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復旧道半ばの被災地の現状
こんばんは、いつも健康そうではない竹田有里です。
去年、日本列島を襲った台風15号、台風19号で甚大な被害を受けた地域の一つ
東京都奥多摩町と千葉県館山市に電話をつないで現状をお伺いしました。
日原地区と奥多摩町がつながる唯一の道路が崩落し未だ孤立状態が続く日原地区では、
台風19号の直撃で1200戸が停電、10日間断水、土砂災害も発生しました。日原地区には40世帯70人の方が住んでいますが、道路が寸断されたことで
崩落箇所まで幅1mの仮説歩道を通り、自治会による無料創元社で買い物や通院、通学をしているそうです。また路線バスの運休や観光地への人の出入りができなくなったことなどから
野生動物による獣害が出ているとのこと。道路を復旧しようにも手前の道路が崩落したため大型車もはいれないため復旧に時間がかかっています。
今年の4月中旬ごろ、復旧予定だということです。私たちができることとすれば、
道路復旧後、日原鍾乳洞などへ観光に来て被災地を盛り上げて欲しいと町の職員の方が訴えていました。そして台風15号によって壊滅的な被害を受けた館山市の給食センター。
こちらでは十分な給食を提供できておらず、未だ「簡易給食」(去年10月はご飯・牛乳・海苔の佃煮など。今月はご飯・牛乳・レトルトのハヤシライスルー)を提供しているのこと。
幼稚園、小学校、中学校の3600食を作っていましたが、今は1200色程度をまかなっています。
残りについては、弁当などを持ってきてもらっているとのこと。企業からの支援が大きく、イオンから格安でおかずを提供してもらったり、すき家や石井食品などから食品を提供してもらっているのだそう。
ちなみに通常の給食費月額5,410円(中学生の場合)のところ、今の簡易給食は、3,000円へ割引措置も実施。
土日昼夜問わず、被災地の家屋の修理をされている業者の方々の手が回っていないということもあり
新たな給食センターの一刻も早い竣工が望まれますが、運用は9月中の予定。
それぞれの家庭の事情もありお弁当を毎日持っていける児童・生徒も多くはないはずで、
育ち盛りの子供達に栄養ある給食がきちんと行き届くよう何かしらの手立てはないものでしょうか...今日のサキドリでは、奥多摩町と館山市の現状についてお伝えしましたが
文化放送では復旧半ばの他の地域の現状についてもお伝えしていきます!明日のサブキャスターは水谷加奈アナウンサーです。
お楽しみに〜
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第731回:今なお続く台風被害の爪痕
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』Nikeが2017年から発売しているクッション性と反発力を備えた厚底シューズ「ヴェイパーフライ」。このシューズを履いた選手たちが続々と好タイムを出して話題を呼んでいます。しかし、世界陸連が、厚底シューズを規制する見通しだとイギリスのメディアが報じ、波紋が。どうなる?厚底シューズ!
まずお話を伺ったのは、ロンドンオリンピック男子マラソン代表の藤原新さんです。藤原さんも、初期の「ヴェイパーフライ」を履いたことがあるそう。最初はスカスカして走りにくいかなと思ったけれど、慣れるとこれじゃないと!となるシューズなんだとか。
前に勝手に突き進む、まるで押されているかのような感覚だとおっしゃっていました。
つづいて、スポーツライターの小林信也さんにも伺いました。「ヴェイパーフライ」は、踵の部分がものすごく厚く、発砲スチロールのように軽く柔らかく作られています。そのため、踵から入って走る走り方の日本人選手には不向き。この靴を履くのならば、つま先で着地してそのまま蹴るような、アフリカ人選手のような走り方にしないといけないそう。小林さんは過去のシューズの規制などを踏まえ、「厚底の厚みの制限するんじゃないか」との見方。
西村志野記者は皇居ランナーの皆さんにインタビュー。「ヴェイパーフライ」を履いている人は3人発見!履いてみての感想は「体感よりも速かった!」という喜びの声もあれば、「つま先を使う走り方が自分には合わなかった」という声も。厚底シューズの大会使用については「モーターが付いてるわけじゃないし。同じ条件でみんなが履けるならいいんじゃないか」という声が聞かれたということです。
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「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』台風による大雨で道路が崩落し、未だ孤立状態が続く東京・奥多摩町と、給食センターが甚大な被害を受け、満足な給食が提供できずにいる千葉県 館山市の現状をお伝えしました。
台風19号直後の被害のお話、崩落してしまった日原街道の状況などをお話してくださったのは、日原地区がある東京都西多摩郡奥多摩町 総務課 交通防災係 平原悠貴さん。日原地区には40世帯、70人が暮らしていますが、地区内には買い物できる場所、病院や学校がありません。通院や通学、買い物など、自治会の無料送迎車⇒徒歩⇒バス会社の送迎車を駆使して出掛けているような大変な状況が未だに続いています。日原街道は4月中旬には復旧予定ですが、復旧のための手前の道路もダメになってしまったために、なかなか復旧が進まずにいたそう。日原鍾乳洞などの観光地もあるこの場所。復旧が済んだら、皆さん、どうか観光にも来てほしいと語ってくださいました。
