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第604回:独占禁止法で業界はどう変わる?
気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』。今日のテーマは「独占禁止法で働く人の権利が守られる」。
芸能人やスポーツ選手の移籍・独立する際に起こる仕事に対する制限問題、さらには契約書がない場合に生ずる優越的地位の乱用のも誘発について考えます。
弁護士の多田敏明さんにどのような問題が発生しやすいのか伺うと、吉本興業を例に、「書面になっていないと強い立場が無理難題を言いやすい上、口約束だと違うことも受け入れざるを得ない。また、断ってしまうと仕事がなくなるのではという不安から引き受けてしまう」と指摘。また、「芸能人の移籍を制限してしまうと、芸能事務所間の競争が行われない」と業界の問題点も挙げました。
このように独占禁止法の重要性が時代と共に高まってくる中、いちはやく反応したのが「日本ラグビー協会」です。
これまでトップリーグ移籍に関して、移籍前のチームの承諾がなければ選手は1年間公式試合に出ることができませんでしたが、これが独占禁止法に違反するのではと2018年に規約が改定されました。
元ラグビー日本代表の堀越正己さんは、「選手としては有難い改革。元々アマチュアで移籍の必要はなかったが、トップリーグが誕生したことでプロとして職業選択の自由を守るためにも必要なものとなった」と背景をお話してくれました。
時代と共に、時代に合ったルール作りが今後も叫ばれていきそうです。
今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、「東京オリンピック開幕まであと1年。交通・暑さ対策は大丈夫?」
今週、都内各地でオリンピック中に予想される交通混雑や暑さ対策のテストが行われています。
細木美知代記者は、ビーチバレーの会場である潮風公園へ。今日の手元の温度計は30.5度、野外の競技はなんといっても暑さ対策が成功のカギ! 今回、議員連盟が3つの内容について視察を行いました。
1、シティーキャストの暑さ対策。
シティーキャストとは、看護や道案内をするボランティアの方々のこと。外での活動が多いため、暑さ対策は必須です。そこで考案されたのが話題の「かぶる日傘」! 細木記者もかぶって体験。
こんな感じになりました。日差しがこないのでけっこういい感じで、傘の上が空気が抜ける構造になっているので涼しいそうです。ただ、強い風がふくと傘ごともっていかれそうになるので少し不安要素も。
2、会場の暑さ対策
ミストシャワーやウォーターサーバーの設置や、保冷剤や扇子、ネッククーラーを配るなど涼しくなるグッズで対策が取られていました。
3、救護所
万が一体調を崩したときに対処してくれる救護所。緑色の旗を使ってますが、赤や白の方がわかりやすいのではなど改善点も挙げられました。
1年後に控えた東京オリンピック、テストできる夏は今年だけなので様々なことを想定しながら実験しつつ、成果を挙げてほしいですね。
そして、田中正史記者は、首都高速道路を走行しながら「交通の混雑への対策テスト」をレポート。大会中、選手や大会関係者を円滑に届けるために一部の料金所や入口を閉鎖して、混雑の状況を確認しています。
午後1時に文化放送を出た田中記者、際立って交通量が多いなどはありませんでしたが、配送業者の方などは「いつもよりは時間がかかっている。どこが閉鎖なのか情報がわかりづらい」という声が挙がっていて、今後今回のテストを受けた分析と対策が急がれます。
『SAKIDORIニュースパレード』は、報道スポーツセンターから石川真紀キャスターが担当。ニュースパレードでお伝えする主な内容を紹介しました。
京都アニメーションの放火殺人事件で、容疑者の家宅捜索が行われました。また、消火に当たった消防団長と副団長が会見を開き、改めて事件の悲惨さと今後のケアについて取材に応じました。
経済ジャーナリストの荻原博子さんが語りおろす『きょうのオピニオン』は「孤独死保険ってなぁ~に?」。
実は隠れたヒット商品となっているのが「孤独死保険」。賃貸で暮らす独居老人が、気づかれないまま亡くなってしまった場合、部屋の原状復帰や空室募集に専門業者をお願いしなければいけない場合が増えているといいます。そんな時に大家さんが入る保険がこの孤独死保険なんです。
現在、年間約5万人は孤独死していると言われていて、20年後には総世帯の4割は一人暮らしとも言われています。大家さんはもちろんですが、いざという時のために自分でもどうしてほしいのか考えておくことが大切です。
今日の『SAKIDORIスポーツ』は、長麻未アナウンサーが担当。取り上げたのは「ラグビー パシフィックネーションズカップ」です。
ワールドカップの前哨戦ともいえる国際大会で、今の実力を知り、どれだけチームができあがっているのかがわかる大切な試合です。初戦のフィジーは個人の能力が高く、経験者すら「こんなプレイができるんだ!」と意外性のあるラグビーを見せてくれると語るのは元ラグビー日本代表の大畑大介さん。
これまでの成果を知れる大注目の大会、フィジー戦は27日午後2時50分から岩手・釜石鵜住居復興スタジアムで対戦です。
伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。
自民党・石崎徹衆議院議員による元秘書への暴行疑惑を取り上げました。自民党の新潟県連は党本部を訪れ、石崎議員の離党勧告や除名を含めた厳しい処分を要請。国会議員として説明義務を果たしてほしいものですが、今のところ会見の予定はなく、このままのらりくらりとかわそうとするのでは...と許せない思いです。
『世の中SAKIDORI』、金曜日はビジネス先取り。
ニュースサイトnippon.comの編集局、チーフエディターの持田譲二さんに「現代貨幣理論MMTとは何か?」というテーマでお話頂きました。
MMTとは、国がどれだけ国債を発行してもお金を刷れば返せるのだから問題ない、いくらでも予算を膨らまし社会保障の充実や景気対策に使えるというこれまでの常識とは真っ向に挑戦する経済理論のこと。「戦前、国債乱発による昭和恐慌により物価が10%も上昇するインフレに陥ったことがある。インフレは一度起きるとコントロールしづらいと言われているため、MMT理論により問題が起きてからでは遅い」というのが持田さんのご意見でした。
【今日の1曲】 BANG!BANG!バカンス! / SMAP
今週もお聞き頂き、ありがとうございました!
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こんにちは!
西川あやのです!
今日は、
芸能界やスポーツ界でも話題の独占禁止法。
公正取引委員会の動き。
東京オリンピック・パラリンピック開催1年前の
交通規制・暑さ対策チャレンジウィーク
明日から始まるラグビーパシフィックネーションズカップ
元秘書に対する暴行が報じられる石崎徹議員
現代貨幣理論「MMT」とは何かなどについてサキドリしました!
東京オリンピック・パラリンピック開幕まで一年!
や~梅雨時期が続き、この日射しの強さを忘れていました。
今日は暑くなりましたね~。
異常気象を目の当たりにすると、地球温暖化の問題をより深刻に感じます。
未来を見据えた国づくりをしたいものです。