一美キャスターは今日まで福島取材で不在。コメンテーターの和田秀樹さんもお休みということで、今日は、永野景子&鈴木敏夫コンビでお送りしたSAKIDORI!でした。
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』
新たに10人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたクルーズ船。
昨日、横浜港の沖合をいったん離れていましたが、今朝再び、横浜港に戻って、大黒ふ頭に着岸。食糧や物資の補給などが行われました。
取材した竹田有里記者によると、非常に関心が高いニュースということもあり、大黒ふ頭には海外のメディアを含め100人くらいが集まっていました。
当初の予定では8時頃、着岸予定でしたが、8時44分到着。
すでに生活用品などの物資を積んだ数台のトラックがスタンバイしていました。マスクや体温計4000セット、消毒用のアルコールも運び込まれた模様。
客室から手を振ってくれる方、カメラでこちらを撮影する方も見られたそうです。
11時前、船の真ん中のあたり、グレーのバンや救急車が次々と横付け、新たに陽性反応の出た乗客を搬送。完全にシートで覆われていたので、様子はうかがいしることは出来ませんでした。
静岡がんセンター 感染症内科の部長、倉井華子さんにお話を伺いました。
症状のある方、明らかな接触がある方を検査したので、専門家から見れば、102分の20という割合は納得の結果だそうで、当然のことながら、狭い空間に多くの人が集まれば、今回の新型コロナウイルス以外でもインフルエンザなど感染症は広がってしまうと言います。
マスクは予防に使うのではなく、感染している人が周囲に広めないようにするものだと考えて、状況に応じて使うこと。
乗船中の方々は「自分も感染しているのではないか」と不安だろうし、持病をお持ちの方も心配です。周囲の方々の反応にとても敏感にもなるので、思いやりを持って対応してあげてほしいと語ってくださいました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』は2つのニュースに生で注目!
1つ目、沢尻エリカ被告の判決公判の模様を、東京地裁前から伊藤佳子記者に伝えてもらいました。900人を超える方が傍聴券を求めて
初公判の時と同じ黒のパンツスーツ姿で出廷した沢尻被告。判決は、懲役1年6カ月、執行猶予3年。
裁判官は、「あなたは女優として、仕事で他人を思いやるという心構えが十分でなかったのでは。一人の社会人として、年齢相応に信頼されるよう努力して欲しいと思います。再犯の多い犯罪、慎重に更生に取り組んでほしい」と諭しました。
沢尻被告は初公判で、女優復帰について「考えていない」と明言しています。
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2つ目は、逗子の斜面崩落事故です。
神奈川県逗子市で昨日、道路脇の斜面が崩れ、歩道を歩いていた18歳の女子高校生が巻き込まれて死亡しました。
現場から細木美知代記者のレポートです。
静かな住宅街の中にある逗子市池子という場所。
▼現場には規制線が張られていて、ギリギリのところまでは入れませんが、急斜面の幅2~3メートルが崩落しているのが見て取れます。
高さは15メートルほどの直角に近い斜面、下から半分くらいのところまでは、石垣で補強されているものの、上はむき出し。
現場周辺を歩いてみると、低い山がいくつもあって、坂やがけも多いそう。
▼逗子消防署の注意の看板も。
近隣にお住いの方々にお話を伺ったところ、崩落した斜面には大きな木も植えてあったそうですが、数年前に木の上の部分を切ってしまったらしく、根が腐り、崩落したのではないかという声も聞かれました。
斜面災害がご専門の京都大学 防災研究所の教授、釜井俊孝さんに今回の斜面崩落事故について伺いました。
状況証拠からすると、若い時代の深海が急速に隆起してできた地層のため、柔らかく、風化すると崩れやすいと見られるようです。
