『ニュースオフサイド』でお伝えしたのは、新型コロナウイルスの感染者が拡がる中国の武漢から、日本人206人を乗せたチャーター機が帰国したニュース。
チャーター機の到着を取材した石森則和記者のレポートによると、予定よりも2時間遅れて羽田空港の第2ターミナル・サテライトに到着。到着後は、横付けされた数台のバスで、一般の方に接触しないような形で移動となりました。帰国された方のお話では、チャーター機に乗り込む前から熱を計り、機内でも咳をしている人がいないかなど、チェックされたようです。
武漢市周辺には帰国を希望している日本人が未だ多く残されており、チャーター機の第2便は今夜、第3便は明日と、調整されている模様。
感染症がご専門の沖縄県立中部病院 高山義浩さんは、「簡便な検査が出来るようになったのでこれまで調べていなかった方の検査が進んだことで、感染者が一気に増えたというのはあるだろう。ほかにも中国での感染管理が失敗している可能性。適切な感染対策がとられていないせいで、多くの方が病院で感染してしまっているのではないか。さらにSARSやMERSと同じく、スーパースプレッダーの存在も懸念される。」と、急速に感染者が増えている背景について3つを挙げてくださいました。
感染力が強ければ一気に拡がって、短期間で終息するかもしれないし、感染力が弱ければ、じわじわと感染が蔓延すろだろうというお話でした。
国内需要や訪日中国人の方からの需要に応えるべく、衛生用品メーカーではマスクの増産が続いています。
「ユニ・チャーム」のご担当者みよると、「24時間フル稼働で生産している。しかし、それをも上回る受注。一部で供給できないところも出てきており、大変申し訳ない。」とおっしゃっていました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』は2つの場所からの中継でした。
1つ目は、パシフィコ横浜で開催されているIRに特化した展示会「横浜 統合型リゾート産業展」。
こちらには、日本型IRの実現に欠くことのできない商品・サービスが一堂に集結。去年5月開催の大阪に続き、首都圏では初開催となりました。
細木美知代記者のレポートです。
IRの事業運営を行うのは、ギャラクシーエンターテインメントジャパン、ゲンティン・シンガポール、サンズ、メルコリゾーツ&エンターテインメントジャパン、セガサミーホールディングス、ウィン・リゾーツの6社。
▼唯一日本の企業で名乗りを上げているのがセガサミーホールディングスのブース。
▼横浜に建設される場合の企画段階の模型。
セガサミーホールディングス株式会社の小峰広将さんは「伝統と歴史、四季折々の自然に恵まれた日本のポテンシャルを生かしたものにしたい。エンターテインメント溢れるリゾートにしていきたい。」とのことで、東京ドーム7個分の韓国のセガサミーのIR施設の4倍もの規模になるという話も。
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2つ目、東京オリンピック・パラリンピックの選手村 「ビレッジプラザ」が今日、報道陣に公開されました。
取材したのは西村志野記者。
カフェや雑貨店、郵便局、銀行のATM、公式グッズを販売するオフィシャルショップなどが入る予定で、完成は4月を見込んでいます。
木造平屋建ての建物で、少し離れていても、木材のいい香りがするそう。深呼吸したくなる、和のぬくもりを感じる作りになっていました。
間仕切り壁のない広い空間を必要とする建物には3本の木材をツイストして組み合わせた柱を使用した「レシプロカル構造」を採用するなど、各棟の構造を変えています。
63の自治体から借り受けたスギやヒノキ、カラマツなどおよそ4万本の木材を屋根や柱、床などに使用しており、大会後には、木材に「ビレッジプラザ」で使われたことを示す刻印を押して返却。各自治体の公共施設で再利用されるということです。
▼木材には提供自治体の刻印のあるものも。
報道スポーツセンターからお送りしている石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
17時からの『ニュースパレード』でお伝えする主な内容と、今日は、弘中惇一郎弁護士の事務所を東京地検が捜索したというニュースも取り上げました。
パソコン以外のものを応酬する目的で捜索に。東京地検は今月8日にもゴーン被告が保釈中に使っていたパソコンの差し押さえのために事務所を訪れましたが、弘中弁護士らは法律で認められた権利に基づき拒否していました。逃亡に協力した日本人が誰なのかを確かめるためにパソコンを調べたいというのがあるようです。
▼『ニュースパレード』を終え、スタジオから戻るお三方をパチリ!
コメンテーター 文筆家・古谷経衡さんの『今日のオピニオン』 テーマは「本能寺の変の真相」
NHK大河ドラマ「麒麟が来る」にかこつけて、古谷さんの得意分野である歴史で、世知辛い世の中を和ませたいという想いの込められたテーマ
チョイスです。
本能寺の変といえば、「光秀が信長をなぜ討ったのか」というのが、日本史の最大のミステリーになっていますよね。歴史学者の方も、なぜ謀反を起こしたのかを探っているところですが、①野望説、②怨恨説、③黒幕説、この①~③の複合型説などがあるそうですが、これらは歴史学的根拠はなく「嘘」だといいます。
古谷さんが1番参照しているのは歴史学者の小和田哲男先生の「信長の非道を止めるため説」。
さらに最近出てきた「四国説」についても説明した上で、「いずれも決定を欠く。だからこそ、NHKはどんな結末をとるんだろう?」と語りました。
『SAKIDORIスポーツ』担当は、土井悠平アナウンサー。
まずはスポーツトピックス、豪栄道 引退記者会見について会見音を交えて紹介。数年前から「落ちたら引退決めていた」と語り、貫いてきた信念として「やせ我慢」と答え、苦労をにじませました。
そして、今日取り上げたのは、オーストラリアのメルボルンで開催されている「全豪オープンテニス」での大坂なおみ選手の戦いぶり・今後について、国際テニスライターの神仁司さんにお電話を繋いでお話を伺いました。
残念ながら、3回戦でコリ・ガウフ選手(アメリカ)に敗れてしまった大坂選手。去年の9月では圧勝していただけに、「ちょっと予想外の早い敗退だった。しかし、相手のガウフ選手は想定以上にプレーが良かったことは確か。今後、大坂選手は、強靭なメンタルを手に入れられるかがポイントだ。」と語ってくださいました。
『ニュースパレードアネックス』
アメリカのトランプ大統領 が日本時間の今日未明、イスラエルとパレスチナの中東和平案を発表しました。条件付きでパレスチナ国家の樹立を認める一方、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地はイスラエルに主権があると認めるもの。
トランプ大統領は両者にとってウインウインの機会を提供するとしていますが、パレスチナ自治政府のアッバス議長は、陰謀だと拒否する姿勢を示しています。
「内容は、かなりイスラエル寄りだということが素人目に聴いても明らか。いずれにしろトランプさんが有利な現状を、さらに有利にするために出された和平案」だと、発表の背景と、いよいよ始まるアメリカ大統領選挙に向けた動きを含めて清水克彦デスクに解説してもらいました。
『SAKIDORIクリニック』
本郷赤門前クリニック院長で医学博士の吉田たかよし先生が「新型コロナウイルス 予防の落とし穴」というお話をしてくださいました。
喉や花だけでも増殖することが確認されている新型コロナウイルス。咳はもちろん、しゃべるだけでも感染する可能性も!肺炎という先入観を捨て、感染症だという感覚で予防をしましょう。
せっけんでの30秒手洗い、アルコール消毒に加え、ノロウイルスと同様にトイレットペーパーのホルダーや水を流すレバー、ドアノブ、便座などもウイルスの温床となり得るということで、公衆トイレを使用するときは手を洗うまで顔を触らないように注意!
【今日の1曲】 大丈夫 / RADWIMPS