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第607回:かんぽ生命保険問題、3社トップが謝罪
今動いているニュースを、さまざまな角度から詳しくお伝えする『ニュースオフサイド』は、かんぽ生命保険の不適切な販売問題について。今日、日本郵政グループ3社のトップによる記者会見が開かれました。
まずは、この問題のポイントを清水克彦デスクが整理。これまで判明していた9万件から倍増、過去5年間でおよそ18万3000件に上ることが分かりました。ここまで倍増した主な理由は、故意に解約を先延ばしし、新旧契約の保険料を半年にわたって二重徴収した疑いのある事例が大きく膨らんだことが挙げられます。
記者会見の模様を伝えてくれたのは、細木美知代記者。日本郵政の長門社長は「行うべき職責を果たす。陣頭指揮を執って邁進する」と述べ、辞任は否定しました。また、今日はA4用紙にして6枚分の資料も配布され、不利益を被った顧客にどのように対応していくのかなどの今後についても、大まかなスケジュールが示されたということです。
最後にお話を伺ったのは、組織のコンプライアンス問題に詳しい弁護士の郷原信郎さん。
「もともと公的な組織であったことで色々な制約があったり、職員に公務員的な意識があるなどして、一般的な民間企業のように売り上げや成績を上げていくのは簡単ではなく、トップと現場とのギャップで、前のめり過ぎたのだろう。再発を防ぐためには、どうしてこうなったのか?経営トップは何を考えていたのか?きちんと原因究明し反省すべきだ。」と指摘しました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』韓国の国会議員団が日本に輸出規制強化の撤回を要求するため来日しました。
日韓議連の会談が行われたホテルニューオータニ前から、竹田有里記者がレポート。当初、メディア取材はNGとされていましたが、韓国メディアの取材を入れさせてほしいという韓国側からの要望で、日本メディアも取材がOKに。
ランチ会談後、日韓共同声明を出そうという話になっていたようでしたが、それはなくなりました。結局、ホワイト国については政府が決めるということで、何の進展もなしの会談に...。
また、ソ・チョンウォン団長は二階幹事長に会いたいと希望。その予定は取り付けられていないにもかかわらず、すでに韓国メディアには「二階氏に会う」とはっきりと発言していたようで、これに、自民党本部は「何言ってるの?」と不快感を示していたとのことです。
神戸大学大学院の木村幹教授は、今回、韓国側が与野党超党派で議員団を派遣してきたことを「韓国の国内に向けたアピール」で「本音と建前が完全に分離している」と解説してくださいました。
西村志野記者は、コリアンタウンを抱える新大久保で取材。韓国に広がる日本製品不買運動などをどう見ているのか、街の皆さんにお話を伺いました。「一般市民は仲良しなのに残念。もっと上の人たちが仲良くしてほしい。」「私たちはこんなにも韓国が大好きなのに...。韓国のものを買わないとかはまったく思いません。」日韓関係が良くなることを望んでいる方がほとんどでした。
これまでの人生で、1番行っている国が韓国だという古谷さんも「韓国の方たちはハッキリしていて、日本人と日本政府を完全に分けて考えている。だから、日本人は好きだけど、政府のやっていることは許せないということ。日本製品不買運動も韓国全体の世論ではないと思った方がいい。」とおっしゃっていました。
『SAKIDORIニュースパレード』 報道スポーツセンターから 石川真紀 キャスターが、17時からの『ニュースパレード』でお伝えする主な内容をご紹介。 その中から今日は、東京都労働委員会が、公文側に、指導者を労働者として認め、団体交渉に応じるよう命じたというニュースを取り上げました。
コメンテーター 文筆家の古谷経衡さんの『今日のオピニオン』 テーマは「節操のなさの極み。N国党勢拡大。」日本維新の会から除名となった丸山穂高議員が、この度、N国党へ入党したことについて「腐ったミカンが2つあって、腐ったミカンが合体した。体積が増えた腐ったミカンでしかない。」と表現した古谷さん。
かつては「NHKの放送受信料は支払って当然だ」と言っていた立花代表と、国会で初めて糾弾決議が出たのに辞めず、無所属になり、N国党へ入った丸山議員。
「入る方も入れる方もまったく節操がないし、はっきり言って二人で何ができるのか?」と疑問視。
また、渡辺喜美議員はN国党入党要請には応じず、参議院の会派を組むことで合意したと発表したことにも触れ、「ただ数のためにこういうことをするって、 N国党に投票した人に対しても裏切り行為だし、民主主義を踏みにじることだと思う。ここまで堕落したかとガッカリ。」と語りました。
『SAKIDORIスポーツ』担当の寺島啓太アナウンサーは、メットライフドーム から!今夜のライオンズナイター解説で、ライオンズ、ジャイアンツ、カープのOBでいらっしゃる豊田清さんにお話していただいたのは、「大船渡・佐々木朗希を預かったら、私はこうやって育てる!」というテーマです。
豊田さんも、6月30日に佐々木投手を生でご覧になったということですが、その時は全力の投球は見られなかったそう。もしも自分がコーチするとしたら、「身体を見てみて、もう投げさせても良いということならば試合を通して学ばせる。けん制やフィールディング、そういうところから学んでもらう。」ということでした。
『ニュースパレードアネックス』 高齢ドライバー による交通事故が社会問題になっているのを受け、東京都は今日から急発進を防止する装置を設置する都民に設置費用の9割を補助する制度を始めました。「都内在住・今年度中に70歳以上になる方への補助制度」となります。今日は、取扱事業者の中から港区のトヨタモビリティ東京を伊藤佳子記者が取材。ちょうど取り付け作業中ということで、トヨタモビリティ東京の村松さんの装置の解説をお聞きいただきました。
部品代と工賃込みでおよそ10万円。その9割を東京都が出してくれるということなので、これはお得ですよね。自分の車に取り付けが可能なのかなど、まずは相談してみては!?
本郷赤門前クリニック院長で医学博士 吉田たかよし先生の『SAKIDORIクリニック』題して「熱中症の予防の秘訣はトイレにある!!」というお話。
普段から尿の色をよく見ておきましょう。普段より濃い黄色は水分が不足している証拠。茶色だと危険!コップ1杯の水を1時間に1回、一気に大量に飲むのではなく、こまめに水分を補給しましょう。
【今日の1曲】 サザン・ウインド / 中森明菜