今週は斉藤一美キャスターがお休みです。今日のスタジオは加納有沙アナウンサー、コメンテーター金子恵美さん、文化放送報道スポーツセンター 清水克彦デスクでお送りしました。
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』
大発会を迎えた東京株式市場、アメリカとイランの軍事衝突から株価が大幅に下落したニュースをお伝えしました。
まずは、大発会を取材した田中正史記者のレポート。
今年最初の取引に先立ち、東京証券取引所では晴れ着姿の女性たちの華やかな雰囲気の中、麻生太郎財務大臣を迎え行われました。
清田瞭CEOは「今年は子年で、ネズミは繁栄を意味すると言われる。中東情勢の緊迫化や米中貿易摩擦などリスクを乗り越えて良い年になるよう努める」と述べました。
また、大幅な下げから始まり、会場では証券関係者たちからも小さなどよめきも聞こえたそうです。
▼その後、東京証券取引所で行われたニューイヤーセレモニーには、元サッカー女子日本代表の澤穂希さんや、レスリング女子で五輪3連覇の吉田沙保里さん、新体操で五輪に出場した畠山愛理さんら、歴代のオリンピアンが色鮮やかな着物姿で登場!
株価下落の最大の要因となっているのが、イランをめぐる情勢です。
アメリカが、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官をピンポイント空爆で殺害。これがイランにとってどういう意味をもつのか「日本で言えば山本五十六が殺害されたかのような、革命のシンボルが殺されたようなショッキングな出来事である。」と清水デスク。
しかし「私は直近では戦争に発展することはないと見ている。野放図に発言するトランプだが、自ら武力を行使したりはしない慎重なタイプ。自重すると思う。」と語りました。
慶應義塾大学教授 田中浩一郎さんは、「明白には分からないことが多い。アメリカとしては次の攻撃を仕掛けられる前に未然に防ぐためということらしいが、実際のところ、物理的な証拠はない。トランプ大統領は今、弾劾の決議を受けているため、自らを守るために強さをアピールし、弾劾訴追から視線を逸らすという意味もあるのでは。」と解説してくださいました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
カルロス・ゴーン被告が明後日8日に記者会見。何を語るのか?ゴーン被告の逃亡事件をめぐる最新情報をお伝えしました。
今日は、出入国管理手続きの責任者である森法務大臣が、事件のあと初めて報道陣の質問に答えました。山本カオリ記者によると、会見室は満室。海外メディアも大勢。
ゴーン被告について、森法務大臣は、「不正な手段での出国は密出国に問われることだ。正当化される余地はない」と厳しい言葉で語ったといいます。16分程度の会見のなかで、肝心な部分である関西空港からの出国、X線審査は通ったのかなどの質問には「捜査中で答えられない」という返し。「では責任は誰がとるのか?」についても、うやむやに終了。
レバノン政府が受け取ったインターポールの逮捕手配書は「赤手配」とも呼ばれ、手配のなかで最も緊急性が高いものの強制力はないそうです。
かわって、ゴーン被告の弁護団、弘中惇一郎弁護士の事務所前から竹田有里記者に今日の様子を伝えてもらいましたが、弘中弁護士の出入はなく、目立った動きは見られないということでした。
先週4日、取材に応じた弘中弁護士は、被告との接触を図り、被告の意向を踏まえて辞任の時期を決めると明らかにしています。「いずれ辞任しないとしょうがない」などと語っており、8日に行われる見通しのゴーン被告の記者会見内容を踏まえ、外国特派員協会で弁護団として会見を開く予定です。
報道スポーツセンターから石川真紀キャスターがお送りする『SAKIDORIニュースパレード』
今日は「首里城、復興過程を観光資源に」というニュースをピックアップ!
政府は、火災で主要施設が焼失した首里城について、復興の過程を一般公開する「見せながら再建」に乗り出すことを明らかにしました。
更地から再建していく状況を見学できるようにし、完成までの間の期間限定の観光資源とするということです。
コメンテーター金子恵美さんの『今日のオピニオン』 テーマは「2020年、政治に願うこと」
将来、「東京オリパラがあった年だよね」と必ず思い返される年になるであろう2020年。
中東情勢、米中関係、日本経済、さまざまな問題がありますが、金子さんは、先月末に出産したばかりの赤ちゃんを、連日、深夜までアルバイトをしていて、自宅に放置し死亡させたとして、足立区の31歳の母親が警視庁に逮捕された事件を取り上げました。
「新年から思い知らされた。国の制度の不十分さでセーフティネットから漏れている人がいることをもっと認識しないとダメ。」と指摘し、「95%が大丈夫でも、5パーセントの人が苦しんでいるのなら、その5パーセントのためにきめ細やかな政策を!政府も実態に目を向けないと本当の少子化対策はできないだろう。2020年、華やかな気持ちでいるとは思うけれど、もっと足元の問題に地道に当たり前のことにまっとうな政治をと思う。」と語りました。
『SAKIDORIスポーツ』
砂山圭大郎アナウンサーが取り上げたのは、東京五輪代表が発表された卓球の話題!
すでにシングルス代表・男子は張本智和選手、丹羽孝希選手が、そして女子は伊藤美誠選手、石川佳純選手が選出されていました。残る最後の一枠、注目の団体戦メンバー1名は水谷隼選手と平野美宇選手が選出・内定となりました。
個人ランキングもも上の方に位置する水谷選手。そして、女子に平野選手が入ったことで、戦術的にオーダーの仕方がしやすくなると見られます。
また、オリンピック直前まで国際大会でペアリングを試して決める予定だった混合ダブルスの代表が、水谷隼、伊藤美誠組として発表されました。中国ダブルスに迫る実力の二人の成熟度をより高めて欲しいという狙いもありそうです。
▼代表発表が行われ、取材に応じた張本選手&石川選手。
『ニュースパレードアネックス』
今年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピック!
JOC=日本オリンピック組織委員会の山下泰裕会長、そして東京2020組織委員会の森喜朗会長が年頭挨拶し、オリパラ成功に向けた意気込みを語りました。
吉田涙子記者のレポートによると、昨年6月に就任したばかりでもある山下会長は「いいアイデアがあればドンドン出していただきたい。」と「アイデア」という言葉を多く使っていたことが印象的だったとのこと。また、森会長は、「世界が平和でなければスポーツの祭典はできない。こういう国際情勢だからこそ、東京五輪は注目される。素晴らしい五輪を日本が開催することが、国際的に大きな意味がある」と語ったということでした。
放送作家でコラムニスト 山田美保子さんの『芸能アラカルト』
年末年始、結婚・離婚の報道は数多くありましたが、街頭インタビューなどでも1番驚いたという声があったのが「浜崎あゆみさん第一子出産」の話題。
実は浜崎あゆみさん、これまで騒がれたプライベートでの話題はどれも年末年始だったそうで、「今や、松田聖子さんでもやってはくれないどでかい花火という感じ!事務所のエイベックスさんも、安室ちゃんが引退となって、「あゆを!」という動きは出てきていたところで、この話題だった。去年発売した自伝的小説も4月にドラマ化が決まっているし、2020年のあゆに期待!」と語ってくださいました。
【今日の1曲】 I Need To Be In Love(青春の輝き)/ カーペンターズ