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第755回:新型コロナウイルスによる、さまざまな影響
今動いているニュースを様々な角度から深く掘り下げる『ニュースオフサイド』
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、この週末の政府の動きを振り返るとともに、明日発表される総合的な基本方針の内容についてサキドリました。
昨日から今日にかけての動きを伝えてくれたのは、山本カオリ記者。
今日で3回目となる厚生労働省で行われた専門家会議では、主な論点として、①クラスター「感染の繋がり」②リスクコミュニケーション「国民にどう理解して行動してもらうか」③新型インフルエンザと新型コロナウイルスの違いという、3つが話し合われたということです。
新型コロナウイルス対応をした医師や看護師らが職場内外で不当な扱いを受けていることについて、精神科医の名越康文さんに伺いました。なぜこのようなことが起きたのかというと、福島の原発事故と似ていて、恐怖心が怒りや差別などを引き起こして迫害へ繋がったと名越さんは分析。「立場や命令、誰かに従うのではなく、コミュニケーションをとって自分を取り戻して自分の心で考えることが大事。冷静に考えられる人と情報を共有して対話を。健康管理を怠らず、無理して仕事をせず、体調が悪ければ休む。国民一人一人が十分高い意識で、感染の拡がりを抑えていると思う。老人・弱い方を守るんだと、そういう意識を持って!」と語ってくださいました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』新型コロナウイルス感染拡大で影響を受けている受験生、就職活動を控えている大学生、そして企業の人事担当者の現状と今後の見通しは?
西村志野記者はお茶の水周辺で、学生にインタビュー。「この受験のために必死にやってきたのに・・・」「マスク着用での試験は戸惑う」など、不安な声が聞かれました。
追試験を行うかもしれない大学も出てきており、大学側の対応も揺れ動いている様子。お電話を繋いだのは、特別措置をとる大学の一つ、佐賀大学の入試課・課長の園田泰正さん。医学部の先生から、新型コロナウイルスは今のところ治療薬がなく、感染拡大をしないために追試験は行うべきじゃないというアドバイスを受け、佐賀大学では、センター試験の結果と調査書で総合的に判断ということに決定したそうです。「佐賀大学に出願・受験をしてくれた受験者の方に最大限配慮できることはないかと考えた。受験している方側から見ても公平性は担保できると考えている。」とお話してくださいました。
スタジオには、大学ジャーナリストの石渡嶺司さん。大学サイド・企業サイドは、セミナーはWEBで対応できるものはWEBで、先送りできるものに関しては先送りという対応を余儀なくされるとのこと。入社式、勤続表彰、新入社員研修・・・盛りだくさんの季節ですが、今後、20代の患者がどの程度増えるかが、担当者としては悩ましいところだろうということでした。
報道スポーツセンターからお送りしている石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』今日は、相模原駅の駅員が新型コロナウイルス感染のニュースから、JR東日本としての感染症対策について取り上げました。感染が確認されたJR東日本の社員である男性は、事務室で当直の事務作業を担当し、接客業務はしていないそうですが、この男性に接触した社員のうち微熱があった2人は自宅待機中。JR東日本は、マスクや消毒液など備蓄はしているものの、感染拡大が長引けば長引くほど、なくなってしまうことを危惧。政府が優先的に回るよう努めるとしているので、できればそうしてもらいたいとしています。また、駅員が優先的にウイルス検査が出来るものでもないので、相談窓口を設け、不安のある社員が相談しやすい環境づくりにも努めているとのことです。▼放送前、取り上げるニュースの内容を打ち合わせ中の真紀さん。
コメンテーター 金子恵美さんの『今日のオピニオン』テーマは「頑張れ!ニッポンのパパ」3連休最終日の今日、番組前の午前中、浦安に行く用があった金子さん。街で、積極的にベビーカーを押したり、お子さんを連れて歩くパパたちを見かけたそうです。そんなパパたちに向け、語り下ろしたのは、男性の育児参加について。
