今動いているニュースを様々な角度から深く掘り下げる『ニュースオフサイド』
新型コロナウイルスの感染拡大で日本経済への打撃、そして中国をはじめ世界経済への影響は?
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 景気循環研究所のシニアエコノミスト 宮崎浩さんのお話では、「現状は、新型コロナウイルス影響前から景気は弱かったということ。去年の8月から景気は下向きだった。そんななか、消費増税が行われ、暖冬の影響などが重なっている。GDP値は、前回の消費増税のときと同じくらい(当時は7.4%)落ち込むのでは?」とマイナス成長を予測されていました。
春節明けの北京や上海の様子を、共同通信中国総局・大熊雄一郎記者のお話をまじえ、清水克彦デスクに伝えてもらいました。
上海も北京も、企業活動が再開されたものの、電車・バスともにガラガラ。北京では、オフィスの建物に入る際に体温測定が行われているそうです。
「だんだんと湖北省から感染が広まりつつある。感染が怖い。心理的プレッシャー。自主的に自宅隔離ということで、出勤できない人もいる。」とのことで、本格的な企業活動再開まではまだ時間がかかりそうです。
横浜に停泊中のクルーズ船では、新たに10人が新型コロナウイルスに感染。
大黒ふ頭から西村志野記者に今日の様子を伝えてもらいました。
周辺は午後2時頃から感染者を搬送する救急車、消防車が集まって物々しい雰囲気に。
現在は、自衛隊の車両が船の出入り口に付けらています。物資の搬入も行われたということでした。
船から、「情報不足深刻」などの文字を書いてこちらに手を振る方も見受けられました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』でお伝えするのは2つ。
まずは、国会での答弁が迷走している北村地方創生担当大臣をめぐる問題から。
国会から山本カオリ記者のレポートです。
「急だったので・・・」と言い訳していた北村大臣、週末、国会答弁の特訓をし、議員たちからのサポートも受けながら、今日の衆院予算委員会に臨みましたが、特訓の成果は見られず、迷走は改善されませんでした。
「文書管理『課』」と言うべき場面で「文書管理『者』」と何度も言い間違い、そもそも理解してないんじゃないか状態だったそう。
すでに、「これからのスーパーシティ法案の答弁のほうが危うい」「しっかり勉強すると言っているがこれじゃあ厳しいな」「かなり高齢だし辞めるんじゃないのか」という声も。
北村大臣が追い込まれるのを狙っている入閣待機組の議員はたくさんいるという話も出てきているようです。
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かわって、東京オリンピックのマラソンチケットの払い戻し問題について。
大会組織委員会が記者会見を行いました。どこまでクリアになったのか、会見を取材した伊藤佳子記者に説明してもらいました。
ほかの陸上種目とセットになっていた女子マラソンですが、女子マラソン以外のセットになっていた競技を観戦するという人には「女子マラソンを除いた新たなチケット価格」との差額分を払い戻し(チケットの種類で金額が異なるので注意!)。
ほかの種目も観戦しないという人には全額返金ということになりました。
また、男子マラソンチケット購入者には、国立競技場で陸上競技を観戦する機会を提供するために「READY STEADY TOKYO-陸上競技-」のチケットが優先販売されるという発表もされたそうですが、まだ出場選手もはっきり分からない上に、優先販売・・・・見たいなら買わないといけないという部分がどうも腑に落ちない感じもしますね。
報道スポーツセンターからお送りしている石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
今日は、第92回アカデミー賞に関する話題もピックアップ!
