会社から梱包業務を元の25倍の値段で請け負い、1300万円を手にしていたと新たにわかりました。
梱包作業とは、返礼品となる魚を発泡スチロールにつめ、保冷剤や海水氷をいれるというものですが、奈半利町での相場は20円だったものを500円で請け負っていたそうです。しかし、実際の水産加工の現場では、箱代や作業代を考えると500円が相場のため、価格を吊り上げる不正をしていたのではないかと言われているそうです。
経済ジャーナリストの荻原博子さんが語りおろす『きょうのオピニオン』は「銀行はもっとお金を出しなさい!」。
今回は荻原さんが日銀に物申す! 今月2日に日銀の黒田総裁が新型コロナウイルスの感染拡大を受け、「潤沢な資金供給を行う」と発表しました。この発表を受け、荻原さんは「マイナス金利で金利を下げるのは難しいから、金融緩和をして潤沢に資金が供給されるようにしたのだろう」と思い、日銀の当座預金を確認したそうです。しかし、その額、なんと4年前の黒田バズーカで増えた250兆円よりも150兆円多い400兆円! この額を見た荻原さんは「全然銀行から外にお金が流れていないじゃないか」と驚愕したといいます。
その理由に、現在銀行はマイナス金利により経営が苦しいため、本当にお金を必要としている中小零細企業が借りに来ても貸し倒れを恐れ貸さないから。今、世の中が苦しいときに本当にやるべきは「当座預金にあるお金を外に流すこと」と主張し、政府にも借りやすくなるようにしてほしいと訴えました。
今日の『SAKIDORIスポーツ』は、長麻未アナウンサーが担当。
取り上げたのは、女子マラソン、東京オリンピックの最終選考レースを兼ねた「名古屋ウィメンズマラソン」です!
今回のレースの見どころをマラソン元日本代表の加納由理さんに伺いました。代表の最後の1枠は、日本人1位かつ、大阪国際女子マラソンで松田瑞生選手が記録した2時間21分47秒を越えなければいけないため、加納さん曰く「スピード勝負の激戦になる」とレースを予想。
コースについては、気象条件が揃えば記録は出やすいそうで、今のところ雨や曇りの予報がどのように影響するのか注目です。しかし、スピード勝負となる今回はとにかくハイペースが求められ、記録にチャレンジしてくる選手は多いそう。一山選手、福士選手、岩出選手は狙ってくるだろうということです。
伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。
大学入試に関する新たな動きを国会記者クラブから山本カオリ記者が伝えてくれました。野党は、去年、英語の民間試験と記述式問題の延期法案を提出しましたが、今回新たに中止法案を提出。その背景に、文部科学省によるその後の検討会で復活に向けた動きがあったためと見られます。
そして、さらにこの度「JAPAN e-Portfolio」と呼ばれる生徒の学校内外の活動をデータベース化したものを大学入試選抜に使う制度を検討しているそうです。これらを用いて生徒の主体性を見るといいますが、大学入試に有利になるから部活でキャプテンをやる、ボランティアをやるでは、本当の意味での主体性は判断できないのではないかと同じく野党からは反対意見が出ています。
『世の中SAKIDORI』は、ビジネスサキドリ。
今日は、株式会社カカクコムの日山雄貴さんにお越し頂き。レストラン検索・予約サイトでお馴染み「食べログ」のさらに役立つ情報を教えて頂きました! それが「食べログアプリ」です。
パソコンやスマホで検索し、そのまま使っている方も多いと思いますが、実はアプリならではの便利な機能があるそうです。今回は、近くに空いているお店がすぐに見つかる「現在地検索機能」を教えて頂きました。
実際に画面を操作しながら教えて頂きます。
「今いる場所から近いお店を探す」というボタンを押すだけで簡単に近くのお店の空き状況がわかり、そのまま予約まで! ふたりも「これは便利!」と驚いていました。また、検索はエリアを指定することも可能なので、いつでもどこでも簡単にお店探しができるんです。
食べログアプリ、ぜひダウンロードして使ってみてください!
【今日の1曲】パプリカ / 米津玄師
今週もお聞き頂き、ありがとうございました!
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こんにちは!
西川あやのです!
今日は、
新型コロナウイルスの影響による政府の新たな要請
セーフティネット保証制度について
公設秘書が公職選挙法違反の疑いで逮捕された河井案里参議院議員
野田市虐待死事件の栗原勇一郎被告
名古屋ウィメンズマラソン
大学入試を巡る国会の動き
食べログアプリなどについてサキドリしました!
来週も変わらず、お付き合い下さい...!