
こんばんは!竹田有里です。
今週スペシャルウィーク火曜日は、国際ジャーナリストの小西克哉さんでした。
小泉環境大臣が1ヶ月で12日間の育休を取得し、注目が集まる男性の「育児休暇」。
日本の男性の育児休暇取得率は、2018年度でも約6%と、女性の80%超え(2018年度)と比べると差は歴然です。
しかも、育休を取得した男性のおよそ3人に1人が、1日あたりの家事育児時間が「たった2時間以下」という調査結果も!
育児以外何してんの?というと、ダラダラしている男性も多いとのこと...
休みを取るだけの育休のままでは、いくら義務化されても女性たちの負担は、パートナーの面倒も見ないといけず
増える一方です。
社会保険労務士の佐佐木由美子さんによると、育児休暇取得アップには、
具体的にはパタハラの根絶はもちろん、男性の育休取得可能な職場を作っていくことが大事だといいます。
私の知人で、産後うつを発症した女性もいました、
鬱のピークを迎える産後2週間では、4人に1人が産後うつを発症しているという調査もあり、パートナーの支えが不可欠です。
小西さんは、家庭ではいざ育休で家事をしろとなると急には無理なので、自発的に日頃から家事の参加が必要だと話す一方、
政府の取り組みとしては、法人税引き下げの際に、育児休暇取得率向上の企業のインセンティブとして、
同時に行うべきだったと指摘しました。
政府は「女性活躍推進」と謳っているなら、女性に焦点を当てた施策を講じるべきですし、
企業側は、人材不足が深刻化する中、育児休暇の環境作りは将来の社会保障の担い手確保となり
持続可能な社会の実現にも繋がるのはないでしょうか。
とはいえ、自分に置き換えてみると、夫が勤める会社ではまだ男性の育児休暇取得率は低く、
なんとなく『ワンオペ』になるような気配ムンムン...
ならば、今から家事をしっかり担ってもらえるよう頑張ってもらわねば!(ゴミ捨て以外)
明日のサブキャスターは、水谷加奈アナウンサー、
スペシャルコメンテーターは、山崎拓さんです。
お楽しみに〜
同僚の記者から「自腹でいいので〇〇の現場に行かせてもらえませんか?」と言われることがある。特に大きな地震や台風被害、日本を震撼させるような事件が起きたときだ。
一応、管理職なので、「う~ん、もしものとき、労災問題が出てくるからなあ」と二の足を踏んで見せるのだが、内心、「記者としてえらいなあ」「放送にたずさわる人間なら、現場、見たくなるものだよね」と拍手を送っている。
実際、出張で取材に行くと、現地でのアポイントや生中継が気になり、予定をこなすので精一杯になる。「あ、もう3時か、サキドリでもうすぐ呼ばれるな」とか「〇〇さんとのアポ、早く行かないとやばい」といったありさまだ。ところが自腹の取材旅なら何にも拘束されない。だから寄り道ができる。見えないものも見えてくるものだ。
最初の写真は、ほぼ毎年、クルマで遠出している宮城県名取市の閖上で撮ったもの。毎年、同じ場所に行くと、東日本大震災被害からの復興状況がよくわかる。漁業関係者や定食屋のおばちゃんと話していると、何が足りないのかもわかってきたりする。
上の写真は、ニューヨークのトランプタワー。中に入ると、警備の厳しさと同時に、2016年の選挙で彼に投票もしくは寄付した人だけ、特製Tシャツが買える仕組みになっていることがわかる。トランプの性格が見えてくるようだ。少なくとも3つは、キンキラキンの建物周辺でネタがとれる。
出張でニュースの現場に行けることもありがたいことなのだが、自腹で行く自由な取材旅はいい。
遠くでなくとも、人が減った銀座を歩いてみる、一度でも横浜地裁に並んでみる、クルーズ船が停泊するふ頭に行ってみると、新聞やネットを眺めているだけではわからないものがきっと見つかる。キャスター以下、報道ワイドに関わるメンバーの中で、こんな気持ちを持ってくれる人間が増えると、サキドリはもっと面白くなると思ってる。
そんなアタシは週末に渡米する。普段は、ほぼ飲まないのに、ビール飲みながらアメリカ人記者と話したり、名物のチーズケーキを食べながら、現地に住む方に、大統領選挙で台風の目になるかもしれないブルームバーグ氏の風評を聞いたりしてこよう。現場を知らない者は喋るべからず。 番組責任者 清水克彦