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第638回:大規模停電、4日目
『ニュースオフサイド』 大規模停電が続く千葉県内各地。広い範囲で停電や断水が続き、全面復旧は明日以降になる見通しということで生活への影響が長期化しています。
依然3万4千件が停電中の千葉県市原市。取材中の細木美知代記者に、市役所前からレポートしてもらいました。市街地でお話を伺った皆さん、電気が通ってるところまで行って洗濯をしたり、トイレもお風呂も入れない方もいらっしゃる現状。屋根や瓦が飛んでしまった家屋もあり、雨が心配だという声も聞かれました。
昨日と今日では、市役所にかかってくる電話の相談内容は変わってきたそうです。昨日までは、ほぼ停電の復旧時期の確認だったそうですが、今日は羅災証明や災害補助などの問い合わせが増えてきました。
市役所には、羅災証明書受付窓口が設置され、これから土日祝日も対応するとのことです。
台風15号は、停電だけでなく、建物にも深刻な被害を及ぼしています。 千葉県鋸南町では台風による強風で多くの住宅で瓦が飛ばされ、倒壊した建物もあったといいます。 鋸南町の被害状況について伝えてくれたのは、岡田紀子記者。
お話を伺ったのは、千葉県船橋市で梨の栽培を続けていらっしゃる豊田梨園の豊田大輔さん。台風15号の影響で、これから収穫する梨やぶどう2割が落ちてしまったそうです。
一番の被害は暴風ネット。 風や雹、鳥の被害などから、農作物を守るネットなのですが、これが破けてしまいました。ネットは1つ1つがオーダーメイドで1枚、100万円くらいするということです。来年の収穫までにきちんと間に合うのかも心配です。
「2ヘクタールある内の半分がダメになってしまった。毎年このような自然災害が起きると農業を続けるのが難しい。国の支援をお願いしたい。僕はいま28歳。僕のように若い農家ががんばって農業をしている。こんな大変なことになったけど、心は折れていない。 だから皆さん、応援してほしい。」と思いを語ってくださいました。
豊田さんの梨について教えて欲しいとたくさんのメールを頂戴しました。現在は災害対応で大変だと思います。
気になる方はこちらをどうぞ⇒豊田梨園さん
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』で取り上げたのは2つ。
まずは『ニュースオフサイド』に続き、「千葉県で長期化する大規模停電」です。
千葉県で停電が長期化している理由について、 電力システムに詳しい東京電機大学の教授、加藤政一さんにお話を伺いました。
今回の停電は、電気自体は余っているが、それを送る後半の配電線が切れてしまったことが大きく、復旧には大元を1つ直せばいいというわけではなく、細かく繋がないといけないそうです。
昨年、関西・中部で同じようなことが起きましたが、その時は完全復旧まで20日以上かかったとか。比較すると今回は初動は遅かったかもしれないが、トータルの復旧で見ればそこまでひどくはないのだと加藤さん。
ただ、関東は関西に比べ、このような台風の被害に不慣れだという点もマイナスに作用しているようです。
必ず議論に上がる無電柱化は"言うは易し行うは難し"で、お金の面も含め無理...。「個人で台風に対する備えを!」これに尽きるとお話してくださいました。
変わっては、今日から本格始動した第4次安倍再改造内閣の動き。国会で取材中の山本カオリ記者によると、引き継ぎ式や大臣の挨拶、前大臣のお見送りセレモニーなどが行われているとのこと。
小泉さんや橋本さん、赤羽さんなどなど、早速、新担当地で活動中。
文部科学大臣・萩生田さんが加計学園問題で洗礼を受けたことをはじめ、「この大臣が本当にここ(担当)でいいのかな?」というのもすでに見え始めたそうです。
報道スポーツセンターから 石川真紀キャスターが、『ニュースパレード』でお伝えする主な内容をいち早く伝えてくれる『SAKIDORIニュースパレード』今動いているニュースとして、「ヤフー、zozoを子会社化」のニュースをお伝えしました。前沢氏は同社の経営から退き、後任にはNTTデータ出身でZOZOの沢田宏太郎取締役が昇格するということです。
コメンテーター 精神科医で映画監督の和田秀樹さんの『今日のオピニオン』 テーマは「日本の上司のメンタルヘルスへの無知」労働安全衛生法の一部改正を受け、平成27年12月1日にストレスチェック制度が施行されましたが、売り上げ第一主義の世の中、メンタルヘルスへの関心の無さにガッカリすると和田さんは言います。
有能な社員がうつ病になってしまうと、職場全体の効率は下がり、万が一、自殺ということがあった時には、周りの人間まで「自分が悪かったのでは?」とトラウマになったり、会社の評判にも影響。
「他の人の仕事まで抱え込んでしまう人。 なかなか周りに頼れない人。どんな時でもルールを守らないといけないという人は、うつ病であれ、自殺のリスクは高い。 もっと柔らかな気持ちにさせてあげるのが上司の仕事なんじゃ?」と、管理職が社員のメンタルヘルスに注力することの大事さを語り下ろしました。
『SAKIDORIスポーツ』 担当は、鈴木純子アナウンサーです。
取り上げたのは、今週火曜日に行われた「全国長寿ボウラーボウリング大会 オーバー80's・90's」。純子アナ、この大会を取材してきてくれましたよ!
今回、4回目の出場となった96歳のボウラー、村田清選手にインタビュー!
「手軽にできるし、足腰に良い!ストライクを出せばお互いに喜んで、みんな褒め合いながら出来るのもいいところ。」と、ボウリングの魅力を語ってくださいました。
90歳代の部、村田さんは惜しくも2位という結果。ちなみに1位~3位までが96歳。5位までが11ピン差という接戦に。
▼村田さんのフォームをご覧あれ!12ポンドのボールを、がんがんカーブさせる姿に、純子アナもビックリ!
84歳、プロボウラーの藤原清子プロは、この大会に初回からゲスト参加!ボウリングへの思いをお話してくださいました。
参加者最年長は97歳、年齢を超越したすごい試合が展開された大会。皆さん、本当に姿勢よく、かくしゃくとしていらっしゃるのが、写真でも分かります。
和田さんも「スポーツというのは、いくつから始めるかじゃなく、いつまで続けるかが大事!」とコメント。楽しみながら健康寿命を延ばすのに、ボウリングは持って来いですね!
『ニュースパレードアネックス』 世界最大級のゲームの展示会 「東京ゲームショウ」が今日、千葉市の幕張メッセで開幕しました。 2020年に実用化が予定されている次世代通信規格「5G」や、話題の「eスポーツ」、さらには「AR(拡張現実)」など、ゲームの進化を感じさせるさまざまな技術が集結!
▼西村志野記者が体験レポートをお届け♪
▼今回で29回目、今年も25万人以上の動員を見越しています。
▼ゲーム経験がほとんどない西村記者、格闘ゲームにチャレンジしました。
「攻撃が当たるとスッキリ!負け続けると悲しくなる...」コントローラーの握り方に、不慣れさを感じます(笑)
吉田愛梨レポーターの『SAKIDORI最前線』早いもので、来年2020年版の手帳が平積みされる季節がやってきました。 今日は、インスタグラムなどで話題になっているという「ジブン手帳」をご紹介!
【今日の1曲】 真夜中のドア Stay With Me / 松原みき