こうした柔らかい地盤の急斜面は、トリガー(地震や大雨など)が働くと変形して歪み、これが収まればいいが、収まらないといずれ破壊。
事前に斜面に亀裂が出来ているなどの現象はあったと推定されますが、注意して見ないとなかなか分からないといいます。
土砂災害警戒区域は全国に57万カ所あります。
警戒区域の方は、日頃からどう気を付けておくべきなのか注意しておくことが大事だというお話でした。
報道スポーツセンターからお送りしている石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
今日は、拉致被害者 有本恵子さんの母・有本嘉代子さん死去についてもお伝えしました。94歳でした。
何度も直接お会いし、お話を聞かせてもらったことがあるという真紀さん。お人柄を語ってくれました。
安倍総理は拉致問題を最優先課題と述べていますが・・・・
コメンテーター 鈴木敏夫デスクの『今日のオピニオン』 テーマは「拉致問題~4つの空白」
7年前、文化放送の報道部が制作した拉致問題に関する特別番組、そのタイトルがずばり「拉致問題~4つの空白」。
拉致問題はほとんど動いておらず、4つの長い長い空白が何度も何度も横たわっていて、解決に向けて動いていた時間は短い、それを検証した番組でした。
1977年の警備員が連れ去れらた最初の事件から、43年が経ちます。
その間に硬直化された空白の時間を1つ1つ解説、有本恵子さんが居なくなった時の外務省の対応について語る母・嘉代子さんのインタビュー音声もお聴きいただきました。
ヨーロッパに留学に行って拉致された有本恵子さんですが、1978年当時、ほかにもヨーロッパでレバノン人4人も拉致。
レバノンは国交断絶を宣言し、武力攻撃も辞さない構えだと徹底的に北朝鮮に圧力をかけたといいます。すると、年内に連れ去られた女性全員を解放。このようなこともあったそうです。
「3年のうち、41年間は日本国家の不在期間。何人かを救えない人間には1憶3千万人を救うことは出来ない」と語りました。
『SAKIDORIスポーツ』鈴木純子アナウンサーが取り上げたのは、アーチェリーの話題。
東京オリンピックの正式種目。70メートル先の的を狙って、弓で矢を放ち、得点を競う競技です。
体力・技術に加え、メンタルも重要なこの競技。
今月3日に東京都北区のナショナルトレーニングセンターで、東京オリンピック代表候補となるナショナルチームが合宿を公開しました。
純子アナ、こちらを取材!選手たちの声をバッチリ、録って来てくれましたよ~!
▼ロンドンオリンピックでは銀メダル獲得のベテラン古川高晴選手。「選考会にピークを合わせるのではなく、夏に合わせて調整する。しいて言うなら、精神面で完全な自信を持てない時があるので、それを課題にやっていく」
←(マイクを持ち、写真も撮影する純子アナ!)
▼17歳の女子高生、園田稚選手。とっても可愛らしいですが、気配りも出来る上に、ものすごい練習の鬼なんだとか。
「掴めるチャンスは掴みたい。練習で出来た最大限のことを活かす」
アーチェリー東京オリンピック代表選手は、3月に二次選考、4月の最終選考会を経て、男女3人ずつの代表が決まります。
代表の座を見事射抜くのは誰になるでしょうか!?
『ニュースパレードアネックス』
トランプ大統領 のウクライナ疑惑を受け、議会上院で開かれていた弾劾裁判。
「権力乱用」と「議会妨害」のいずれに関しても「大統領は無罪」という形で、およそ3週間にわたる審理を終えました。
解説は清水克彦デスクです。
無罪評決は予想されていたことでしたが、ミット・ロムニー上院議員が「権力乱用」で、造反票を投じたことは、今後、共和党のなかにも波紋を広げそうだといいます。
11月の大統領選挙に向け、民主党はなるべく早い段階で一本化をするべきだということ、トランプ大統領にとっての脅威になりそうなのは「若者の壁」だとも指摘しました。
吉田愛梨レポーターの『SAKIDORI最前線』では、先週、日本で初めて発売された紐状のお香「AROMA Cord」をご紹介しました。
【今日の1曲】 Private Eyes / ダリル・ホール&ジョン・オーツ