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第388回:安倍総理が背負う大きな課題
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』テーマ「ニューヨークを舞台に動く日米貿易問題そして北朝鮮問題。 」
日米貿易交渉と北朝鮮問題、まずはスタジオで竹田有里記者が概要を整理。
日米貿易問題について、GATTやEU日本政府代表部などでの勤務経験もある慶應義塾大学の渡邊頼純教授のお話では、自由貿易協定でない限り、日本がアメリカにだけ低い関税を課すということは出来ない。TPPの離脱をはじめとし、今回全部アメリカの勝手な言い分で、安倍総理もとやかく言われる筋合いはないと分かっているので押し切られることはないだろうと解説。
北朝鮮問題については静岡県立大学の奥薗秀樹准教授に伺いました。米朝首脳会談も2回目が行われるとなれば、秋の中間選挙前に成果を誇示したいトランプ大統領の思惑、それに対し足元を見てくるであろう北朝鮮。米朝双方が少しづつ歩み寄って最大限のものを引き出していくということになるだろうとのことでした。
『きょうのナマチュウ』テーマ「貴乃花親方、引退届を提出。今後の展開は...。」
今のところ引退届は受理されていませんが、今後どうなるのか。貴乃花親方が抜けた後、日本相撲協会はどうなるのか。この問題の行方をサキドリしました。
貴乃花部屋前には西村志野記者。午後2時40分頃、千賀ノ浦親方、そしてその後、弁護士が部屋に入り、貴乃花親方と3人での話し合いに臨んだようで、午後3時半過ぎに部屋から出てきた千賀ノ浦親方が若い力士を受け入れる書面に捺印したことなどを伝えてくれました。
貴乃花親方が引退届を出したこと、 街の方々はどう受け止めているのでしょうか。
細木美知代記者が有楽町で聞いたところ、「残念」「どっちもどっち」「かわいそう」「雲隠れはまずかったんじゃないか」と、擁護する声が多いもののまったく貴乃花親方に非がなかったとは言い切れないという結果。ただ、協会への不信感は大きいようでしたね。
お電話を繋いだスポーツライターの小林信也さんは「貴ノ岩の暴行事件がことの発端で、その後どんどん貴乃花親方に攻撃が集中...という感じで、パワハラと思って当然と思う。結果として貴乃花親方を追い出してしまった。場所を運営することが大事なのではなく、相撲という文化を継承することが大事なのに、もう未来は感じられない。」とお話してくださいました。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』では、「AIが描いた肖像画、ニューヨークで競売に」というニュースをピックアップ!これはAIが実在する絵画1万5000点を学習し、フランスの実業家たちと制作したもの。「エドモンド・ベラミーの肖像画」というタイトルのなんとも味のある絵画に、スタジオの皆さんも思い思いの感想を言い合っていました。
コメンテーターは文筆家の古谷経衡さん。今日の『オピニオン』は「『新潮45』休刊にもの申す!」です。
杉田水脈議員が、LGBTの人々を「生産性がない」などと書いた文章を掲載し、10月号では杉田議員を擁護する特別企画で、さらなる批判を浴びている『新潮45』について語り下ろしました。
2~3年ほど前、初めて古谷さんが書いた文章が載った『新潮45』を見返してみたところ、連載類は極めてまっとうで、特集が極めて危ういという二重構造になっていることに気付いたという古谷さん。
1番の問題となっている文藝評論家・小川榮太郎氏の論文を読んでみての数々の疑問を挙げ、連載しているまっとうな人たちの言説の場まで奪ってしまうのは本当に残念だと語りました。
『SAKIDORIスポーツ』 飯塚治アナウンサーが取り上げたのは、日米通算25年の現役生活に別れを告げることになった松井稼頭央選手について。昨年12月に古巣である西武ライオンズに復帰、かつての背番号「7」で今シーズンを迎え、10月には43歳になる球界のレジェンドが引退発表。明日、会見が行われるということです。
『ニュースパレードアネックス』 茨城県東海村にある日本原子力発電の東海第2原子力発電所が再稼働の前提となる審査に正式に合格しました。原子力規制委員会 更田委員長の記者会見を取材した伊藤佳子記者が会見音声を交えて伝えてくれました。更田委員長は「問題ない」と話していましたが、問題山積、極めて不透明な先行きです。
本郷赤門前クリニック院長で医学博士 吉田たかよし先生の『SAKIDORIクリニック』では、 眠っている間に音と匂いで記憶力を高める脳科学というお話。昼間覚えたことを寝ている間に音と匂いで脳に定着させるというもので、たかよし先生の一押しは、
「昼間、コーヒーを飲みながら暗記」⇒「夜、コーヒー豆を入れた瓶を側に置いて眠る」⇒「起きたらその豆を挽いて飲む」だそうです。
【今日の1曲】 How Deep Is Your Love ~愛はきらめきの中に/The Bee Gees