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第499回:再会談の成果は!?
国連安全保障理事会 北朝鮮制裁委員会専門家パネル元委員の古川勝久さんと国際ジャーナリストの春名幹男さんをゲストにお迎えし、15時台『ニュースオフサイド』16時台『きょうのナマチュウ』 2つのコーナーで、米朝首脳会談について詳しくお伝えしました。
まず会談が行われたホテル「ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ」前から、フリーアナウンサーの佐々木真奈美さんがレポート。
つい10分ほど前に金委員長がホテルを後にしたところで、この後、日本時間18時頃から行われる予定だったトランプ大統領の会見が16時に変更になったこと、署名が行われるかが微妙な状況のようだと伝えてくれました。
細木美知代記者は、ここまでの会談の内容をおさらい。
「北朝鮮とは最終的に口頭ではなく署名で何を合意するのかが重要なのだが、実務協議で詰めておかなければいけないところや、セッティング、メンバーもろもろ含めて準備不足。本当の具体的な合意は、この首脳会談後に動き出すという風な計画にならざるをえなかったのだろう。」と古川さん。「実務者協議で合意に至っていないのに会談に入ってしまったから相当難しかったと思う。唯一一致した連絡事務所設置は1994年の枠組み合意ですでに一致したもののうやむやになってしまった過去がある。北朝鮮側は、ともかく首脳同士で会えばなんとかなるだろうと思っていたようだ。」と春名さん。
日本人拉致問題の進展について、この先もしも米朝の仲たがいが進んでしまって戦争になるなんてことは!?などの問いにも、古川さん、春名さんにお答えいただきました。
さて、当初の予定では、合意文書の署名式がこのコーナーの時間、日本時間の16時頃だったのですが・・・最新情報を伝えてくれたのは、西村志野記者。
『SAKIDORIニュースパレード』は予定を変更し、日本時間の16時15分過ぎから始まったトランプ大統領の記者会見の様子と明らかになったことを清水克彦デスクに急遽伝えてもらいました。春名さんは「北朝鮮側が制裁の全面解除にこだわったことが最終的な決裂になってしまったのではないか。」
古川さんは「継続協議ということになった点は悪くはないと言える。」と評価。
『今日のオピニオン』 コメンテーター精神科医で映画監督の和田秀樹さんが語り下ろしたテーマは「人と同じことをしていたら受験に勝てない」林真理子さんが3.11で親を亡くされたお子さんの支援をしている中で、将来的に医者を志しているお子さんに、和田先生もアドバイスをされているそうなのですが、勉強の仕方がよくないことで伸び悩んでいる子が多いといいます。
予備校のカリキュラム通りにやっていても、結局、自分に合っていなかったら意味がないので、今回そのあたりのポイントをまとめたご本を出されました。
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『SAKIDORIスポーツ』 高橋将市アナウンサーが、今週末にデビューするJRAの新規騎手8人の中から、現在35歳の藤井勘一郎騎手をピックアップ!藤井騎手は2001年にオーストラリアで騎手キャリアをスタートさせ、これまでにシンガポールや韓国など世界13か国で騎乗し、海外で513勝しています。JRAとしては27年ぶり2人目の「逆輸入騎手」、コメントも落ち着きがありましたねー。
▼写真一番右に写っているのが、藤井騎手。活躍に注目です!
『ニュースパレードアネックス』 首脳会談以上にアメリカ全土が注目している、トランプ大統領のロシア疑惑。かつて腹心と呼ばれたマイケル・コーエン被告が下院で証言した中から特にひどい3点と、来年秋の再選を目指すトランプ大統領の今後について、「マイナス材料としてはロシア疑惑をホワイトハウスがもみ消す流れになるがすべては消しきれないだろうこと、メキシコの壁をめぐる問題、プラス材料としては今日の首脳会談で安易な合意をしなかったことだ。」と清水克彦デスクが解説してくれました。
『SAKIDORI最前線』 安蒜幸紀レポーターが、ニュージーランドのテカポで見られる満天の星を、期間限定で無料体験できるミニプラネタリウム「HIS The ROOM of journey IKEBUKURO」をご紹介!ヘッドホンからは、星座の紹介以外にもニュージーランド・テカポへの行き方などのナレーションも聞こえるようになっているそうです。面白い!
【今日の1曲】 花は桜君は美し / いきものがかり