75歳以上の医療費の窓口負担について、政府は現在の1割から2割に引き上げることを検討しています。
なぜ引き上げる必要があるのか、医療費を巡る私たちの負担はどうなるのか、医療費の負担について考えました。
お話を伺ったのは、全世代型社会保障検討会議の民間メンバーで元総務大臣の増田寛也さん。
「現在、43兆くらい使っている医療費のうち高齢者の医療費が16兆8千億円くらい。これを負担しているのが、若い現役世代。世代間の公平を図るために必要な引き上げと言える。さらに、これから団塊の世代が高齢者に入ると、圧倒的に財政を圧迫する。高齢化人口予測はかなり正確に前から分かっていたことだが、先送りされてきた。不公平の問題は解消すべきだが、低所得者への対応は厳密に考えないとならない。」
増税された消費税が社会保障に使われることになっていたのではないかという疑問には「消費税も10パーセント半ばくらいまで上げないと、社会福祉に充てることは難しい。」とのこと。
スペシャルコメンテーターの竹下さんは、医療関係者を取材すると「未病や健康経営」の話になるとおっしゃっていましたね。
西村志野記者は、銀座で街の皆さんの声を取材。
今日お話をお聞きした皆さんが、「やむをえない」「しょうがない」「しわ寄せはどこに来るのかなと考えると、結局は負担は免れない」という答えでした。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
ロシア選手団、ドーピング不正で東京オリンピック・パラリンピックから除外される厳罰処分。
まずは、北海道根室市、千葉県長柄町、新潟市や、大阪府池田市など、日本全国で8つ予定されていたロシアのホストタウンである自治体の対応を、石森則和記者が整理。
スポーツライターの小林信也さんによると、このロシアのドーピング問題は、「単にスポーツの勝ち負けではない。プーチンさんの支持率が落ちてきた時に、国力をあげるためにもスポーツでなんとかしようという背景がある。」といいます。
たとえ、ロシアの選手が潔白を証明し個人資格で参加しても、抜き打ち検査や、思い通りに競技に集中できないような事態も十分予想されるそうです。
「今は、オリンピックがメダルを獲ることだけのものになっちゃっている。でも、スポーツってそうじゃない。ドーピングなんかしたって勝てないよ、副作用だってあるし良いことないよということを分からせる。ちゃんとやった方が強いんじゃんってとこを見せつける。これが重要!」と語ってくださいました。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
報道スポーツセンターから、17時からの全国ネットニュース番組『ニュースパレード』でお伝えする主な内容をご紹介!
そして、被災地応援プレゼント2日目は、台風19号で被害を受けた埼玉県日高市から。日高市でウズラを飼育し、タマゴや肉などの生産販売をされている株式会社モトキ 代表の本木裕一朗さんにお話を伺いました。プレゼントは「うずら卵のギフトセット」を2名様に。
今週、『きょうのオピニオン』では、スペシャルコメンテーターの皆さんに、今年1年の出来事を振り返りながら語っていただいています。
ハフポスト日本版編集長 竹下隆一郎さんが語り下ろしたテーマは「表現のこれから」。
今年開催された「あいちトリエンナーレ」が何かと話題になったことも記憶に新しいですが、ハフポスト日本版ではかなり間口を広げ、「#表現のこれから」という記事やイベントを企画しているそうです。
先日は、ロバート・キャンベルさんと共に200名の読者を集め、アーティスト集団「Chim↑Pom」の作品を、時間をあけて2度鑑賞。1回目に見た時の感想を話し合い、様々な意見を交わした上で、もう1度鑑賞すると、イデオロギーや賛否両論が取り除かれ、「2回目の効果」というものが生まれたといいます。
「表現の不自由展も、1度も見もしないで色々意見を言う人が多かったと思う。『表現、そして言論の自由』は楽しくあるべき。時には人を傷つけるものでもあると思うが、人の表現をリスペクトすることが大事!」と語ってくださいました。
『SAKIDORIスポーツ』
土井悠平アナウンサーが、来年1月2日・3日に行われる「第96回東京箱根間往復大学駅伝競走」の記者発表会に参加。会場からレポートしてくれました。
2年ぶりの総合優勝を目指す青山学院大の原晋監督からは恒例の作戦名が発表されたということで、今回は「やっぱり大作戦」!「やっぱり4年生は強かった、やっぱり青山学院は強かった、やっぱり青学を応援してよかった、と思ってもらいたい。」という思いが込められた作戦だということです。
『ニュースパレードアネックス』
来年の東京オリンピック、パラリンピックも視野に、 渋滞解消に向けて都内の高速道路の整備が進められています。
谷町ジャンクションから東名高速につながる首都高3号渋谷線では、今月19日に下りの「渋谷入口」が開通。「入口」ひとつを増やすだけで車の流れは変わるものなのでしょうか?
工事の現場見学会に参加した田中正史記者が解説。
渋谷入口料金所は、六本木通りの渋谷二丁目交差点から渋谷署前交差点にかけての約300mの区間に、渋谷線下りへ流入できる料金所として設置。この料金所の新設により、大橋JCT経由で中央環状線へのアクセスも可能になるほか、都心から郊外へのアクセスがかなり向上するとみられるそうです。
【今日の1曲】 Christmas Lovers / FLYING KIDS