今動いているニュースを様々な角度から深く掘り下げる『ニュースオフサイド』
介護業界が直面している感染症対策の課題を取り上げました。
今月1日から原則「面会禁止」の措置をとっている、埼玉県白岡市にある特別養護老人ホーム「いなほの里」施設長の山崎文博さんにお話を伺いました。
山崎さんは、WHOの緊急事態宣言が出されてすぐ、緊急的に対応すべきだと考え、通常も11月~3月のインフルエンザ流行期は感染症対策をしていますが、手指消毒やマスク着用を徹底したそうです。
ただ、「面会禁止」で認知症の方が家族と会えないことで、症状が進行してしまう場合もあるので、そのあたりが心配だともおっしゃっていました。ご家族からも認知症進行懸念の声と、感染症対策の取り組みについてここまでやってくれて安心ですという声の両方が聞かれるそう。
感染症のリスク・発症のリスク・死亡のリスクがある高齢者が入居している施設なので、感染が終息するまではしっかりと続けていくとお話してくださいました。
介護現場の経験がある淑徳大学 結城康博教授は、「いなほの里」の対応について、「面会禁止」は一定期間はやむを得ない措置で、お年寄りを守るために参考になる事例だと思うと評価。
また、介護施設の問題だけでなく、日帰りのデイサービスを活用されている方や、ヘルパーさんが来てくれる家など、在宅の要介護者にとっても非常に危機的状況だといいます。
感染防止のためとはいえ、介護サービスをうち止めてしまうわけにはいかず、職員や利用者の衛生面の徹底と、ヘルパーさん自身の健康管理も重要だということでした。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
新型コロナウイルスの感染を防ぐために、学校で必要な感染対策は?
細木美知代記者が東京都立西高校を取材。萩原聡校長にお話を伺いました。
東京都立西高校では、今日から始業時間を1時間半遅らせて午前10時にし、電車やバス通学の学生がオフピーク通学できるよう配慮。授業自体も40分の短縮授業にしています。また、卒業式・謝恩会・送別会の中止も決定。萩原校長は「3月は学校のまとめの季節で、色々な催し物がある。教育活動全体として出来ない部分があるのはもどかしい。」と、苦しい心境もお話してくださいました。
学校での有効な感染症対策を伺ったのは、小児感染症がご専門の自治医科大学 田村大輔准教授です。
「症状の軽い方がいたり、自覚がなくうつしてしまう方がいる以上、子供の症状がいまいち分かっていない部分があるので、北海道の一週間休校という期間は、学校内での感染を拡大させないためには妥当。
休み時間ごとに手洗い・うがい・消毒を徹底し、なるべく大勢の生徒が一堂に集まらないよう、休み時間をクラスごとに変えたり、全校集会などは無しにする。学童保育などの現場も見直しが必要だろう。」とのこと。
清水デスクは、集団感染を防ぐための対策としては、「なくても済むものは大胆にカットする。縮小できるものは縮小。」とした上で、「Eラーニング(ネットを活用した学習)の導入を!」と語りました。
報道スポーツセンターからお送りしている石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
今日は、奈良県消防学校が5年間、消防訓練せずというニュースをお伝えしました。
2015年4月以降は訓練をせず、職員に避難経路を口頭で説明するだけだったことが分かりました。なんとそのほかにも5カ所の施設で発覚。
消防法は、不特定多数が出入りするなど一定の要件がある建物で年1回以上、消防訓練をするよう定めています。
文化放送も年2回、きちんと訓練をしており、自治体と消防から表彰も受けているんですよ。
木曜コメンテーターの和田秀樹さん、お休み。コメンテーター は文化放送・報道スポーツセンター 清水克彦デスクでした。
『今日のオピニオン』 のテーマは「3歩先を行け!」
昨日、ニューヨークから帰ってきたばかりの清水デスク。
飛行機に乗る際「ダイヤモンドプリンセスに乗っていませんでしたか?」と聞かれ、機内もみなマスク姿。ニューヨークに到着すると、中国人観光客の団体が中国からではなく日本経由でアメリカに入っていたり、マスクをしている人は全然いない、緩ーい光景を目にしたそうです。
「日本は、マスクに関しては神経質になっているけれど、国会は緩い。「桜を見る会」や「定年延長問題」、そういうのはいったん置いておいて、経済損失のリスクがあったとしても、国民の健康を害する恐れがあるもの、新型コロナウイルスのことをやるべき!オリパラを成功させるためにも、日本政府は先を見て、日本の中の感染を撲滅、日本の安全を世界へアピールしないといけない。」と語り下ろしました。
『SAKIDORIスポーツ』担当は鈴木純子アナウンサーです。
今日取り上げたは、柔道オリンピック代表内定について。柔道の強化委員会を取材中の西村志野記者に、講道館から伝えてもらいました。
12人が決定し、残る男子66キロ級は持ち越し。最終選考会となる4月の全日本選抜体重別選手権で代表が決まります。
▼「選考を思い浮かべる中で、ギリギリで落ちた選手たちの顔しか浮かばない。」と声を詰まらせた井上康生監督の音声を聴いて、純子アナも涙をこらえていました。
『ニュースパレードアネックス』
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、全国の自治体や企業にも、テレワークや時差出勤などの動きが広がっています。
昨日から、電通や資生堂は在宅勤務。神奈川県は5割を在宅勤務に。確定申告も期限が延長されました。可能であれば、郵送やインターネットでの提出を呼びかけています。
岡田紀子記者に、今日から在宅勤務が始まったマスク製造最大手のユニ・チャームの広報の方のインタビューをまじえ、伝えてもらいました。マスクの生産ラインはストップせず、今日から3月6日まで、2000人が在宅勤務となるようです。
吉田愛梨レポーターの『SAKIDORI最前線』
今日から配信がスタートしたNetflixのジナルドラマ「フォロワーズ」をご紹介!
なんと、女優の池田エライザさんにインタビューさせていただき、音声を交えてお送りしました。
▼「透明感が、すごかった♡」
【今日の1曲】 渋谷で5時 / 鈴木雅之 & 菊池桃子