つづいて、台風15号で被害を受けた千葉県の館山市教育委員会 学校給食センター担当課長 菅田茂樹さんにお電話を繋ぎました。屋根を中心に大きな被害を受けた給食センター。現在も調理業務を行える状態ではなく、簡易給食を提供中。▼調理場の最上部の屋根が強風のため吹き飛ばされ、骨組みがむき出し。▼調理場内部から天井を見ると、屋根材と野地板が飛ばされたため、外が見えているのが分かります。▼台風15号の被害から数週間後の写真。調理場内部の天井の黒い部分、雨漏りの影響でカビが発生している状態です。厨房機器(回転釜や食缶類の消毒保管庫など)は台風15号の直後からブルーシートで保護していますが、通電火災の危険があるため、作動するのかも確認ができていません。こちらの給食センターでは、幼稚園6、小学校10、中学校4の合計3600食の給食を作っていました。今は調理ができないため、温めるだけで出せるレトルトや冷凍食品などを使って簡易給食を提供しています。牛丼チェーンのすき家、ミートボールの石井食品などから食品の提供があったり、2月にはイオンから格安で唐揚げとポテトサラダを格安で提供してもらうことも決まって企業からの支援の手も少しづつ届いてきました。今回被害を受けた建物を直すのには、見積もりの段階ですが、6千万円の予算と3~6カ月かかるそうで、復旧工事は行わず、現在建設中の新しい給食センターの完成する今年の9月を待つことになっています。「給食を心待ちにしてくれているお子様たちの気持ちを考えると一刻も早く・・・」と語ってくださった菅田さんでした。
▼田中正史記者には、今日ご紹介した以外にも復旧半ばの地域を伝えてもらいました。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』報道スポーツセンターから、17時からの全国ネットニュース番組『ニュースパレード』でお伝えする主な内容をご紹介しています。
今日は、香川県のネット・ゲーム依存症対策条例案についても取り上げました。当初案では18歳未満のスマートフォンの使用を1日60分(休日は90分)以内にするよう求める内容になっていたが、これを「コンピューターゲームの利用」に限るよう修正。罰則はなく、保護者の努力義務ということです。
ネットとゲーム、かなり線引きが難しかったよう。このニュースについては、リスナーの皆さんからも様々な意見が寄せられました。
コメンテーター 俳優・石田純一さんの『今日のオピニオン』 テーマは「婚外子で出生率回復へ」結婚や恋愛に関する考え方や文化も違うので、一概には言えないが、日本の大きな課題と言える少子化対策の根幹は「婚外子」の権利を認めることではないかという石田さん。調べてみた結果、フランスでは婚外子比率がほぼ60%にも及んでいます。一方で日本は2.3%。「フランスの場合、少子化を克服した「シラク三原則」と言われるものがある。簡単に言えば、家族政策を丁寧に、出来ることからやっていっている。みんなで見守っていこうよという風潮が大事だと感じる。」と語りました。『SAKIDORIスポーツ』担当は、長谷川太アナウンサー。先週末行われたラグビー トップリーグ第3節「サントリー × NTTコム」 試合レポートを勝利したサントリーのキャプテン 流大選手の声を交えてお送りしました。トップリーグも昨年のラグビー人気から、チケットは完売するようになってきたといいます。それなのになぜか空席が目立つ理由について解説した上で、来年の秋のラグビープロリーグ創立の動きについても少しだけ触れました。リーグの運営はプロ、選手はプロでなくても・・・などなど、またの機会に詳しく伝えてくれる予定です。
『ニュースパレードアネックス』
去年10月に亡くなった400勝投手 "金やん" こと金田正一さんのお別れ会が今日、都内のホテルで開かれました。
およそ5000人が集まったお別れの会では弔辞を巨人の原監督が。さらに巨人の長嶋茂雄終身名誉監督やソフトバンクの王貞治球団会長の姿も。今日のお別れ会を取材した石森則和記者に、金田さんの偉業と豪快なエピソードの数々を伝えてもらいました。
【今日の1曲】 The Heat Is On / グレン・フライ -
ゲスト:ブラインドサッカー審判の卜部靖さん
今日のゲストは、ブラインドサッカーの審判で、数々の国際試合で笛を吹いている卜部靖さんです。
1962年のお生まれの卜部さんは、サッカーの選手や審判として活躍した後、2015年からブラインドサッカーの審判を務めています。きっかけはお声がけがあったからということですが、卜部さんの奥様も障害をお持ちで、周りの方たちへの恩返しの気持ちもあったのだとお話してくださいました。
普通のサッカーのようにはいかないことも多く、観客の皆さんが騒ぐことも制限されているのがブラインドサッカー。とにかく安全第一を心がけて、ボールを鳴らしながらセットする際も「ここにあるからね。点、取ってね。」と心の中で思っているそう。優しいです。日本代表チームは、卜部さんが審判を始めた2015年時に比べ、コンタクト、フィジカル、技術と間違いなく数段レベルアップしているといいます。選手はもちろんのこと、指導者やスタッフ、協力してくれているみんなのおかげだとおっしゃっていました。
気になるのは、卜部さんが東京パラリンピックでも審判をお務めになるのか?ですが・・・「選ばれるように頑張る!!」と、終始笑顔でお答えくださった卜部さんでした。
東京パラリンピックを前に、ブラインドサッカーの大きなイベントが行われます。
「IBSAブラインドサッカーワールドグランプリ2020」
3月16日~21日まで、品川区立天王洲公園にて。
日本代表を含めた世界の強豪8チームが参加して優勝を争うというこの大会、こちらも、是非、お楽しみに!