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"どちらでもない"の「民意」
民意の大きな表れとなった県民投票。
取材中に目に留まったのが1つのボードです。
聞けば、連日「反対に⚪を」と呼び掛ける車も走っているというのです。
辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う、今回の投票は『反対』が72%を超え、
政府の今後の対応にも注目が集まります。県民投票は他の選挙と違い、投票行動は自由に行うことができます。
期間中、反対派はのぼり旗を立てたり、各地で集会を重ねたり、積極的な投票を
呼び掛けていました。
「自主的な気持ちで投票したいですよね。 でも、世論も"反対"の流れが多くて・・・」。住民の1人はこう漏らしました。
普天間に住んでいる友人、基地に関係した仕事に付いている人、ご自身の周辺の方々のことを
考えると、今回の投票は苦渋の選択で、"どちらでもない"に投票したとのこと。そして、「沖縄の人は感情で動くから・・・」と。
「賛成」 「反対」 「どちらでもない」
52・48%の投票率には、表に出てこない様々な思いがかくされていることを
改めて知いしらされました。
新岡