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新元号から知る"万葉集"
竹田です!
今年度のサキドリもよろしくお願いいたします^ - ^
BGMや音楽もさらにオシャレになっています。お気づきになりましたか?さて、新元号「令和」の出典は、日本最古の歌集「万葉集」で、日本古典からの引用は初めて。
安倍総理は「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ意味が込められている」と記者会見で述べました。サキドリでは、この万葉集について、専門家にお話をお伺いしました。
万葉集は、古代から奈良時代の和歌を集めた歌集です。天皇から西国防衛に当たった防人と呼ばれる庶民兵士まで、さまざまな人の歌4500首以上を採録しています。「令和」の出典は「万葉集」巻五の「梅花(うめのはな)の歌三十二首并(あわ)せて序(じょ)」。「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」から引用されました。
天平2年正月に開かれた宴席で出た和歌の数々を記すのに先立ち、その情景をまとめて記した序文。「令月」(めでたい月)の柔らかな風や梅花の香りなどをたたえているのだそう。
万葉集研究科の多田一臣東大名誉教授は、「梅は中国から来たもので、貴族の庭にも咲いていた花。新元号は中国の漢文が元となっている」とお話されました。
多田名誉教授が太鼓判を押す歌は、大伴家持が既婚者の女性と不倫関係にあり、執事と偽って、歌のやり取りをしているもの。この時代にして、なんとも文化レベルの高いことなのでしょう!!今全国の書店では万葉集が飛ぶように売れていると言います。
新元号をきっかけに日本の古典"万葉集"について議論や理解を深めたりすることは素晴らしいことですね。古文の授業が苦手で、"あさきゆめみし"ばかり読んでいたのですが、
今回はまた万葉集にチャレンジしてみたいと思います。明日からは、水曜日は、永野景子サブキャスターから水谷加奈サブキャスターですよ!
お楽しみに〜