今日は、スポーツライター の斎藤寿子さんに、パラテコンドーのお話を伺いました。
先月末、日本財団パラアリーナで行われた、東京パラリンピック日本代表選考大会「サンマリエ カップ」を取材されたそう。
まずは、東京パラリンピックでのパラテコンドーの基本から教えていただきました。
上半身に障害がある選手を対象にした組手(キョルギ)のみで、胴体への蹴りのみ有効で、突きはなし。普通の蹴りは2点、180度の回転が加わって後ろ蹴りは3点。360度の回転蹴りは4点と、蹴りも回転によってポイントが異なります。
今回、代表に内定した3人の特徴も解説!
■元々、75キロ級だったのを、13~4キロ減量して体格的に有利な61キロ級に参戦した田中光哉選手。(27歳/男子61キロ級)
スピードと、176センチの長身から繰り出されるリーチのある蹴りが
■左上腕部を事故で切断し、つい3年前に競技を始めたばかりだという工藤俊介選手。(26歳/男子75キロ級)
今回、ライバル選手にポイントを先行されていながらも、最後の最後にポイントの高い回し蹴りで勝利をおさめました。パラテコンドーは、最後まで勝敗が分からないところも面白い!
■3度の冬のパラリンピック出場経験を持つ太田渉子選手。(30歳/女子58キロ超級)
2006年トリノ:バイアスロンで銅。2010年バンクーバー:クロスカントリーで銀。2014年ソチ:日本選手団旗手として出場したあと、一度引退していましたが、パラテコンドーを始められました。
東京パラリンピックのパラテコンドーは、幕張メッセで行われます!今日ご紹介した選手たちの活躍に期待です!