気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』
公職選挙法違反の疑いで、自民党の河井案里参議院議員の事務所と、夫の河井克行前法務大臣の事務所が広島地検から捜索を受けた問題。
政府や国会への影響は?
国会から、山本カオリ記者のレポート。
記者会見するというのが突如30分前に発表された上、夫婦別々の場所で時間差での会見となった昨夜。これについて「急に開くことで、記者からの質問をさせない・できないような形にしたかったのでは?」と何かしらの意図を感じずにはいられないとしました。
また、野党・立憲民主党の安住国対委員長は「お門違いの会見」だと批判。来週、河井夫妻と菅原一秀前経産相に、政治倫理審査会への出席を求めるようだとのこと。
また、実際に家宅捜索が入ったことは、安倍政権にとってけっこうな痛手のようで、「これで逮捕となれば、これからものが言える自民党員が増えて変化が起きるかも。安倍総理の求心力も落ちるのではないか。野党側は徹底追及。審理拒否も含めてやるぞと意気込んでいる。」そうです。
ちなみに今日、菅原一秀前経産相が記者会見を開くとの情報も一部で流れていたそうですが、結局、開かれなかったのは、昨日の河井夫妻の会見があまりにひどかったためで、作戦を練り直しているとか!?
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』は2本立て。
まずは、「中国 武漢市で相次ぐ新型肺炎、日本で初めて患者を確認」。
沖縄県中部病院の医師で感染症の専門科・高山義浩さんにお話を伺いました。
「日本にいる我々に特別な対策の必要はなく、日頃のインフルエンザなどの感染対策をしっかりする方がいい。それがひいては新しい感染症の防御に繋がる。感染すれば死亡の可能性はあるが、手元にある情報では、持病のある方が重症化したようだ。マーズやサーズのような病原性はないよう。ただ今後、注意深い監視は必要。
世界との交流を重ねてる分には、いつでも新しい感染症のリスクはある。でもだからといって、私たちが新たになにか予防しようというのは、今回の感染症の重症度からは過剰。ただし、私たち医師としては、今年のオリンピックをはじめとして、丁寧に感染症の治療をしていきたい。」と解説してくださいました。
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かわって、相模原障害者殺傷事件、植松聖被告の第4回公判。
横浜地裁前から細木美知代記者に伝えてもらいました。
黒のスーツ姿で出廷した植松被告、初公判で小指を噛みちぎろうとしたことから両手に大きな白いミトンをかぶせられ、6人の刑務官が控える中、昨日に引き続き、検察側から、亡くなった入所者7人の遺族の事件当日の状況、生前の被害者の人柄、植松被告への処罰感情など供述調書が読み上げられました。植松被告の様子は体制を変える以外動くこともなく、表情も変わらず、前を向いていたということです。
西村志野記者は、おととい植松被告と接見した月刊『創』篠田博之編集長にお話を伺いました。
「驚くような話がたくさんあった。第一回公判で謝罪をする意味で、言葉だけでは伝わらないからあの行動を(小指を噛み切ろうと)した。そして拘置所に戻って翌朝、噛み切りましたって言う。アピールをというのは分からんでもないけれど、翌朝、それを成し遂げたというのが全く意味のない行動だと思う。きちんと表明をするのなら、ちゃんと意味の分かることをしないと、と話した。
小指を噛み切ろうとする前に「迷惑をかけた皆様にお詫びします」と言ったんだけれども、これは誰の事?と話したら、驚くべきことに、そこに亡くなった人を含めるという。謝罪の範囲が広がったことに驚いたし、ここ一ヶ月くらい、彼なりに色んなことを考えてるらしい。
だから、被告人質問はそういう答えになるんだろうと思う。
異例なことに、植松被告はマスコミとずっと接触し続けてきた。やったことには間違っていないと基本的には言っているが、でも亡くなった人に関しお詫びすると。自分の気持ちの整理をしつつあるのだろう。大事な局面だと思う。」とお話してくださいました。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
報道スポーツセンターから、17時からの全国ネットニュース番組『ニュースパレード』でお伝えする主な内容をご紹介!
今日は「大津園児死傷事故、判決延期」というニュースを取り上げます。
新立文子被告は去年5月、大津市の交差点を右折する際、安全確認をせず対向車と衝突。歩道の園児ら16人を死傷させ、さらに、保釈中に男性にストーカー行為をした罪に問われています。16日は当初、判決の言い渡しのみが予定されていましたが、被告側が争う姿勢に転じたため、判決言い渡しは延期されました。新立被告は、直進者を責めるような、自分は被害者だというような発言をしているということです。
コメンテーター 精神科医で映画監督・和田秀樹さんの『今日のオピニオン』 テーマは「ケアレスミスのなくし方」
今週末はセンター試験。ミス対策というと「見直しをしよう」「気を付けよう」とか通り一遍のことばかり。
そこで、和田さんが伝授してくださったのは、『失敗学のすすめ』の著者・畑村洋太郎先生の教え。
事前対策として、「これまでの失敗を並べた博物館を作れ!そうすれば、二度と同じ失敗をしないで済むようになる。失敗をしやすいものを心に刻む。ミスは減らせる。そこをしっかりしておけばそれだけで合格につながると思う。」と語ってくださいました。
『SAKIDORIスポーツ』
鈴木純子アナウンサーが取り上げたのは、男子ハンドボール アジア選手権について。
日本代表チーム "彗星ジャパン" キャプテンの土井レミイ杏利選手に、チームの状態や大会にかける意気込みなどインタビューした音声を交えながらお送りしました。
▼フランス人の父と日本人の母との間に生まれ、日本で生まれ育ち、強豪フランスのトップリーグでプレーを続けてきた土井レミイ杏利選手。
人種差別を受けても、徹底的にメンタルトレーニングをし、積極的にみんなの輪の中に飛び込んでいったといいます。『ただただ楽しめ!』と毎日呪文のように自分へ。結果、リーグのオールスターゲームに出るほどの活躍に繋がっていきました。
日本でもそのメンタルの強さを買われ、キャプテンに!
ティックトッカ―「レミたん」でもある土井選手。「(ハンドボールは)あまりメジャーなスポーツではない。だから、どんな動画でもいいからみんなに見て知ってもらおうと!」
ハンドボール界を盛り上げるため、プレーではカッコよく、TikTokでは変顔が冴えわたります!!
▼「レミたん」はジム・キャリーの顔真似。純子アナの変顔は「レミたん」サイドから「載せても大丈夫!?」と心配されたそう。
▼ハンドボールは松やにを付けて握るんですね。
『ニュースパレードアネックス』
金融商品取引法違反などの罪に問われているカルロス・ゴーン被告の弁護人を務めている弘中惇一郎弁護士が今日、弁護人の辞任届を東京地裁に提出しました。岡田紀子記者のレポートです。午後、弘中弁護士事務所前にはたくさんの報道陣が詰めていましたが、結局、動きはなし。
7人だった弁護団のうち、弘中惇一郎弁護士や高野隆弁護士らも弁護人を辞任し、主任の河津博史弁護士ら3人になりました。
また、共に起訴された側近の元代表取締役グレッグ・ケリー被告の裁判は分離して進めることが決まったということです。
吉田愛梨レポーターの『SAKIDORI最前線』
バレンタインデーまで1カ月を切りました。今日は一足早く、オトナのバレンタインをご提案!
昨年もご紹介しましたが、2020年限定の味が登場した「チョコレートビール(神奈川県厚木市の地ビールメーカー・サンクトガーレン)」をご紹介しました。
【今日の1曲】 いつも通り / シュガーベイブ