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第522回:外国人労働者受け入れ拡大のための新たな制度
今動いているニュースを様々な角度から詳しくお伝えする『ニュースオフサイド』
外国人労働者の受け入れを拡大する新たな制度がスタート。しかし、見切り発車との指摘もあります。
今日は、スタジオにジャーナリストの安田浩一さんをお迎えし、「出入国在留管理庁」について、また、昨日から施行した「改正入管法」の問題点や課題を考えました。
▼まずは改正入管法の昨日から変わった点について伝えてくれた田中正史記者。安田さんは、新たに「特定技能1号」制度を設けたことについて、奴隷制度と言われてしまっていた「技能実習生」制度の延長に過ぎないと危惧。昨日発足した「出入国在留管理庁」についても、諸外国はきちんと「移民庁」があるのに、外国人労働者が増えるなら見張りも強化しましょうというだけの庁だと指摘しました。
また、「改正入管法」施行を急いだ安倍内閣の狙いは、経済界からのロビー活動と今年の統一地方選挙に関係があると語ってくださいました。「安く使えて、いつかは帰ってくれる労働者が今の政府は欲しいということ。実際すでに日本は移民国家。外国人労働者がいないとまわらないし、安い賃金=外国人という図式が良くない。日本の地域社会自体が壊れてしまうという発想を持つべき!」とのこと。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』では、新元号「令和」の余波について。 「令和」にちなんだ動きをナマチュウしました。▼こちらは、新宿にある「餃子の安亭」の令和餃子。大人気だそうです!
▼昨日の放送でも触れた「令和まんじゅう」。そして「晋ちゃんせんべい2019」も試食。
▼おまんじゅうはこんな感じ。
▼「晋ちゃんせんべい2019」には、おせんべい自体にも、パッケージと同様のイラストが入っています。
さて、そんななか、昨日付で社名を「令和」に変更した会社があるということで、西村志野記者が「株式会社 令和コンサルティング」にお邪魔しました。お話を伺ったのは、代表取締役の藤岡壮志さん。もともとは「YIC(Yas I Canの頭文字をとったもの)」という社名だったそうで、この意味を説明をするのが嫌になったことがひとつのきっかけだったといいます。社名変更の手続きの流れや「令和」と決まった時のお気持ち、周りに「バカだなー」と言われたエピソードなど語ってくださいました。
▼今日入社した新入社員さんは、この会社を受けた時と社名が違うという状態(笑)改めて、出典となった「万葉集」について、東京大学名誉教授の多田一臣さんにもお話を伺いました。学校では習わない「万葉集」の奥深さにスタジオメンバーも感心!
『SAKIDORIニュースパレード』では、報道スポーツセンターから石川真紀キャスターが、17時台の全国ネットニュース番組『ニュースパレード』でお伝えする主な内容を、いち早く紹介してくれています。▼報道スポーツセンターでの、お仕事風景をチラリ。
『今日のオピニオン』 コメンテーター 俳優の石田純一さんが語り下ろすテーマは「新元号・「令和」に思うこと」出典が国書ということだし、言葉としてもとても綺麗で春の香りを感じると「令和」を評価した石田さん。
ですが、昨日は安倍総理と菅官房長官がメディアに出ずっぱりで、ちょっと政治ショーな感じだったことを疑問視。これから先、「令和」のスタートを振り返るとなると、必ずや安倍総理と菅官房長官のお顔が出てくるのだろう・・・と憂いました。
『SAKIDORIスポーツ』担当の高橋将市アナウンサーはメットライフドームから。今日の西武ライオンズ ホーム開幕戦のポイントについて、中継解説を務める山崎裕之さんに伺いました。
『ニュースパレードアネックス』 日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン 被告の弁護人を務める 弘中惇一郎弁護士が今日、外国特派員協会で記者会見しました。 弘中氏はこの中で、法人としての日産やケリー前代表取締役と公判を分離するよう、東京地裁に申し立てを行ったと述べました。急遽午後3時から行われたこの会見、弘中弁護士の発言の骨子を石森則和記者が順序だてて、伝えてくれました。
【今日の1曲】 トランジスタ・ラジオ / RCサクセション