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第538回:ノートルダム大聖堂修復支援の動き
今動いているニュースを、さまざまな角度から詳しくお伝えする『ニュースオフサイド』
フランス・パリのノートルダム大聖堂 の火災を受け、世界的に活躍するフランス料理の三國清三シェフらが「ノートルダム大聖堂火災修復支援プロジェクト」を立ち上げ、日本記者クラブで記者会見を開きました。
会場から細木美知代記者のレポートと、発起人である三國清三さんにもご登場いただきました。
「(大聖堂が燃えてしまって)本当に心が痛かった。3.11など、色々なところでフランスのシェフたちが日本を未だに支援してくれている。我々も恩返しできたら...。金額は大きくないかもしれないけれど、壁紙一枚でも助けてあげたい。修復が終わるまで支援したい。」と、ノートルダムへの思いを語ってくださった三國シェフ。
今日から全国のフランス料理店に呼び掛けて募金箱を設置、5月からはチャリティーメニューを提供して売り上げの一部を寄付金に充てるなどしていくということです。
お電話を繋いだのは、都市・建築学がご専門の東北大学大学院の教授 五十嵐太郎さん。「大聖堂修復の道筋」には①内外を元のように直す。②内側だけ元のように直す。③全く新しくする。とあり、意外かもしれませんが、これまでのゴシックの大聖堂の建築を見ると、③の新しくするというのは、フランスらしいやり方なのだそうです。「どの道を選ぶかになってくるけれど、あんまり議論しないでエイヤ!ってやったら、5年くらいで出来ちゃう。数十年とかはかからない。」とのことでした。
コメンテーターの古谷さんもおっしゃっていましたが「批判を承知の上で申し上げると、まだまだ日本でも復興途中の場所がたくさんある。まずは同胞のことが先じゃないかなって思っちゃう。」という意見も。
2つのニュースをお伝えした『きょうのナマチュウ』まずは、ロシアと北朝鮮の首脳会談が明日開かれるのを受け、西村志野記者が、今日これまでの動きを整理。
プーチン大統領と金委員長との会談は、明日、ウラジオストクの極東連邦大学で開かれる見通しとなっています。
かわって、池袋で起きた車の暴走事故の遺族と代理人の弁護士による記者会見会場からの中継。
始まったばかりの記者会見の模様、目を真っ赤にして声を詰まらせながら語る遺族の言葉を竹田有里記者がレポートしてくれました。
『SAKIDORIニュースパレード』 報道スポーツセンター、石川真紀キャスターです。17時からの『ニュースパレード』でお伝えする主な内容の中から、今日は「コンビニの店主が24時間営業の見直し要望を、本部が一方的に拒否して店主に不利益を与えた場合、公正取引委員会は独占禁止法の適用対象とする方向で検討に入った」というニュースに触れました。
『今日のオピニオン』 コメンテーター 文筆家の古谷経衡さんが語り下ろすテーマは『現代日本の縮図・大阪12区』沖縄補選、大阪補選を振り返って、古谷さんは「自民が負けたということ以上の意味を感じた」と言います。
日本の総人口は8年前くらいから減少し続けていますが、実はこの大阪12区はだいぶ前から人口が減少し、産業移転、産業空洞化が起きている場所なのだとか。「大阪12区という場所はこれからの日本の未来を一歩も二歩も早く経験した地域だと言える。日本の未来予想図的な地。選挙の結果を改めて見てみると、既存の自民党もダメ、既存の野党もダメ、残る改革・刷新へ一縷の希望を託したということだろう。東京もこの先、大阪12区の結果のようなことが起きうる。」と、示唆的で予言的な結果であったと語ってくださいました。
『SAKIDORIスポーツ』 土井悠平アナウンサーが、陸上女子長距離の指導者で、シドニー五輪 金メダリストの高橋尚子さんらを育てた小出義雄さんの訃報を、小出監督と長いお付き合いをされていた 金哲彦さんにお電話を繋いでお伝えしました。選手ひとりひとりのことを考え、時にはうまく乗せて、心をつかむカリスマ性溢れる方だった小出さん。ご冥福をお祈りいたします。
『ニュースパレードアネックス』 天皇陛下の退位と新天皇の即位を来週に控え、警視庁で今日、期間中の警備について話し合う会議が開かれました。 来週の火曜と水曜、どのような警備が行われるのか?新岡瑞佳記者によりますと、「喜ばしいことなので水を差すことの無いよう、物々しい警備はしない」としているそうですが、東宮御所から皇居へお車でご移動されるため交通規制が行われるとのことで、警視庁は迂回ルートを使うよう呼び掛けています。また、今のところ、大晦日のようなカウントダウンイベントを行うという話は出ていませんが、渋谷には機動隊を配備するようです。
『SAKIDORIクリニック』 本郷赤門前クリニック院長で医学博士 吉田たかよし先生が「ついつい先送りにしてしまうことをなくすコツ」というお話をしてくださいました。
子どもなら宿題、大人なら企画書、主婦なら掃除...先送りしちゃうことありますよね。
実は先送り癖には
・A10神経が働きにくくなるタイプ
・脳の扁桃体が過剰に働き過ぎるタイプ
・後で何とかなると楽観視してしまうタイプ
・細かいことまで気になって、結局、先送りしてしまうタイプ
と、4つの脳のタイプがあるそうです。タイプ別の対処法をアドバイスしていただきました。たかよし先生の最新刊「『ついつい先送りしてしまう』がなくなる本」もチェックしてみてください。