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記事

  • 子連れ出勤

    原宿にあるベンチャー企業
    「ソウ・エクスペリエンス」


    モノではなく体験を贈る
    「体験ギフト」を展開するこちらの企業では
    5年前から子連れ出勤をスタートしています。

    代表の西村琢さんにお話を伺いました。

    社員数69人。
    広い社内の一角に青い絨毯の土足禁止エリアがありました。
    20畳ほどあるそのスペースが
    基本的に子どもが遊ぶスペース。
    私がお邪魔した日は1歳1か月のお子さんがひとり
    とても落ち着いた様子で遊んでいました。

    子どもたちはみんな、
    最初泣いてしまうそうですが
    1~2か月もすればすっかり慣れてくるそうです。

    キッズ.JPG

    社内には、細かい配慮がたくさん。
    角から子どもたちを守る緩衝剤の取り付けはもちろん、
    子どもがよく通るエリアにはキャスター付きの椅子を置かないようにしていたり、
    オムツを捨てるごみ箱や授乳スペースも設置されていました。


    望月さん.jpg

    実際に2年間子連れ出勤をしていたという
    スタッフの望月町子さんにもお話を伺いました。
    「私にとっても子どもにとっても良い面がありました。
    私にとっては精神的に開放されたこと。
    子どもにとってはたくさんの大人に囲まれて刺激を受けたことが良かったことです」と
    おっしゃっていました。
    一方で、周りのスタッフたちが子連れ出勤を
    本当に快く受け入れてくれているのか...という不安はしばらくあったそうです。
    コミュニケーションを密にとって話し合うことが
    お互いの理解を深めることにつながったと振り返っていました。


    取材をして印象に残ったことは
    できるだけお金や労力を掛けずに
    子連れ出勤に取り組んでいるという姿勢でした。

    ベースにあるのは
    「会社とスタッフ、お互いのメリットの一致」


    例えば、保育所並みの施設や
    シッターさんの雇用などを子連れ出勤利用者が求め始めると
    バランスはたちまち崩れてしまうといいます。


    会社は対応できる範囲で
    たくさんのミーティングを重ねながら
    状況に応じた1番良いカタチの子連れ出勤を常に探っていました。


    ■無理をしない
    ■お互いにとってメリットであること
    ■柔軟な対応


    3つのポイントが子連れ出勤実現の鍵となりそうです。

    細木美知代

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