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第643回:東京電力、旧経営陣3人に無罪判決
今動いているニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』でお伝えしたのは2つのニュース。
1つ目は「東京電力、旧経営陣3人に無罪判決」
起訴されていたのは、東京電力の元会長、勝俣恒久被告、元副社長の武黒一郎被告、元副社長の武藤栄被告の3人です。
東京地裁で13時から開かれている、この裁判を取材中の岡田紀子記者にレポートしてもらいました。
無罪の判決に、100人が見守る傍聴席からは「えっ」と声が上がり、どよめいたと言います。一定以上の高さの津波の予見ができたかが最大の争点でしたが、裁判長は「予見可能性を認めることはできない」と判断しました。
「有罪を!」「ふざけんな!」と怒りの声が上がり、泣いている方もいらっしゃったそうです。
今回の判決について、福島原発告訴団のお一人、森園和重さんにお話を伺いました。判決を聞いて「最初、どういうことか分からなかった。 有罪ということしか考えていなかったので、理解に時間がかかった。」という森園さん。
また、「裁判長の指摘通りのことだと思う。 運転ができないようなものを運転し続けてきたことに問題があったんじゃないのかと言いたい。たまたま40年、何の事故もなかったことが不思議なくらい。このあと、少しずつ気持ちを切り替えて、控訴をしたいと考えている。」と語ってくださいました。
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2つ目は、アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が決定した追加利下げについて。
日本銀行の元理事で、現在は富士通総研エグゼクティブ・フェローの早川英男さんのお話によると、今現在、アメリカの経済は比較的良いと言え、米中貿易戦争の影響、設備投資などでこの先、景気悪化となる前にというタイミングだったとのこと。年内の更なる追加利下げについては、あり得ないことではないものの、ここからは少し慎重になるのではないかということでした。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
今日も台風15号で大きな被害が出た地域からの中継でした。
天然ガスを使った自家発電システムで周辺に電力を供給したことで、注目が集まる千葉県・睦沢町にある道の駅「つどいの郷」に、西村志野記者が行ってきました!今月1日にオープンしたばかりのオシャレでスタイリッシュな外観。地元のお野菜、お花の販売だけでなく、レストランでは、地元の食材を使ったお料理が食べられたり、温泉やサウナもあるそうです。
このシステムを導入した理由について睦沢町の町長、市原武さんにお話を伺いました。
道の駅をリニューアルするにあたって、東日本大震災の教訓から、大規模災害時にはこの道の駅を避難場所にしようと考えたことがきっかけだったという、この自家発電システム。
市原町長も「これまでこんなに長い停電は、私の方の役場でもなかった。まさかこんなタイミングで...!」と台風15号を振り返ってくださいました。
睦沢町の美味しいお米のこともお話してくださった市原町長。ねんど土なので耕作はしづらいそうですが、水と土地が良い影響を与えて美味しいお米になるのだそうです!
最後にお電話を繋いだのは、災害ボランティアセンターを運営する千葉県社会福祉協議会の鈴木鉄也さん。
現在、千葉県内20か所で展開中。今1番ニーズの高い、屋根にブルーシートをかける作業は、危険を伴うため、高所の経験がある技術のある方にお願いしているそうです。がれきの片付け作業に欠かせない軽トラックが足りていない現状についてもお話をしていただきました。
※ボランティアの募集範囲は市町村によって異なります。「お手伝いしたい!」「なにかやれるかも!」という方も、まずは確認してみてください。
『SAKIDORIニュースパレード』 報道スポーツセンターから石川真紀キャスターが、『ニュースパレード』でお伝えする主な内容をいち早く紹介してくれています。さらに今日はこの時間、「埼玉県の小4男児死亡」のニュースの続報もお伝えしました。
精神科医で映画監督の和田秀樹さんの『今日のオピニオン』テーマは「高齢者、運転やめたら、要介護リスク2倍」9月6日の朝日新聞、日経新聞などに掲載された、車の運転をやめて自由に移動する手段を失った高齢者は、運転を続けている人と比べ、要介護状態になるリスクが2倍になるとの研究結果を受け、事故を起こさせないためにただ単に運転を辞めさせるというのはいかがなものかと疑問を呈した和田さん。
都心はともかく地方の人たちにとって、運転を辞めるのは、本人だけでなく家族を運ぶという面でも死活問題です。
高齢者の事故を減らすために運転禁止!とすることで、様々なマイナス面があることにも目を向けるべきではないかと語り下ろし!
