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第557回:アクセルとブレーキの踏み間違い事故を防ぐには
今日の『ニュースオフサイド』では、大手マスメディアが詳しく伝えてこなかった重要法案「国有林野管理法改正案」のリスクをサキドリしました!
▼「国有林野管理法改正案」とはどのような内容なのか説明してくれた竹田有里記者と、最近発生した土砂災害の事例をあげてくれた細木美知代記者。スタジオにお迎えしたのは、水ジャーナリストで、アクアスフィア・水教育研究所 代表の橋本淳司さん。SAKIDORI!には二度目のご出演です。
この法案の問題なのは「伐採した企業に植林の義務付けがない」ということで、植林や再造林は我々の税金を使って行われることになるというところ。実は今年4月から設定されている環境税はこういうところに使われてしまうそうで、国有林は我々の税金で育てた木、でもそれを切る権利は民間企業にあり、民間企業だけが得をする法案と言えるようです。
森林は林業のためにだけあるわけではありません。温暖化を防いだり、降った雨を蓄える機能など、はげ山が増え続ければ災害が増える可能性もあると解説してくださいました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』自動車事故が相次ぐ中、注目を集めているのが 「ブレーキとアクセルを踏み間違えたときに加速を抑える装置」。パシフィコ横浜で開かれている「人とくるまのテクノロジー展2019」会場にはこの装置が展示されているとのこと。
西村志野記者が行ってきました!
「ペダル踏み間違い加速抑制装置」の仕組みや注文状況などお話してくださったのは、デンソーの入川稔さん。「少しでも交通事故の撲滅に繋がれば...!」とおっしゃっていましたね。
(「column~記者たちのオフマイク」には西村記者のイベント体験レポートがアップされていますのでご覧ください。)
交通事故の分析をされている福山大学工学部 准教授の関根康史さんによると、高齢化に伴って股関節の可動範囲が狭くなるため、がに股気味になってしまい、アクセルペダルに近い場所を踏んでしまう。これがアクセルとブレーキの踏み間違い事故の一つの要因ということです。防止策としては、運転の際の姿勢に気を付けること。内股気味に、つま先をまっすぐ正面に置く感じで!
地域によっては、警察や教習所、自動車メーカーなどが安全運転講習を定期的に行っているところもありますので、一度参加してみることをお勧めしてくださいました。
『SAKIDORIニュースパレード』 報道スポーツセンターから 石川真紀キャスターが、17時からの全国ネットニュース番組『ニュースパレード』でお伝えする主な内容をご紹介。今日は、職場でのパンプスやハイヒールの強制をなくそうと、署名活動が広がっているというニュースをピックアップ。キャンペーンは性暴力を告発する動き「#MeToo」と、「靴・苦痛」から「#KuToo」とネーミングされ、すでに1万8千人の署名が集まっているそうです。
▼裸足好きの古谷さんと、気合を入れるときはピンヒールの加奈さん。
コメンテーター 文筆家の古谷経衡さんの『今日のオピニオン』テーマは「台湾でアジア初の同性婚法案成立」10~15年くらい前まで、アジアで初めて同性婚を認めるのは日本だと思っていたという古谷さん。
それが同性婚法案が成立するどころか、LGBTのを否定するような政治家やそれを擁護するものが出てくるような状況の日本。
日本でなぜ同性婚やLGBTへの理解が深まらないのか、なぜ台湾が日本を飛び越えてアジアで最初の同性婚法案成立の国家となったのかを解説、「日本もアジアで2番目の同性婚法案成立国になって欲しい」と語り下ろしました。
『SAKIDORIスポーツ』 高橋将市 アナウンサーが取り上げたのは、今週末26日に東京競馬場で行われる競馬のGⅠレース 第86回日本ダービー。美浦トレーニングセンターで行われた調教を取材した将市さん。「ダノンキングリー」の手綱を取る戸崎圭太騎手の声、「ランフォザローゼス 」調教師の藤沢和雄さんの声をまじえて紹介してくれました。日本ダービーは、文化放送の「スポスタ MIX ZONE」内で生中継でお送りいたしますのでこちらもぜひお聞きください。
▼美浦トレーニングセンター風景。
『ニュースパレードアネックス』 「東京スカイツリー」開業7周年を迎えた今日、隅田川では水上事故ゼロをめざし、屋形船や遊漁船など、およそ40隻の船舶による「船のパレード」が行われました。取材したのは伊藤佳子記者。どのような影響がありそうか、隅田川
安全航行協議会の鈴木さんのお話をお聞きいただきました。 来年のオリパラの会場ですが、東京湾など水上に近い場所にあるんですね。今日は、テロ対策用に警視庁が導入した「水上バイク」も参加。
『SAKIDORIクリニック』 本郷赤門前クリニック院長で医学博士 吉田たかよし先生が、この時期急増する「足がつる」という現象についてお話してくださいました。
自分の意思とは関係なく筋肉が勝手に縮むのが「つる」という状態で、筋肉は水分、ミネラル、ビタミンのバランスの乱れで暴走してしまいます。
5月にもなると気温が上がって汗をかくことで脱水が増え、足がつる人が増えるそう。 お茶ではなく水、もしくはノンカフェインの麦茶で水分補給しましょう。 また、食べ物ではビタミンB1とカリウムの両方を摂取できる納豆や豆腐がお勧め! -
人とくるまのテクノロジー展
西村志野です。
きょうからパシフィコ横浜で始まった
「人とくるまのテクノロジー展2019」
ナマチュウのコーナーで
中継しました!
お話を伺ったのは
デンソーの入川稔さん。デンソーは
ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いによる
衝突事故の軽減に貢献する製品として、
後付で装着が可能な「ペダル踏み間違い加速抑制装置」を
トヨタと共同で開発しました。
相次ぐブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故。
入川さんは
100%防ぐことはできなくても、
少しでも抑制につながれば、と話していました。
この装置は
超音波センサーが障害物を検知するとブザーが鳴り、
さらにそれでもアクセルを踏み続けている場合は
表示機に文字で「アクセルを離してください」と表示され
注意喚起されるというものです。
このほか
車のシートの太もも部分が分かれていて
高さを好きなように調節できたり、
骨盤サポート機能がついていたりするものも!
長時間の運転による疲労を軽減したり
腰痛予防になったりするそうです。
驚きすぎて、ついこんな表情に(^^;)
またハンドルに
ゲームのコントローラーの
アナログスティックのようなものがついていて
振動の違いによって、
オーディオやエアコンなど何を操作しているか、
違いが分かるものも開発途中ですが展示されていました。
これによってよそ見運転を防ぐことができるそうです。
進化した自動車の技術がたくさん並んでいました。
事故はそれぞれが気を付けることが不可欠ですが、
こういった技術も少しでも悲しい事故の防止につながることを願います。