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第554回:国民投票法って?
気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』。今日のテーマは「来たるべく国民投票に備えて、国民投票法を知ろう!」。
憲法改正のための国民投票に関する手続きを定める「憲法改正国民投票法」の改正案について話し合いが進んでいます。そこで、今日は国民投票法改正案についてサキドリしました。
国民投票法の法案の起草から立法まで携わったシンクタンク代表の南部義典さんに国民投票についてお話を伺うと「通常の選挙と違い、ひとりひとりが立候補者となり、自由に議論できるように意識して法律を作成した」といいます。
しかし、今問題となっているのが国民投票運動の「CM規制の在り方」です。議論するための材料となるCMですが、今月9日に行われたヒアリングでは、「法律での規制は慎重になるべき」や「量的規制には反対」という意見が出ました。そうなると投票日の14日前まで放送できるCMは、資金源のある自民党が有利なのではという不平等さも。どうするのが適正なのか、今後さらなる議論が待たれます。
今を切り取る『きょうのナマチュウ』、「ローソンが新プログラムを発表! 食品ロスの現状と対策は?」。
日本全体で年間643万トンとも推計されている食品ロス。世界で見てみるとまだまだ対策が遅れている日本で、今、コンビニ業界が動いています!
細木美知代記者がお話を伺ったのはローソン 広報室の榎本章さん。6月から愛媛と沖縄で実験的に行われる「Another Choice」プログラムについてお聞きしました。
このプログラムは、Another Choiceマークがついている食品を夕方以降に購入すると100円につき5ポイント付くというもので、取り組みの一部は子どもたちの支援に使われるということです。今、食品ロスと貧困が大きな問題となっており、ローソンでも何か貢献ができないかという考えからプログラムがスタート。ポイントも本部で付与、一括管理するため、人件費もかからないように工夫されています。
売り上げを伸ばしつつ社会にも貢献する仕組み作りが今後ますます活発化しそうです。
また、食品ロス問題専門家の井出留美さんからは、期限以内に食べてほしい「消費期限」と、美味しさの目安となる「賞味期限」の違いを紹介して頂きながら、家でもできる食品ロス対策も教えて頂きました。
『SAKIDORIニュースパレード』は、報道スポーツセンターから石川真紀キャスターが担当。ニュースパレードでお伝えする主な内容を紹介しました。
イージス・アショアを配置する配備候補地として選ばれた山口県と秋田県のニュースを取り上げ、秋田県出身の石川キャスターとしては「基地と住宅地が近い。学校や病院も近くにあるため、説明を聞けば聞くほど不安になる」とコメントしました。
経済ジャーナリストの荻原博子さんが語りおろす『きょうのオピニオン』は「なんだかおかしな2つの無償化」。
選挙の目玉となった「幼児教育と大学の無償化」。無償化と聞くとタダになるのでは!?と考えてしまいますが、実際はかなり偽りがあるそう。幼児教育の無償化は、3~5歳の認可・認定保育園のみであること。荻原さん曰く「無償化と謳うことで預けたいと思う親も増え、待機児童が増加する。しかも、保育士の給与が上がるわけではないので、保育園の質は確保されない」と不安要素が増えたといいます。
さらに、大学の無償化は、4人家族で年収270万円以下の家族が対象と大半の家族には当てはまらないそうです。「それなら、国立大学の授業料を半分にしたらいいのに!」と指摘しました。
今日の『SAKIDORIスポーツ』は、高橋将市アナウンサーが担当。
取り上げたのは「井上尚弥 イギリスに見参!WBSSバンタム級準決勝!」
5月8日、イギリスに向けて出国する際、井上選手に試合についてインタビュー。「体調は万全で、自分に期待している。いつもの平常心で挑めれば」と語ってくれました。
この自信は一体どこからくるのか、確固たるメンタルの源を伺うと「練習の濃さ」だそう。「これだけやったんだから、あとはリングの上で確信に変えるだけ!」と気持ちいい言葉を聞くことができました。
伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。
北方領土をめぐる「戦争発言」で物議を醸した丸山穂高衆議院議員への辞職勧告決議案を巡り、野党5つの会派は共同で提案することに一致しました。与党にも協力を呼びかけましたが、すぐの回答は厳しいと難色を示し、今後どのような決着を迎えるのか、今後まだ注目が集まります。
『世の中SAKIDORI』、金曜日はビジネス先取り。
今日は、ニュースサイト「nippon.com」でアラビア語サイトを担当するエジプト出身、八山勇士さんに「日本人になった私」というテーマでお話を伺いました。
前回お越し頂いた際、帰化して日本人になったというお話をしてくださった八山さん、今日は帰化手続きについて伺いましたが、八山さん曰く「とにかく大変だった!」
生まれてから今までの履歴書をすべて見せるそうで、エジプトで発行してもらった書類を和訳して提出するなど、とにかく文字通り「山ほど」必要だったそうです。
さらに、法務省の係員との面談は3時間にものぼり、嘘をついていないか矛盾がないかを細かくチェックされます。さらに、日本での住居も仮の住まいではないかと押し入れの中までチェックされたそうです。
仕事もちゃんとしていて、収入もあり、人としてしっかりしているかどうかを調査されるということで、もっともっとお話が聞きたかったのですが時間が来てしまいました...。次回続きをお願いします!
【今日の一曲】 ROSIER / LUNA SEA
今週もお聞き頂き、ありがとうございました!