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第489回:児童相談所の現状と課題
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』テーマ「小4女児虐待死から考える、児童相談所の現状と課題」。昨日も取り上げたこのニュースを、また別の視点でお伝えしました。
お話を伺ったのは、大阪市中央児童相談所の元所長で、現在はNPO法人「児童虐待防止協会」の理事長を務めている津崎哲郎さん。
今回の件について、子供を助ける側の人が経験やノウハウが不足していてうまく道具を使えず、自らを守ることを優先してしまった、最近は類似のケースが各児童相談所に増えているともおっしゃっていました。現在、児童福祉司は全く足りておらず、数を増やすのはいいことだが、結局のところ、新しく人を入れてもすぐ動けるかというとそうではないし、3~5年で違う部署に異動になってしまっては組織としての専門力が育たないという問題点もあるそうです。
警察との連携は広がってきてはいるものの、任意相談までも内容を警察に共有されると不安に感じ相談しにくくなるという恐れも...。民間との幅広い協力が必要だということでした。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』では、ルノーと日産をめぐる今後の動きをサキドリ!
横浜市にある日産自動車の本社前に細木美知代記者が行っていましたが、スナール会長はもう間もなく到着か!?という状況。会談は今日と明日2日行われること、羽田空港でのスナール会長の言葉など伝えてもらいました。
会談の狙いについて、ゴーン被告を20年にわたって取材してきたジャーナリストの井上久男さんに伺いました。今回はスナール氏が会長になって初めての会談であり、直接、日産側が何を考えているかを肌で感じるために来るという意味合いが強く、言ってみれば前段階だそう。
さて、大鶴弁護士は辞任の理由を明らかにしていません。東京地検の元検事で弁護士 落合洋司さんによりますと、被告人側が公判に向けて、より強力な弁護人が欲しいということとの見方。
東京地裁前には西村志野記者が行っていました。報道陣が40人ほど集まっていましたが、この時間、まだ大きな動きはありませんでした。
『SAKIDORIニュースパレード』 石川真紀キャスターが取り上げたのは、大阪府が開設した外国人の急患に24時間対応する「医療通訳コールセンター」について。府が新年度から新設するコールセンターでは、医療用語にも精通した通訳が、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語の5か国語で24時間、病院側の問い合わせに電話で対応するとのことです。
緊急時には尚更のことですが、言葉の壁があることで出来ることが限られてしまっては大変ですもんね。
『今日のオピニオン』コメンテーター 精神科医で映画監督の和田秀樹さんが語り下ろしたテーマは「虐待は命だけの問題ではない」
和田さんは、千葉県野田市で小学4年生の栗原心愛さんが亡くなった事件について、児童相談所が対応していれば死なずに済んだかもしれないが、だとしても「死ななかったなら良い」ということではないといいます。
虐待を受けた子供が、将来、自分も同じように虐待する側になってしまったり、精神的に不安定であるために人生がうまくいかなかったり、犯罪者になってしまったりする傾向は少なからずあるのだそうです。虐待を受けた子供たちの将来のことまで、もっともっと考えるべき時にきていると語りました。
『SAKIDORIスポーツ』 担当は松島茂アナウンサー。 明後日2月16日(土)、埼玉スタジアム2002で川崎フロンターレと浦和レッズが戦う サッカー スーパーカップの話題と2019年のサッカー界について、森岡隆三さんにお電話を繋いでお伝えしました。
『ニュースパレードアネックス』沖縄県にあるアメリカ軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設を巡る県民投票が今日、告示されました。「賛成」「反対」「どちらでもない」の3択で、意思に一番近いものに〇を付けます。投開票は、10日後の24日(日)。伊藤佳子記者が、普天間基地のすぐお近くにお住まいの方、理想と現実でとても複雑な思いだというお声も紹介しました。
『SAKIDORI最前線』 安蒜幸紀レポーターが、日本科学未来館で先週金曜から開催中の重機を間近で見られる企画展「工事中!~立ち入り禁止!?重機の現場」をピックアップ!