日本時間2月10日にアメリカ・ロサンゼルスで行われた第92回アカデミー賞授賞式。ポン・ジュノ監督が手がけた韓国映画「パラサイト 半地下の家族」が作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を受賞しました。
まだ見ていないという方は、予習をせず、期待値を上げ過ぎないで行った方が絶対いいと思うと真紀さん。
今回、監督賞にノミネートされたのは全員男性。
ナタリー・ポートマンさんは「素晴らしい仕事をしたにもかかわらず、それが認められなかった女性たちについて、私なりの方法で称えたかった」と、金糸で女性監督の名前が刺繍されたドレスを着て登場したことも話題となっています。
コメンテーター 金子恵美さんの『今日のオピニオン』 テーマは「地方創生を次のステージへ」
答弁迷走で問題となっている北村大臣ですが、兼務している地方創生政策について、どこまでやってくれるか見たいと思っているという金子さん。
現在、文化庁が京都に移転したように、そのほかの中央省庁の地方移転が進められています。
地方創生の狙いである「人口減少克服」と「東京一極集中是正」のために、東京23区から地方へ本社機能を移すなどした企業を優遇税制していますが、メリットは少なく、なかなか成果は出ていません。
「自治体の取り組みの成果によって待遇を変える、成果の出たところを伸ばしていくことが必要なステージに来ているんじゃないか。」と語り下ろしました。
『SAKIDORIスポーツ』
砂山圭大郎アナウンサーが取り上げたのは、国際大会派遣選手選考会が行われた「飛び込み」の話題です。
今日は、数字とアルファベットを組み合わせた暗号のような「飛び込みの技」の名前の意味から解説してもらいました。
今日は、最大の注目、現在13歳の高飛び込みの玉井陸斗選手をフィーチャー!
去年、12歳で大人の大会に初めて出て優勝。年齢があまりに若過ぎたため、東京オリンピック代表内定のチャンスが見送られていました。
プレッシャーに勝てるかなど、試された今回の選考会では、2本目のミスで5位に追い込まれましたが、メンタルの強さを見せ、最後の6本目91・80点で見事な挽回!
1位でワールドカップ代表入りをほぼ確定させました。
『ニュースパレードアネックス』
神奈川県相模原市の知障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、入所者ら45人が殺傷された事件。
殺人などの罪に問われている元職員、植松聖被告の裁判員裁判は今日、弁護側が申請した証人尋問が行われました。
裁判を傍聴した田中正史記者のレポートによると、植松被告は黒いスーツ姿で出廷、発言の機会はありませんでした。パイプ椅子のような椅子に座り、背筋を伸ばして、表情を変えないままずっと前を見続けていたといいます。
今日は精神科医が証言を行い、性格やパーソナリティについて、スライドなどを使いながら解説。
学生時代は明るく社交的、明らかな反社会的な部分はなく、言うなればやんちゃなお調子者。
その後、大麻を使うようになってからは、人が変わった状態に。「大麻の乱用で(事件)当時、本来の精神状態ではなかった」と証言しました。
先週の裁判では大麻使用の影響を否定する専門家もおり、意見は割れていますが、今後も責任能力に関して問われるということです。
『芸能アラカルト』
放送作家でコラムニストの山田美保子さんにお電話を繋いで、鈴木杏樹さんの不倫問題について語っていただきました。
元宝塚歌劇団宙組トップスターの貴城けいさんという美しい奥様がいるのに不倫に走ってしまった喜多村緑郎さん。
鈴木杏樹さんのFAXの中には「もうすぐ独り身になると聞いた」という一文があり、奥様への謝罪はされず。週刊文春は、貴城けいさんにも取材していて、杏樹さんに向けて「人生を返してほしい」とコメントされています。
もともと世田谷育ちの裕福な貴城さんが、夫の喜多村さんを金銭面でもサポートしてきた部分があるよう。
去年のクリスマスや年末年始も、ご夫婦揃ってSNSで仲良しの姿をアップしており、「鈴木杏樹さんは、不倫男の常套句に完全に騙された。東出さんのように何年にも渡っての関係ではなく短期間だし、元さやに戻るんじゃないか。こうなる前に、芸能界で不倫をされている皆さん。自己申告で名乗りましょう!!」と呼びかけました。
【今日の1曲】 Dress You Up / マドンナ