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第434回:飲酒運転を減らすには
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』 酒気帯び運転でひき逃げをしたとして起訴された元・「モーニング娘。」の吉澤ひとみ被告の初公判が行われました。今日はこの事件をきっかけに飲酒運転を減らす方法を考えました。
今日の初公判を取材した伊藤佳子記者が、吉澤被告の様子、罪状についてなどを東京地裁前からレポート。
つづいてお話を伺ったのは飲酒運転事故のご遺族で、飲酒運転の厳罰化を実現させた井上保孝さん。1999年11月に東名高速で酒酔い運転の大型トラックによる事故で、井上さんは当時3歳だった長女と1歳だった次女を目の前で亡くされています。
「懲役4年という判決はあまりに軽すぎる。私たちから見れば殺人と同じなのに。」という思いから、飲酒運転の厳罰化を求める活動をされてきました。およそ37万人分の署名が集まり、2001年、「危険運転致死傷罪」が刑法に新設。
しかしながら「犠牲者が減ると思っていたが、厳罰を恐れて、救急車を呼ぶどころか自己保身のために逃げてしまうという課題が見えてきた。」そうです。
交通心理学がご専門の茨城大学名誉教授 鈴木由紀生さんには、罰則が強化されているにも関わらず飲酒運転をしてしまう人に「共通する特徴」について、お話していただきました。遵法精神が希薄な人、飲酒をすることで気が変わってしまう人、アルコール依存症・またはそれに近い人、皆さんの周りにもいらっしゃいませんか?
鈴木先生は「事件が起きればマスコミも一時的に扱うけれど、もっと継続的に忘れずに取り上げるべき問題。」とも指摘されていました。
『きょうのナマチュウ』テーマ「元徴用工 訴訟、三菱重工業にも賠償命令。」新日鉄住金に対する判決に続いて、日本企業に賠償を命じたことで、日韓関係は今後どうなっていくのか、その影響をサキドリました。
まずは「元徴用工」問題をめぐる流れと、今回確定判決が出た2つの裁判について細木美知代記者が整理。港区の三菱重工業 本社前には西村志野記者。今回の判決を受けて、三菱重工業の社員の方のお話を伺いたかったのですが、全員に断られてしまいした。
唯一、お話を聞くことができた広報の方によると「今回の件は以前から出ていた話で、特に今日、社内で混乱が起きているということはない。」とのこと。
最後にお電話を繋いだのは、元駐韓大使で三菱重工業の顧問のご経験もある武藤正敏さんです。
韓国の裁判は国民感情が最優先される傾向があること、文大統領の意向などを解説してくださった上で、「1965年以降、この問題は解決済みということでやってきたのに、そこをひっくり返したら今までの議論はいったい何だったの?という話で、全部、自国で解決しろ。」というお話でした。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』で取り上げたのは、「2018シェアリングエコノミー国際フォーラム」。11月2日に韓国で開催され、750人余りが参加しました。韓国では盛んなシェアリングエコノミーですが、日本は恥ずかしがりな国民性のせいか「シェア」文化があまり広がりを見せていないですよね。
木曜コメンテーター、精神科医で映画監督 和田秀樹さんが語り下ろした今日の『オピニオン』テーマは「天才教育のない国」です。最近、臨床心理士の方から「天才のお子さんを持ったが故の親御さんの悩み」についての相談を受けた和田先生、日本は天才のための塾などがまだまだ用意されていないと感じたそうです。
「天才は国の財産。天才を孤立しちゃうからと埋もれさせないで、素晴らしい教育を受けられるシステムが構築されれば、日本のためにもなる。」と語りました。
『SAKIDORIスポーツ』は長谷川太アナウンサーが担当。今日は、サッカーアジアカップに向けて、W杯後の日本代表を総括しました。森保ジャパンのウルグアイ戦は、過去10年間の代表試合のなかでも1番と評価した長谷川アナ。若年層の選手が育った効果は大きいようです。
『ニュースパレードアネックス』 2020年東京オリンピック・パラリンピック に向け、大規模なテロ対策実地訓練 が東京・調布市の味の素スタジアムで行われました。取材したのは岡田紀子記者。
訓練の模様を音声でお聞きいただきました。
本格的な流れでの訓練、最先端の技術も活用されていたということです。
安蒜幸紀レポーターの『SAKIDORI最前線』では、明後日12月1日(土)に新橋にオープンするを"日本茶"をテーマにしたホテル「ホテル1899東京」をご紹介しました。
【今日の1曲】 冬のリヴィエラ / 森進一