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第597回:月に一度の茂木さんデー
今動いているニュースを、さまざまな角度から詳しくお伝えする『ニュースオフサイド』は2つのニュースをお伝えしました。
まずは昨日に続き、埼玉県蕨市の住宅で男子高校生が刺された事件の最新情報を。 男子生徒が刺された2階のベランダには、家族以外の足跡があったことなどが、これまでの調べで分かりました。
蕨市で取材中の石森則和記者が、今日も現場では鑑識官らが頻繁に出入りし捜査を進めていること、近隣にお住まいの方たちの声など伝えてくれました。市内10校、近隣2校では部活動・朝練の中止、集団下校などの対応がとられています。一刻も早い事件解決が望まれます。
かわっては、輸出規制をめぐる日韓の紛争について。今月23日からスイス・ジュネーブで始まるWTO理事会で、日本と韓国それぞれの正当性を主張する見通しです。ソウル大学専任研究員 吉方べきさんのソウルレポートをまじえ、明日から数日間が1つのヤマというこの問題を清水克彦デスクが解説。文在寅大統領がここへ来て激しく日本を批判している背景について「経済改革をしたくてもうまくいかず、外交もダメ。もう活路は日本しかないとなっている。」とのこと。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』も2本立て。1つ目は、ふるさと納税をめぐる新たな動きです。
過度な返礼品などを理由に、先月、始まった新たな制度から大阪府泉佐野市、静岡県小山町、和歌山県高野町、佐賀県みやき町を除外した総務省の対応をめぐり、総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」は今日、会合を開きました。
西村志野記者が、これまでの経緯をレポート。会合は冒頭以外は非公開ということで、その後に行われた富越委員長の会見音声を生中継でお送りしました。
2つ目は、今年の大学入試に見られる変化について。今日、リクルート進学総研が「進学ブランド力調査2019」の記者発表会を開きました。▼今年の傾向について伺ったのは、向かって右に写っているリクルート進学総研の小林浩所長。中堅大学の志願度が高まり、社会環境の変化から、情報・観光コミュニケーション・医療系・体育スポーツ(予防医学)など人気分野が変わってきているそうです。
発表会を取材した細木美知代記者が、「おしゃれな大学」「部活動やサークル活動が盛んな大学」などいくつかのランキングを紹介。高校生が志願したい大学は、関東エリアで「早稲田大学」、東海エリアで「名城大学」が3年連続の1位。関西エリアでは12年連続で「関西大学」が1位となっています。
「大学通信」の安田賢治さんも、今年は早稲田・慶応・上智といった私大のトップやMARCHも軒並み志願者が減っているといいます。2021年から「大学入学共通テスト」が導入され難しくなるため、できれば浪人したくないという安全志向が高まっていることが背景にあるようです。
『SAKIDORIニュースパレード』 報道スポーツセンターから石川真紀キャスター。『ニュースパレード』でお伝えする主な内容をいち早く紹介しています。動いているニュースとして、岡山県警察学校で昨年、訓練中だった男性巡査が教官の男性警部補が持っていたナイフで誤って刺され、負傷していたことが分かったというニュースを取り上げました。コメンテーター 脳科学者の茂木健一郎さんの『今日のオピニオン』 テーマは「これからの時代に求められる学力とは」
しばらく前に、不登校YouTuber「ゆぼたん」君の発言が物議を醸したことをあげ、脳科学を研究している立場から、ある分野は不得意でも、ある分野はとんでもなく得意という脳の人間がいるということ、学習障害・ギフティド教育について語り下ろした茂木さん。
万能の天才として知られるレオナルド・ダ・ヴィンチも、ラテン語の読み書きが出来ず、一生懸命勉強していたノートが残されています。今の日本の観点から言うと「ダ・ヴィンチも落ちこぼれ」という判定に!?
「ペーパーテストで決めるのが当然だとされているけれど、学校の勉強だけで判断しない。一人一人の個性に合わせた学習をするのが一番いい。脳の素晴らしい個性を伸ばす教育が大事!出来ないことは、出来る人が補う社会。昔から"十人十色"という言葉がある日本なんだから、もっとそうなればいいなと思う。ランクとかレベルとか言う言葉はなくした方がいい。」とお話してくださいました。
『SAKIDORIスポーツ』 槙嶋範彦アナウンサーが、プロ野球パリーグで好成績を残している先発投手二人にスポットを当てました。ご紹介したのは、防御率パリーグトップの1.92というオリックス・バファローズ 山本由伸投手と、球界では絶滅危惧種とまで言われる数少ないアンダースローの福岡ソフトバンクホークス 高橋礼投手。
今シーズンのピッチングについて語るお二人のインタビュー音声をお聞きいただきました。今後の投球も楽しみですね!
『ニュースパレードアネックス』 東京オリパラ大会組織委員会などは今日、東京大会に向けたプロジェクトの発表会見を開きました。 東日本大震災の被災地で使われた仮設住宅を再利用して「東京2020復興のモニュメント」を作るということです。▼イベントにはプロテニスプレーヤーの錦織圭選手と、宮城県出身のお笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおさん、富澤たけしさんが登壇しました。
取材した竹田有里記者がこのプロジェクトの概要を説明。
住宅設備大手「LIXIL」、東京芸大、被災3県などと連携したプロジェクトで、モニュメントには仮設住宅の窓枠などのアルミ建材を「LIXIL」が回収・溶解して再生アルミとし、2トンを提供しています。来月、被災3県で東京芸大の学生の案をもとにデザインを決め、大会中は競技会場の一角などに設置。大会後はレガシーとして、被災3県にて飾られるということです。
『SAKIDORIクリニック』 本郷赤門前クリニック院長で医学博士 吉田たかよし先生に「この季節に注意が必要な手足口病とインフルエンザ」について教えていただきました。乳幼児を中心に流行している夏風邪の一種・手足口病。 大人が感染すると重症化することも多く、予防は手洗い・うがい、患者に接触しないこと!
さらに心配なのが、インフルエンザの流行です。 梅雨時は湿度の上昇により鼻や喉の粘膜で感染を防御するものの、ウイルス自体は湿度が高いとなかなか死滅しないため、今の季節、色々なところにくっついたウイルスを手で触って目をこすってしまい、インフルエンザに感染してしまうそう。 意識的に手洗いの回数を増やしましょう!
【今日の1曲】 夏祭り/ Whiteberry