記事
-
第642回:台風15号被害、千葉県各地と横浜市の現状
『ニュースオフサイド』 サウジアラビアにある世界最大規模の石油処理施設が空爆された問題がもたらす影響、そして明日行われるソウルでの大規模なデモをサキドリしました。
まずは、中東情勢から。現代イスラム研究センター理事長 宮田律さんの解説によると、この緊張はこれからも続いていくと思われるということです。また、バブル崩壊などの過去を振り返っても分かるように、中東情勢のこのような状態が続けば日本経済にも大きな影響が。
トランプ大統領が大事なのは、来年の選挙。今回の一件をどう動かせば有利になるか不利になるのかを見極めているところだろうという見方を示してくださいました。
--------------------------
かわっては、政権叩きが本格化している韓国について。ソウル大学専任研究員の吉方べきさんにお話を伺いました。
明日は、デモに先駆けて大統領府の前で、大学教授らが罷免を要求する声明を出す動きがあり、その後、夕方から、大学ごとに学生たちを主体としたデモと野党のデモという同時多発デモが行われると予定されています。
現段階で、文政権を支持しないとする声が高まってはいるものの、一方で人気・不人気は二分している側面もあるということでした。
大規模停電と断水が続く千葉県、そして台風15号の被害が出ている横浜市に繋いだ『きょうのナマチュウ』《鋸南町》取材:竹田有里記者
地面を叩きつけるような雨、ブルーシートを飛ばしてしまいそうな風、そんな天気に見舞われている鋸南町では、今日もボランティアの方も含め撤去作業などが行われています。山形からボランティアに来たという40代の男性の声をお聴きいただきました。
取材していると、屋根の修理に200人待ちという話も聞かれたそうです。
「道の駅・保田小学校」には、回収された災害ゴミが山積みに。
海岸沿い、勝山漁港では電柱が「くの字」に曲がり、完全に倒れてしまっていました。食堂も閉められ、無人の状態。
《木更津市》取材:西村志野記者1千軒が未だ停電している木更津市を、西村記者は今週月曜にも取材しています。
その時にも訪れた富来田公民館に再びお邪魔すると、電気が復旧していました。
要望などの電話がたくさんで対応が追い付かない状況だということですが、水越学氏館長は「電気が通って、やっとここが拠点に立てる。」と希望を持って語ってくださいました。
こちらには、生活相談窓口も設けられています。
そんななか、悪質な詐欺も出てきています。ブルーシートを貼るのに18万円、窓ガラス1枚6万円など、「これが高額なのか適正な値段なのかが分からない」という方に付け込んだ詐欺です。
自衛隊も災害対応に奔走しています。
千葉県の停電状況を見ていると、停電から一時復旧したのに、また停電になってしまっている地域もあります。これにはどのような原因があるのか、東京電機大学の加藤政一教授に解説していただきました。
《神奈川県横浜市》取材:石森則和記者台風15号による高波で、横浜市金沢区の金沢臨海部産業団地では多くの工場が海水につかる被害が出ています。
倒れた自動販売機。高波で横転したのか、片側がつぶれた車も見られました。
およそ400社、750棟が被災。各会社では、がれきの撤去や消毒作業に追われています。
その中の一つ、ペット葬祭会社「日本ペットセレモ」の伊東正和社長のお話をお聴きいただきました。
現在、大量の廃棄物の処理の目途も立っていません。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』報道スポーツセンターから『ニュースパレード』でお伝えする主な内容をいち早くご紹介しています。今日は、「京アニ放火殺人の青葉真司容疑者、会話訓練できるまで回復」のニュースについてもお伝えしました。
『今日のオピニオン』 コメンテーター 文筆家の古谷経衡さんが語り下ろすテーマは「小泉進次郎の正体」古谷さん曰く、意図的に無色透明を装い、どこか掴みどころのない小泉進次郎氏。
そんな彼ですが、CSISに代表されるジャパンハンドラーに薫陶を受け続けてきたキャリアを探ることで、父・純一郎の小型版だと読み解くことができると語りました。
『SAKIDORIスポーツ』 高橋将市アナウンサーは、メットライフドームから。今日のライオンズナイター 「西武 対 オリックス戦」解説の松沼博久さんと、大詰めとなるプロ野球ペナントレースの行方を占いました。
ソフトバンクはいずれも勝ち越しているチームとの戦いを残しており、有利なのでは...?と感じますが、アニヤンに言わせれば「西武は8連勝ずればいい!少なくとも6勝2敗。できるだけ差を開いてマジックをゼロにしていきたいところ。」とのこと。3位・4位争いに至っては、ロッテと楽天のどちらが来るのか気になるところだけれど、「もうそんなことを考えている場合じゃない!」と、本音を語ってくれたアニヤンなのでした。
『ニュースパレードアネックス』 今日未明。さいたま市見沼区にある集合住宅の敷地内で、9歳の男子児童が遺体で見つかりました。 警察は、遺体の状況などから殺害された可能性があるとみて捜査しています。見沼区の現場、そして亡くなった進藤遼佑くんの通っていたさいたま市立大谷小学校の会見を取材した細木美知代記者に、これまで分かっていることなどを伝えてもらいました。
大宮駅からバスで40~50分ほどのところにある集合住宅。遼佑くんは建物内の共同スペース・階段付近のメーターボックスのような場所で発見され、靴は履いておらず、首には絞められたような跡があったということです。
大谷小学校では、4年生以上も学校のルールで「一人では帰らない」と決められていたということですが、昨日はどうだったのかなどは未だ分かっていません。
本郷赤門前クリニック院長で医学博士 吉田たかよし先生の『SAKIDORIクリニック』「台風の被災地にお伝えしたい!災害後のうつ病・不眠症の予防法」というテーマでお話していただきました。
・おしゃべりや人とコミュニケーションをとる。⇒ストレスホルモンのコルチゾールが減少。
・悪口を言うのを我慢しない。⇒普段言う悪口はストレスホルモンが増加しますが、被災したときは、悪口を言うことで心が浄化されます。※SNSなどで悪口を言うのはNG!陰でこそっとやることで、心に負い目のようなものが生まれて、ストレスになるそうです。
・水を小まめに飲む。⇒被災したときの脳は警戒状態に陥りますが、水を摂ることで脳が大丈夫だと判断し、ストレス緩和に。
・短い時間でいいので、誰か(人・ペット・植物など)の世話をする⇒誰かを助ける側になることで、セロトニンが増えるため、うつや無気力の予防に効果あり。
【今日の1曲】 風の坂道 / 小田和正