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第537回:日本の景気は良くなるの!?
今動いているニュースを、さまざまな角度から詳しくお伝えする『ニュースオフサイド』
明日から始まる日銀の金融政策決定会合。 7年目を迎えるアベノミクス、日本の景気はどうなっていくのか?
文化放送で毎週土曜日17:30~17:45『須田慎一郎のこんなことだった!! 誰にもわかる"経済学"』にも出演中の経済ジャーナリスト 須田慎一郎さんをお迎えして詳しく解説していただきました。
まずは、街の人が景気についてどう感じているのか、新宿で取材した西村志野記者のレポートから。今日取材した人のなかで、「景気が良くなった」と答えた方はゼロ!入ってくるお金は増えないのに、払わないといけないお金は増えていると嘆く声ばかりでした。
須田さんには、そもそも「マイナス金利」とは何なのか?という基本から教えていただきました。物価も消費も伸びていない現状で金利を上げてしまうとデフレが進み、さらに景気が悪くなるという負のスパイラルに陥るため、麻薬のようにマイナス金利策を打ち続けるしかないのだといいます。超金融緩和の本当の狙いは、円安に持って行くこと。これは一時成功したものの、下請けになる中小・零細企業へ回らなかったことが良くなかったと解説してくださいました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』平成最後の日まで、あと一週間!ということで、「平成」から「令和」の時代をまたいで列車を走らせる鉄道会社の動き、そして岐阜県関市の平成(へなり)の今をお伝えしました。
▼「令和」にちなんだ各鉄道会社の記念切符や記念列車の情報をまとめてくれたのは田中正史記者。京成電鉄 運輸部 営業課 藤沢のりゆきさんには、改元の瞬間を車内で迎えることが出来る電車「『平成⇒令和』記念イブニングライナー」号についてや、新元号にちなんだ企画を紹介していただきました。
かわって、岐阜県関市の平成(へなり)地区の関市武儀事務所 西部英利さんに、元号が「平成」になった当時の瞬間のこと、そして今のお気持ちを伺いました。
「31年ともに歩いてきた平成の元号がかわるのは寂しい気持ちもある。元号は日本ならではの文化で、この地域もおかげで脚光を浴び、特産品が売れたり、交流も増えた。感謝の気持ち。」だそうです。
『SAKIDORIニュースパレード』 報道スポーツセンターから石川真紀キャスターが、『ニュースパレード』でお伝えする主な内容を紹介しています。その中から、今日は「ギョウジャニンニク」と「イヌサフラン」を誤って食べてしまった男性が死亡したというニュースを受け、「山草・野草でも安全なものが去年と同じ場所に生えているとは限らないというお話を聞いた。注意して欲しい。」とお話してくれた真紀さん。
『今日のオピニオン』 コメンテーター 俳優の石田純一さんが語り下ろすテーマは『WTO日本敗訴の真実』先週も石田さんがオピニオンで語りおろしたこのニュースですが、新たに「日本産食品の科学的安全性は認められた」との記載が第一審の判決文にあたる報告書にないことがわかりました。
「原発事故直後は、54か国が日本産食品の輸入を禁じていたが、今は23か国になった。日本は世界に対して厳しい態度で臨むのではなく、粘り強く、 そして、嘘をつかず真実をきちんと出していかないとダメ! 被災地の方々のためにも、政府は都合の良いようにごまかしてはダメ!」と、吉田松陰の言葉【士は過ちなきを貴しとせず、過ちを改むるを貴しと為す。】を引用して語りました。
『SAKIDORIスポーツ』担当は、松島茂アナウンサー。今日から文化放送「ライオンズナイター」はロッテ・西武戦を中継するということで、ライオンズナイター・マリーンズリポーター かわのをとやさんとともに、千葉ロッテマリーンズの話題をお伝えしました。かわのさんが期待してる選手としてあげてくださったのは、"アジャ井上"こと井上晴哉選手だそうです!
『ニュースパレードアネックス』
スリランカ同時爆破テロ事件、最大都市のコロンボでの死者は310人に上っています。容疑者40人が身柄拘束されたと伝わっていますが、事件の全貌は明らかになっていません。 石森則和記者のレポートです。
スリランカで20数年にわたりレストランやテレビショッピングをされている小林准さんのお話では、スリランカでは今日から一般の機能が戻っているとのこと。
現代イスラム研究センター宮田律理事長は、「仏教徒はここまで大きなことを起こしたことはなく、客観的に見てイスラム過激派の同時多発テロと考えるのが自然。」だと解説。イスラム教徒が少ないスリランカですが、これは決して不思議なことではないということでした。
【今日の1曲】 高気圧ガール / 山下達郎