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南三陸町に慰霊の石碑が完成
こんばんは、竹田です。
今日、来年の東京五輪の国内聖火リレーのトップランナーに、東日本大震災が発生した2011年に
サッカー女子ワールドカップドイツ大会で優勝した日本代表「なでしこジャパン」のメンバーが起用されることが
発表されました。
当時の選手21人全員と監督だった佐々木則夫さんに要請しているということです。
この東日本大震災で、831人が犠牲になった宮城県南三陸町で慰霊の場として整備が進む「震災復興祈念公園」に
遺族の了解を得た804人の犠牲者の名簿を安置する石碑が完成し、除幕式が開かれました。南三陸町に建立された石碑は令和初の津波記憶石で
全国優良石材店の会が寄贈しました。
今日お話を伺った吉田岳会長は、「まだ復興は道半ばではあるけれど、被災された方々の思いを聞いて、
こちらが力をいただくことも。未来に向けて、また亡くなられた方々の慰霊になれば」とおっしゃっていました。この津波記憶石は、今回が34個目で、全てデザインが違います。
私も去年3月に取材で伺った気仙沼では、鹿折地区にある復興住宅に、設置されていました。
たまたま伺った際は、お年寄りの女性が、石碑を磨いていました。
毎日いらっしゃるようで、「鎮魂の意味を込めて、また生き残った我々に対し、災害を忘れてないけないと見守ってくれているようで、毎日祈りを込めて磨いている」とおっしゃっていました。"未来への伝言"
災害を忘れず後世に伝え遺していくことが生かされた私たちの使命なのかもしれませんね。
写真は、「未来への伝言」を遺した「知の巨人」小松左京展について、
鈴木敏夫デスクが解説してくださいました。世田谷文学館で今週日曜まで開催しています。
明日のサブキャスターは水谷加奈アナウンサーです。