せっかく育休を取得しても、育児に2時間以下しか参加していないという調査結果から「考えてみれば、沐浴とか、ミルクをあげるだけなら、そのくらい(2時間くらい)になっちゃう。しかも、孫をあやしたいおじいちゃんおばあちゃん、ママだって面倒見たい、となるとパパたちの子育てタイムはそのくらいになっちゃうんじゃないかなと私は思う。」とし、「ママとしては、家事負担を軽減してくれることが1番!」だと提案。海外では家事は機械化が進んでいるため、妻の負担が少ないそう。「育児だけでなくて、家事労働を必修化させる。それが出来ない人は、育休を取得できないようにするくらいやった方がいい。色々ありましたが、先日、うちも結婚5周年を迎えました。夫の家庭の貢献度が高いから、うまくいってると思う。育児よりも家事をしっかりしてあげると、家庭はうまくいくよ!」と自身の経験を踏まえ、ニッポンのパパへアドバイスを送りました。
『SAKIDORIスポーツ』砂山圭大郎アナウンサーが取り上げたのは「アーティスティックスイミング」の話題。なんと!選手たちのメイク講習会が公開されました。実は、意外や意外『一般的に外を歩けるメイク』という規定があるそうなんです。(へぇ~~!)コーセーのトップメイクアップアーティストがメイクをレクチャー!メイクデザインを担当された石井勲さんは、水着の中心の色味を基調にしているというポイントをお話してくださいました。今回の日本の演目「空手」はブルー。「進化」はグリーン。(へぇ~~!)選手たちは、メイクさんにしてもらうのではなく、自分でメイクをするんですって。(へぇ~~!)競技専用のメイク道具があるのかと思いきや、そういう特別なものはないのだとか。(へぇ~~!)ウォータープルーフのリキッドとパウダーを何層にも重ねるサンドイッチのような構造のメイクで、水中でも落ちにくいメイクを実現!どうしても、選手たちは試合モードになるときついメイクになりがち。最終的に井村ヘッドコーチが、ポケットに常備したメイク道具でお直しを施すこともあるようです。井村ヘッドコーチ、メイク上手なんだそうですよ!(へぇ~~!)
『ニュースパレードアネックス』新型コロナウイルスの感染拡大で、マスクの品薄状態が続いています。菅官房長官は先週金曜日の会見で、「週1億枚以上」の供給を確保したと強調。マスク不足は解消されつつあるのでしょうか?
吉田涙子記者が巣鴨の地蔵通り商店街を取材。7店あるマスクを取り扱うお店全てで、マスクは売り切れ。お店の方のお話では、ちょこちょこ入荷があってもマスクはすぐに売り切れてしまうそうです。首からぶら下げる除菌グッズなどのコーナーを充実させているお店も。また、観光客が多い皇居前を通りかかったらガラーンとしていたといいます。そのほか、涙子さんが最近、新型コロナウイルス対策を感じたのは、裁判傍聴のためにリストバンドを付けてくれる方が、一人付けたら消毒、一人付けたら消毒と、アルコール消毒を欠かさないことだとか。
放送作家でコラムニストの山田美保子さんの『芸能アラカルト』まずはお笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実さんが今日から活動再開へという話題から。今日、美保子さんご自身が、徳井さんへメールをしたら、律義に返信くださったそうです。「テレビやCMはすぐにとはいかないかもしれないけれど、吉本興業さんは劇場もあるし、水谷千重子(友近)さんのとこで、六条たかやさんとしての姿も早く見たい」と語りました。かわって、3月末にジャニーズ事務所を退所すると発表した中居正広さんについて。中居さんがお一人で記者会見に臨むのは、5年前の清涼飲料水の記者会見以来のことだといいます。「ジャニーズ事務所は契約時期が9月、そして4月には様々な番組の改編が行われるので、周りに迷惑がかからないようにこの時期にしたのだろう」と美保子さん。当分はジャニーズ事務所の担当マネージャーさんが中居さんにつくそうです。SMAPとしての活動にも期待を寄せた、美保子さんと一美キャスターでした。【今日の1曲】 スプリング☆スプリンガー ~春に跳ぶ人~ / 堂島孝平