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第629回:スペシャルコメンテーター宮台真司さんを迎えて
スペシャルウィーク最終日は、金曜コメンテーター荻原博子さんと、スペシャルコメンテーターに社会学者の宮台真司さんでお送りしました。
気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』。今日のテーマは「特定技能導入からまもなく5ヶ月 外国人人材の受け入れの現状」。
深刻な人手不足に対応するために外国人労働者の受け入れ拡大のため4月から導入された在留資格「特定技能」。導入からまもなく5ヶ月を迎え、新制度はどこまで浸透しているのでしょうか。現状と課題に迫りました。
岡田紀子記者が訪れたのは、丸の内で開かれた中小企業向けの「外国人受け入れセミナー」の会場。300人ほどが参加しており、参加者からは「雇用するにあたりトラブルの対応法を事例を用いてしっかり学びたい」と話していて、前向きな意欲を見せながらも、まだまだ不安や戸惑いがある様子でした。
そんな中、外国人雇用の実態を細木美知代記者が取材。
【NPO法人POSSE】、外国人労働サポートセンターの相談員の方に外国人労働者からの相談内容についてお話を伺うと、給与未払い、拘束時間の超過、当初の契約と異なる...といった相談が寄せられるといいます。
受け入れ側が外国人労働者を単なる労働力とみるのではなく、きちんとコミュニケーションを取り、それぞれに文化と生活をあることを認識することが大切で、意欲的な外国人労働者が働きやすい環境を整えることが求めまれます。
今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、2つのスポーツの現場から中継。
まずは、「野球U-18ワールドカップ 韓国で今日開幕!」 。
悪化する日韓関係を受けて、日本代表選手が日の丸やエンブレムを付けずに現地入りしたという報道がありました。しかし、現地を取材する室井昌也さんによると、日本で報道されているようなビクビクした雰囲気は感じられず、平穏な様子だそう。
韓国とは決勝トーナメントであたる可能性がありますが、スポーツ選手である限り、ライバルであっても健闘をたたえ合う間柄であってほしいとコメンテーターも口を揃えました。
続いて、「ラグビーワールドカップ大会ボランティアにユニフォーム配布」。
3週間後に控えたラグビーワールドカップですが、今日、大会ボランティア「チーム・ノーサイド」にユニフォームを配布するイベントが行われました。
現地を取材した田中正史記者からは、「支える側で貢献したくてボランティアに参加した。ユニフォームをもらうことで実感が湧いた」といったボランティアの方々の声を届けました。御年88歳になるスポーツボランティアのスペシャリスト、安田十四雄さんにお話を伺うと「ボランティアを始めたのは1998年の長野オリンピックがきっかけ。ボランティア活動は大変だけど、絶えず笑顔でいることが大切」とお話してくれました。
『SAKIDORIニュースパレード』は、スペシャルウィークの特別企画。
地域復興を応援するため、自然災害の被害に合われた地域の特産品をプレゼントしています。今日は、茨城県つくば市から、なかのきのこ園の創設者・飯泉孝司さんに「原木しいたけ」をご紹介して頂きました。
手間をかけて作ったしいたけは、歯ごたえもよく、香りも抜群! しょうゆや塩・こしょうで食べるのがおすすめということですが、そのまま食べても美味しいそうです!
スペシャルコメンテーター・社会学者の宮台真司さんが語りおろす『きょうのオピニオン』は「表現の自由問題」。
あいちトリエンナーレで、クレーム、脅迫、恫喝などが起こった問題を受けて、アートとは、「社会の外に通じないといけない」とし、社会に閉じ込められてしまった人に対して、それを超えるための手段なのだと訴えました。
「アートは何のためにあるのか」、その根本を示したテーマでした。
今日の『SAKIDORIスポーツ』は、長麻未アナウンサーが担当。取り上げたのは「バスケットボール」です。
男子プロバスケットボール・Bリーグの「ティップ・オフ・カンファレンス」の模様をお伝えしました。4年目となる今季のテーマは「NEWNESS」! 「昭和の野球、平成のサッカー、令和のバスケとなるように」と大河正明チェアマンが想いを語ったそうです。今回から新しくVRでの試合配信もするなど、エンタメ思考がより強くなるそう。スタジオでは「誰視点のVRなのかな?」と盛り上がりました。
千葉ジェッツの司令塔・富樫勇樹選手も術後1ヶ月経ち、開幕までに完全復帰できるよう意気込みを語りました。
伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。
「逃亡犯条例」の改正案をめぐる大規模なデモが相次ぐ香港。2014年に行われた大規模な民主化デモ「雨傘運動」のリーダー・黄之鋒氏と、6月に番組にもお越し頂いた周庭さんが警察に逮捕されました。香港中文大学の小出雅生さんによると他にも暴力など被害を受けた方がいたそうで、「普通では考えられないことが起こっている」と荻原さんも小出さんの話に恐怖を感じている様子でした。
今日の『世の中SAKIDORI』は、時代の最先端を行く様々なジャンルの方にお話を伺う「一美が訊く」!
アーティストの世良公則さんに、世良さんが力を注いでいる「動物愛護」の活動についてお話を伺いました。
6月に成立した「改正・動物愛護法」によって、ペット虐待の厳罰化、販売時期を48日から56日に変更、マイクロチップの義務化などが盛り込まれました。販売時期の変更については、「子犬にとって7週から8週の1週間は、甘噛みを覚えたりと犬としてのアイデンティティーを確立するために大切な時期」なんだそうです。
今回、法案成立に向けて世良さんが院内集会の参加をお願いしたのは、Youtuberの「せやろがいおじさん」。この方は、世の中の様々な出来事について自身の意見を発信していて、「ぜひ参加してそこで感じた思いを動画で配信してほしい」とお願いしたんだとか。その結果、8日で500万人が視聴し、その数値も民意として伝えたんだそうです。
他にも、ブリーダーの免許制、狭いゲージなど劣悪な環境で繁殖されることを防ぐ数値規制など、世良さんが導入したいと訴える制度はまだまだありました。「僕なりの攻め方をしないとな...」と今後についても考えている様子でした。
今週もお聞き頂き、ありがとうございました!