今日のゲストは、パラ水泳のレジェンド!
アトランタ、シドニー、アテネ、北京、リオと5大会のパラリンピックに出場し、100m自由形や50m背泳ぎなどで金メダル15個、銀メダル3個、銅メダル2個を獲得。東京大会で、6度目のパラリンピック出場を目指す成田真由美選手にお電話を繋ぎました。
中学生の時に横断性脊髄炎を発症し、車いす生活になった成田さん。
今なお、現役でバリバリやれているのは、単純に水泳が好きで好きで続けているから。
「泳ぐことしかできないし、多くの人たちが支えてくれる。毎日の積み重ねが大事だって思う。」と、水泳への思いを語ってくださった成田さんですが、実は、小学生の頃は仮病を使って休むほど、泳ぐのなんて大嫌いだったと言います。
23歳の時に、仙台での大会でリレーのメンバーが足りないと言われて、「仙台で仲間と美味しいもの食べたいな~!」と、なんともお茶目な理由がきっかけで、パラ水泳の世界へ。
「自分自身が一番驚いているけれど、大嫌いだったものが大好きになった。誘ってもらった大会が仙台じゃなかったら泳ごうと思わなかったかもしれない。人間は、"大嫌い"が"大好き"に変わる可能性があることも知ってもらいたい。」とお話してくださいました。
年齢を重ね、昔のようにただがむしゃらに泳げばいいというわけではなくなったそうですが、週に何回かメンテナンス日を設け、疲れを次の日に持ち込まないように努めているのだとか。
日々のハードな練習では、「ゴーグルに涙がたまることもある。でもそういう時に「あ。今、自分は超えたな」って思える。」とストイック!
来年3月6日から3日間、静岡県富士市で行われる記録会が、東京パラリンピック出場の代表選考会になるとのことで、現在どの種目で東京パラリンピック出場を決めるのか、50メートルの背泳ぎに絞ろうか、など思案中ということでした。成田さん、ありがとうございました!