『SAKIDORIスポーツ』木曜日は、鈴木純子アナウンサーが担当。今日は、9月27日からドーハで行われる世界陸上競技選手権の話題を取り上げました。
先日開かれた日本選手団壮行会を取材した純子アナ。
男子主将・戸辺直人選手(走り高跳び)の語る抱負、男子マラソン代表・川内優輝選手のドーハへの準備と対策について、音声でお聴きいただきました。
選手たちは、昼夜逆転の地・ドーハで戦います!応援しましょう!
『ニュースパレードアネックス』 福島第一原子力発電所の事故を巡り、業務上過失致死傷の罪で強制起訴された、東京電力の勝俣恒久元会長ら旧経営陣の3人の被告に対する判決が東京地裁で言い渡されました。『ニュースオフサイド』でもお伝えしましたが、この時間も岡田紀子記者に詳しくレポートしてもらいました。
吉田愛梨レポーターの『SAKIDORI最前線』では、東京都美術館で先週始まったばかりの美術展「コートールド美術館展 魅惑の印象派」をご紹介しました。素敵でどこか謎も感じるような女性の絵をいくつかピックアップしてくれた愛梨レポーター!
芸術の秋をサキドリに、お出掛けになってみてはいかがでしょうか!?こちらの美術展は、12月15日まで開催されているとのことです。
【今日の1曲】 君と歩いた青春 / 太田裕美 -
もうすぐ10%
こんにちは。 永野景子です。
来月1日、消費税が10%になりますね。
軽減税率の導入で、10%なのか8%のままなのか、よく分からない
という声もよく聞かれます。
イートインがあるお店は続々と方針を明らかにしていますが、
最近、耳にしたのはアイスクリームのサーティワン。
店内飲食と持ち帰りのいずれの場合でも、すべての商品の
税込み価格を現状のまま据え置くと発表しました。
文化放送の近くにもあるタリーズは、店内での飲食の場合は10%、
テイクアウトは8%ととすると発表。 スタバも同じだそうです。
このあたりのジャンルの店は、来店時に店内飲食か持ち帰りかを聞くスタイルが
定着していますから、やりやすいかもしれませんね。
そのほか、店内飲食と持ち帰りの価格を統一する代わりに、
ある一定の商品だけ値上げするお店も。
しばらくの間、混乱するかもしれませんねー。
明日のサブキャスターは、
食べてる姿をよく見かけるからテイクアウトが多そうな
西川文野アナです! -
コートールド美術館展
今日のサキドリ最前線では、
東京都美術館で開催中の
コートールド美術館展を紹介しました。
東京都美術館の学芸員
大橋菜津子さんに解説していただきました。
イギリスが世界に誇る
印象派・ポスト印象派の殿堂であるロンドンのコートールド美術館。繊維業で富を築いた実業家 サミュエル・コートールドのコレクションが収蔵されています。
なかなか国外へ貸し出されることがない作品ですが、
現在、改修中のため、
60点ほどの名作が20年ぶりに日本で楽しめます!!!マネの作品「フォリー=ベルジェールのバー」や
ルノワールの作品「桟敷席」などの名作。
ゴーガン、ドガ、セザンヌなど巨匠の傑作を一度に見ることができる機会です。
科学的調査の成果も展示されていて、
作品を読み解くきっかけになりそうです。
「コートールド美術館展 魅惑の印象派」
12月15日まで開催されます。
チケットは大人1600円、大学・専門学校生1300円
高校生800円、65歳以上の方は1000円です。