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第374回:北海道を襲った震度7の地震
今日の未明に、北海道で発生した最大震度7という地震。SAKIDORI!も当初の予定を変更し、最新情報をお伝えしました。
旭川空港へ飛んだのは佐藤圭一記者です。本来ならば新千歳空港着の飛行機に乗るべきところなのですが、新千歳空港はターミナルビル内で天井の崩落や漏水が発生し、終日閉鎖。
まずは番組冒頭、佐藤記者に旭川の市街地の様子をレポートしてもらいました。震度4を記録した旭川ですが、停電で信号が点いていないところが多く、警官達が交通誘導をしているということでした。佐藤記者はこの後、被害の大きかった安平町方面へと車で向かいます。
▼人が交通誘導をしているところはまだ良い方で、このように交通誘導すらない箇所も。
『ニュースオフサイド』では被災した北海道各地を繋ぎ、最新情報を。
この地震に関してのこれまでの情報をまとめて伝えてくれたのは、細木美知代記者です。安平町役場 総務課の課長 田中一省さん、厚真町役場の理事 大坪秀幸さんに今の段階で分かっている被害状況についてお話していただきました。
『きょうのナマチュウ』では防災事情に詳しい専門家に、今回の地震の見解と首都圏の私たちも知っておくべきことを伺いました。公益財団法人「地震予知総合研究振興会」東濃地震科学研究所の主任研究員 古本尚樹さんは、今回の地震について「常に指摘してきたことだが、内陸型の地震に対する危機管理が足りず、家屋が倒壊したり発電所が止まったり、インフラがことごとくやられてしまった。避難直後からの兆候として、①風邪②下痢③肩の痛みや腰痛・不眠などからどんどん体調を崩してしまうので注意して欲しい。」
厚真町で起きた大規模な土砂崩れについて伺ったのは、京都大学防災研究所 斜面災害研究センター教授 釜井俊孝さん。堆積岩で出来た山地の地表を火山灰がフワッと覆っているような状態の場所が崩壊したということで、前日の雨の影響もあり水を含んで、滑りやすくなっていたようです。
北海道にお住まいだったこともある、アウトドア流防災ガイド あんどうりすさんは「倒れた家具は、余震によってまた倒れることを想定し、あえて元に戻さない!被害状況を写真に撮っておくと、後々の保険の適用などに役立つ。朝晩の寒暖差が激しいので防寒対策をきちっとし、揺れた時に被害の少ない2階の家具の置いていない部屋で眠るのがオススメ。」だと注意すべき点を語ってくださいました。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』でも引き続き、北海道で発生した地震の最新情報を。停電から戻った時に電気が通る事で起こる「通電火災」を防ぐため、ブレーカーを落としてから避難を心がけましょう。こうするだけで火災の可能性を下げることができますよ!
木曜コメンテーターは、精神科医で映画監督の和田秀樹さん。今日の『オピニオン』テーマは「医者の供給を増やさない限り、問題は解消しない」。
厚生労働省が、一般労働者と同じ規制だと医師不足などで医療現場が混乱しかねないため、独自のルールが必要だと判断。医師に限定した残業規制を2024年度に導入する方針を打ち出したというニュースから、「医者だって何だって長時間労働をすれば疲れる。それが医療ミスへと繋がる事だってあり得る。本当に役に立つ臨床医を育て上げて増やすシステムを早く作らない限り、問題と言うのは解消しない。」と語り下ろしました。
『SAKIDORIスポーツ』では飯塚治アナウンサーが、野球18歳以下 アジア選手権の話題を取り上げました。 日本は1次ラウンド最終戦、韓国戦で満を持して金足農業・吉田投手が先発でしたが、3対1で敗れてしまいました。これで、日本はA組2位となり、明日の台湾との試合に臨むことになります。
『ニュースパレードアネックス』でも、北海道の地震についてここまでに入ってきている被害状況、交通や輸送の情報などをまとめて、西村志野記者がお伝えしました。
北海道で取材中の佐藤記者は、三笠市まで移動。安平町まであと1~2時間くらいの道のりでしょうか。停電のせいでスーパーやコンビニなども真っ暗。ガソリンスタンドも営業していないところがほとんどだということでした。バスも運行していないため、タクシーもフル稼働だそう。
入ってきた最新情報をまとめる記者の皆さん。
安蒜幸紀レポーターの『SAKIDORI最前線』では、9月9日の「重陽の節句」を取り上げました。
【今日の1曲】 Love Story/安室奈美恵 -
9月9日は何の日??
9月9日はみなさん何の日かご存知ですか?
菊の節句とも言われる「重陽の節句」なんです!!
今回は「重陽の節句」について
日本の節句文化を継承する会の
徳永深二会長にお話しを伺いました。
重陽の節句は
菊の花の上に真綿を覆いかぶせて菊の香りを移し
朝露で湿った綿で顔や身体を撫でて
長寿と若さを保とうとする
「菊の着綿」の儀式。
日本酒に菊の花を散らしたり
菊の花をお酒に付け込んだものを頂く
「菊酒」の儀式。
3月に飾ったお雛様を湿気が少ない秋に
もう一度虫干しする意味も兼ねて飾る
「後の雛」の儀式。などがあります。
そうしたところから菊花展や菊人形展が
行われるようになったそうですよ!
重陽の節句の行事は
東京都内でも行われます。
築地の波除神社では節句の儀式が
浅草神社や戸越八幡神社では
重陽の節句にちなんだ御朱印を頂けるそうです。みなさんも菊を愛でて
重陽の節句を感じてみてはいかがでしょうか。