スペシャルウィーク2日目は、火曜レギュラーコメンテーターの石田純一さん&スペシャルコメンテーター国際ジャーナリストの小西克哉さんでお届け!
今動いているニュースを様々な角度から深く掘り下げる『ニュースオフサイド』は、今日も新型コロナウイルスに関するニュースです。
田中正史記者に、昨日から今日にかけての新型コロナウイルスに関する情報として、クルーズ船の下船を明日から開始することや、WHOが発表した「新型コロナウイルスの致死率」に関する情報をまとめてもらいました。
致死率は2%、SARSやMERSほど致命的ではないとのこと。
病院での感染者が出た和歌山県湯浅町は、醤油の発祥の地として知られていて、中国からの観光客も数多く訪れます。
天保12年創業、湯浅醤油の老舗、株式会社「角長」の加納誠社長に、現在の様子を伺うと普段と全く変わりないそう。
「病院からもけっこう離れているので、みんなバタバタしている感じではない。これから影響が出るかどうか心配はしている。」ということで、アルコール消毒の慣行やマスク着用などの対策をしながら、お仕事をされているとお話してくださいました。
厚生労働省が公表した「検診や受診の目安」について、医療ガバナンス研究所の上昌広理事長は「問題が多い。どなたが受診を受けるかを政府が決めるなんて。風邪と全く区別がつかないので患者さんは不安。」だと指摘。
日本での感染の拡大は、中国で拡大したらある意味、こうなっても致し方のないことで、ゼロには出来ないので、ある程度広がるスピードを落とすしかないといいます。
「全国でウイルス検査が受けられるよう、早急に整備を進めて、これが出来れば、連鎖してどんどん出来ることが増えていく。感染者が増えていないのだから、東京マラソンやオリパラだって大丈夫だって、エビデンスを持って言うことが出来る。初めから民間に任せればできたはず。中国は1カ月で大量のデータを収集した。日本は検査しないでデータなしで何が出来るのか?」と訴えました。
小西さんも「本当に能力のある学者が集まってやってんの?民間をなめてる。」
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
小泉進次郎環境大臣が、長男誕生からおよそ1カ月で12日分の育児休暇を取得したことを明らかにしました。
政府は、子供が生まれた男性の国家公務員に対し、1ヶ月以上の育児休暇の取得を促す取り組みを4月から始めますが、男性の育休取得は変わるのでしょうか?
まずは国会から、奥山拓也記者。
昨日の小泉環境大臣の冒頭挨拶を紹介し、先月17日の長男誕生から、時短勤務や休日の地元行事を休んだりしながら、予定を上回って取得できていることなどを伝えてもらいました。
西村志野記者は、ららぽーとのある豊洲周辺でインタビュー。
今日は、お子さん連れの男性も多かったようです。
会社の制度自体はできているが自分は育休取得しなかったという方、申請をしてから何週間も時間がかかって、とってみなきゃわからないこともあるなと感じた方、自分のペースで奥さんもきちんと休めるように気を付けている方、色々なお話を聞くことが出来ました。
30代の女性は、「「取るだけ育休」という話も聞くけれど、形だけでも育休を取らないと何も始まらないから、まずは取って!」という声も。
インタビューにも出てきた「取るだけ育休」。今、巷で増えているそうなんです。
人事労務コンサルタントで社会保険労務士の佐佐木由美子さん解説していただきました。
「取るだけ育休」とは、その名の通り、育休を取るだけで、家事や育児に費やす時間が1日2時間以下という、ポーズだけで家事も育児もやらない夫の実態からきています。
4000人の母親へアンケート調査を行い、そのうち夫が育休をとった500人からは「家でダラダラするだけ。結局、家のことは私。」「赤ちゃんと旦那の世話で倍、大変!」などのネガティブな意見も聞かれたとか。
「僕はゴミ出しはやりますよ!」という一美キャスターに、「急に家事や育児をやったことがない人がやっても無理。ゴミ出しは家事じゃない!」と佐佐木さん。
男性の育休取得率は6.16%と非常に低く、これを上げるには、「取りやすい雇用環境整備と管理職の意識・考え方を変える働きかけが必要。」
上司が部下に育休を取らせることが評価される企業も徐々に出てき始めているというお話もしてくださいました。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
▼小西さん&真紀さん&びんさんをパチリ!以前、文化放送の朝ワイド番組をやっていたメンバーです。
さて、スペシャルウィークの今週は、恒例となりました被災地応援プレゼント企画実施中!
2日目は、東日本大震災で大きな被害を受けた、宮城県名取市の閖上地区。
かまぼこを製造・販売する株式会社「佐々直」常務取締役 佐々木悠輔さんにお話を伺いました。プレゼントは「佐々直のかまぼこセット」を2名様に。
スペシャルコメンテーター 国際ジャーナリスト・小西克哉さんの『今日のオピニオン』
テーマは「ハリウッドの救世主『パラサイト』」
格差を描いた作品では『ジョーカー』も評価されていますが、小西さんは「『ジョーカー』は、アメリカのメディアが格差を表面的に扱う批判を用いてみたり、「あ~、またこの手か」と、ストーリーが読めてしまってがっかりした部分もあった。」そう。
一方で、韓国の格差を描き、アカデミー賞4部門を受賞した『パラサイト』は、「コメディにするには難しいテーマなのに、言葉の依存無しで笑えるところが素晴らしい!貧しい人が貧しい人を蔑む、いがみ合い。多層的な描き方で、先が読めない展開だった。」と絶賛しました。
日本の是枝裕和監督の『万引き家族』、イギリスのケン・ローチ監督の『家族を想うとき』も格差をテーマにした作品です。
それぞれの国のことを、それぞれの監督の個性で、微妙なタッチで描いていると紹介してくださいました。
『SAKIDORIスポーツ』
担当は、寺島啓太アナウンサー。
3年連続ホームラン王なるか!?埼玉西武ライオンズの山川穂高選手について取り上げました。
2018年、2019年と2年連続のホームラン王も、昨夏は自身が語るように「ホームランに固執しすぎた」ことで不振となってしまいました。
しかし、オフには、森友哉選手らと沖縄で自主トレに励み、打撃フォームを改造したといいます!
3年連続ホームラン王となれば、6人目。しかも3年連続40本以上となれば、王貞治さん、野村克也さんに次ぐ、史上3人目の偉業達成となります。
▼「三冠王もありうるんじゃない!?」と石田さんも期待!
『ニュースパレードアネックス』
新型コロナウイルスによる肺炎の拡大が世界や日本の企業業績に影を落とし始めています。
GDPが5四半期ぶりのマイナス成長となった日本では、中国からの観光客減少に加え、製造業では部品の供給が滞り、一時停止する工場も出ています。そんな中、今日午後、経済同友会に定例会見が開かれました。
取材したのは伊藤佳子記者。
経済同友会の櫻田謙悟代表幹事は、今後の景気について「全体としては弱含んではいるが、景気がズドーンと落ちてくるとは見ていない」と述べました。また、企業としてはテレワークを推進することが感染防止につながるとも。五輪前の練習の意味でも、前倒しで始めている企業も出てきているそうです。
【今日の1曲】 Hammer To Fall / QUEEN