今動いているニュースを様々な角度から深く掘り下げる『ニュースオフサイド』でお伝えしたのは2つ。
1つ目は、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で起きた新型コロナウイルスの集団感染。今日、高齢者や持病のある乗客が下船する見通しとなりました。
大黒ふ頭から、石森則和記者に最新情報を伝えてもらいました。
海水を生成して生活用水にする作業のため、ふ頭を出るはずだったクルーズ船、60人を超える方の搬出作業が長引いているため、この時間もまだ停泊中でした。
今日は、メンタル面を見る医師も乗り込み、各部屋の衛生環境がしっかりしているかなどもチェックしているとのこと。
船内では、情報を求める人たちが一気にあふれ、インターネットが繋がりにくいことも問題となっているようです。これからますます、乗船中の方々の精神面のケアも重要になってきそうだということでした。
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2つ目に取り上げたのは、通販サイト「楽天市場」の送料無料プランに対し、公正取引委員会が立ち入り検査。
楽天は来月18日から、購入額が3980円以上であれば、一部の地域を除いて送料を無料にするサービスを始めるとしていました。
楽天株式会社に、今回の公正取引委員会の立ち入り検査についての見解を聞くために本社にお電話してみましたが、今日は祝日のため繋がらず、お話を聞くことが出来ませんでした。
出店者からは反発が広がっています。
先月22日、楽天市場の出店者らで作る「楽天ユニオン」は送料無料化の撤回を求め、公正取引委員会に対し、署名を提出しました。
お話を伺った楽天ユニオン代表の勝又勇輝さんは、「Amazonに勝つには送料の無料化しかないと楽天は主張しているが、個人の見解だけれど、Amazonと楽天はそもそも違うと思う。これまでも楽天は一方的に、店舗側に不利な規約変更をしてきている。集団訴訟にまで発展せざる負えないのかと考えている。」ということで、一例にあげてくださった代金を口座振り込みで支払う場合に楽天銀行以外の銀行口座にすると、罰金として140万円支払わなければならないなど、驚きのあまりスタジオも唖然とするお話も聞かせてくださいました。
このまま送料無料プランが進められてしまうと、商品価格に上乗せしなければ、お店としては利益がなくなってしまい、楽天株式会社のイメージに関わると思うので1日も早く撤回してほしいとおっしゃっていました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
オーストラリアの森林火災について。
現地を調査した防災・危機管理アドバイザーで、防災システム研究所 山村武彦所長にお話を伺いました。
昨年12月の21日から1週間、ニューサウスウェールズ州(日本の2倍の面積)をずっとまわって来たそうです。
原因として多くが落雷や、放火、火の不始末などがありますが、実際は3年前からまとまった雨が降っていなかったための乾燥。
ユーカリには油が多く含まれているため、火災旋風・スポットファイヤーとなって飛んでいき、何もなかったところに急に火が付いてしまいます。燃えた山には保水能力もなくなり、雨が降れば土砂災害にも繋がるとか。
広大なので、全部を消すことは難しく、本当に守らなければならない住宅街や水源地ほ決め、バックバーニングというアボリジニに習った消火法で対応していると解説してくださいました。
日本からは物資輸送を行っているが、消火作業には参加していない点にも触れ、機材のことなど難しい面も多いが、こういう大規模な森林火災は世界で対処すべきだと指摘しました。
動物救援活動を支援するチャリティーイベントを開催しているLUSH新宿店からは、西村志野記者のレポート。
実際に現地に行った方から、スクリーンに映し出された画像を見ながらお話が聞けるのは貴重な機会だと、会場には遠方からはるばる足を運ばれている方もいらっしゃいました。
お話を伺ったのは、LUSH新宿店 ジェネラルマネージャーの飯村麗さんです。
環境や人・動物の権利に配慮したビジネスに取り組んでいるLUSHでは、化粧品の動物実験をしない、リサイクル、プラ容器を使わない商品の販売などなど、その場限りではない持続的な取り組みを行っています。
その中で、今回の火災がこれ以上、被害拡大しないように何らかの支援をしたいと、お客様や社員の思いから実現した「コアラ型のチャリティー石鹸」の限定販売。世界で5万個、日本では先月29日に3600個限定でリリースされましたが、新宿店でもあっという間に売り切れ!
「もっと協力したい」という声で、LIAとタッグを組んで今回のイベント開催に至ったそうです。
昨日、今日と予想を超える多くの方にお越し頂いて、チャリティポットを購入して頂いていると、飯村さん。
報道スポーツセンターからお送りしている石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
今日は、アメリカ「アカデミー映画博物館」、12月にオープンという話題を取り上げました。
アメリカのアカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは、ロサンゼルスに建設中の「アカデミー映画博物館」を12月14日にオープンすることを決定。博物館の使い方についてはまだ詳しく明かされていませんが、これから少しずつ分かっていくのも楽しみですね。
ちなみに、昨日のこの時間も「第92回アカデミー賞」についてお伝えしましたが、アジア初の快挙を達成した『パラサイト 半地下の家族』の話題を、報道していない局が多かったことに驚いてしまったという真紀さん。
コメンテーター 俳優の石田純一さんの『今日のオピニオン』 テーマは「インフルエンザも忘れずに!」
新型コロナウイルスも脅威ですが、今、アメリカではインフルエンザが猛威をふるっています。去年から今年のインフルエンザシーズン、患者数は1900万人、死者の数は1万人を超えました。
直接的・あるいは間接的にインフルエンザによる合併症などで重症化して亡くなる方は多く、「新型コロナウイルスはこの先どうなるかが未知だから心配なのは分かる。けれど、なめてはいけないのがインフルエンザ!手洗い・うがい、マスク着用。混雑している場所に行かない、十分な栄養と睡眠を!」と語りました。
『SAKIDORIスポーツ』
長谷川太アナウンサーが、急逝した野村克也さんを偲びました。
お話を伺った野球解説者の笘篠賢治さんは、「勝つことにこだわりを持った監督だった。弱いチームが強いチームをやっつけるための役割分担を徹底した方だった。」と振り返り、都内で会見を開いた石井一久さんは「普段、しゃべり方や動きが遅い方だったのに、すんごいスピードで椅子を蹴飛ばされたことがあった。その時に、野球に熱い方なんだと、プロ2年目の自分の意識もそこでちょっと変わったと思う。ありきたりだけれど、ありがとうございましたと心から伝えたい。」と語っていました。
今日はリスナーさんからも、たくさんの野村克也さんへの思いを綴ったメッセージを頂戴しました。ご冥福をお祈りいたします。
『ニュースパレードアネックス』
4月1日から東京都では、受動喫煙防止条例などの全面施行に伴い、飲食店は「原則屋内禁煙」になります。
50日前の今日、港区麻布十番商店街で、小池知事と港区の武井区長が参加してカウントダウンキャンペーンが行われました。
▼店を視察し、ティッシュなどを配る小池知事。
取材した伊藤佳子記者に、おでんの福島屋さん、永坂更科 布屋太兵衛さんのお話を交え、伝えてもらいました。せっかくの出汁のいい香りがたばこの匂いで台無しになってしまうのは残念ですし、お子さんを連れたご家族も多いお店では、良い取り組みということで、今のところ大きなトラブルはないそうです。
また、専用喫煙室で完全に分煙を図った上島珈琲店では、電子タバコのブース内にさらに紙タバコのブースが設けられていました。
今日街でお話を聞いた方々は皆さん、受動喫煙の心配から禁煙に賛成という声がほとんどだったということです。
【今日の1曲】 Start Me Up / ザ・ローリングストーンズ