【今日の1曲】 マイ・ピュア・レディ / 尾崎亜美 -
命を考える
こんにちは、加納有沙です。
今日のサキドリでは、野田市の小4女児虐待死をきっかけに、山口市での福祉施設内で母親が娘を暴行死させたという事件などの話があがりました。木曜コメンテーターの精神科医 和田秀樹先生が、虐待する親にもみられる「ボーダーパーソナリティ障害」について教えてくれました。子どもに優しくできるときもあれば、痛めつけてしまう時もある...。
そして、その虐待に依存している親もいて、子どもが児童相談所に保護されていても、取り戻したいと思ってしまう......なんと悲しいループでしょう。
そして、虐待を受けて育った子が大人になったとき、自分の子どもへ虐待してしまう「負のループ」もあります。なんらかの原因で精神をきたすのは仕方がないとして、それを見過ごしたり、放置したりというのは、虐待をしてしまう本人にとっても、子どもにとっても悪影響しか及ぼさないですよね。虐待をしてしまっていることに自分自身で気が付くパターンもあるようですが、その場合でも、自分ではもうどうにもできないことが多いので、そんなときこそ第三者・専門家に頼る。その【頼れる環境】を整えるのが、まさに急務です。(時間がかかるのかもしれないですけれど...)
ひとりでも多くの子どもたちが
まだ見ぬ明るい未来に向かって健やかに歩めるように
他人事と思わずに、社会を変えられたら...そんなことを強く思った日でした。
Twitterでは「#サキドリちゃん」でリスナーのみなさんが
生放送中、いろいろなコメントを呟いてくれています。
メールはもちろん、Twitterもチェックしながら放送しています。是非、一日を振り返る夕方のこの時間、我々と共に過ごしませんか。
どこにもやれない気持ちも含め、
辛い気持ちが浄化されるような時間になりますように。 -
工事の現場を身近に体験!!
現在、お台場の日本科学未来館では
重機を真近で見ることができる展覧会が開催中!
その名も「企画展 工事中!~立ち入り禁止!?重機の現場」
展示されているのは実物の重機が全10機。
工事に関する展示物や体験コーナーも含めて
全25点が並んでいます。
実際に工事現場で使われているブルドーザや油圧ショベル
ビルを解体するときに鉄骨を切断するコンクリートカッターなど、
実物の重機が間近に見られたり
大型クレーンの運転席に座ってみたりと
建設・土木の現場を垣間見ることができます。私も実際に重機に乗り込んでみました!
思った以上にボタンやレバーなどがあって難しそう・・・
これを軽々と操作してる方々は尊敬です。
そして、間近で重機を見るとこんなに大きいのかと
ただただ驚きました。
展示の仕方もとても工夫されていて
工事現場の音を再現したり、
工事現場シートや工事中の看板が展示されていたりと、
本当に工事現場にいるような感じを味わえます。
また、カラフルな工事現場の看板も置いてあり
インスタ映えもしますよ★
普段なかなか工事現場に入ることって出来ないので
こうやって建物やインフラが作られているのだと
とても興味深かったですね。
中でも私が興味を持ったのは
未来の工事技術コーナーにあった
工事用のゴーグル。
まだ実用化されていないのですが
AR=拡張現実の技術を利用して
実際の道の上に、地下にあるインフラ網を3Dで
映し出します。
和歌山県では実証実験もなされていて
水道管の工事に使われたそうです。
これからインフラ工事に役立っていくんですね。
現在使われている重機や技術から
未来の技術まで
幅広く工事について学べます。
この「企画展 工事中!~立ち入り禁止!?重機の現場」は、
東京・お台場の日本科学未来館で5月19日まで開催しています。
最寄り駅は、新交通ゆりかもめ「テレコムセンター駅」
料金は19歳以上の大人1600円
小学生から18歳以下は1000円です。みなさん足を運んでみてはいかがでしょうか^^
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