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登戸の悲惨事件
こんばんは、竹田有里です。
今日は、本当に心が痛むニュースをお伝えしました。神奈川県川崎市の小田急線登戸駅近くで起きた殺傷事件。
スクールバスを待つ小学生16人と大人2人が刺され、そのうち
私立カリタス小学校の小学6年生の女子児童と39歳の保護者の男性が犠牲になりました。
身柄を確保された50代の男も自分の首を切りつけていて、死亡しました。怒りのやり場もないこの凄惨な事件...
カリタス小学校の記者会見で校長先生が、
「これからの子供達の安全確保はもとより、この深い心の傷、子供達の心のケアに万全を尽くしたいと思います」と
おっしゃっていましたが、深い心の傷を負ってPTSDになってしまう子供もこれから出てくるかもしれませんので、
今後の心のケアは本当に重要になってきますね。犯罪心理学の専門家で、東京未来大学 こども心理学部長教授の出口保行さんに話を伺いました。
出口さんは、
・切りつけたとみられる男は、社会に深い恨みがあり強い殺意があったのでは
・生きる力を失い、最後「拡大自殺」(社会に対する恨みを持つものが、周囲を巻き込んで自殺をすること)をしたいと思ったのでは
・同世代の大人ではなく、子どもや女性などを狙ったのでは
と分析。
さらに、こうした犯罪を防ぐためには、防犯カメラをわかりやすいところに設置し、大人の見守りなど「大人の存在感」を
全面に出すことが大切だとお話しされていました。ただ、学校現場はこれまでも安全確保に努めてきていますが、共働きの家庭も増えるなか、
こどもの行動を含め、登下校の全てを見守ることは本当に難しいことです。
子どもたちをどう守るか、改めて考え直さないといけないのではないでしょうか。重軽傷を負われた方々の一刻も早いご快復をお祈りします。
明日のサブキャスターは、水谷加奈アナウンサーです!
お楽しみに!
(浜松町午後6時過ぎ。雨が降りそうなどんより雲になってきました)