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第373回:台風21号の爪痕
昨日の番組内、大阪に向かう新幹線に乗ったものの台風21号の影響を受け、三島で停車してしまった車内からレポートを届けてくれた石森則和記者に、今日の番組オープニングから繋ぎました。
結局あのあと、行き先(終点)が名古屋駅に変更となり、少し動いてはまた停まるという安全に配慮した運転で名古屋へ。そこから今度はこだまに乗り換え、新大阪に到着したのは午前3時半を過ぎてしまったそうです。
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』では、ストローなどのプラスチック製品使用停止など、様々な業界で進む「脱プラスチック」の流れを特集! プラスチックごみを減らし、海洋汚染を防止する方法をサキドリしました。細木美知代記者は、藤沢市の「スポーツクラブNAS藤沢」へ。
こちらには、プラスチックごみによる海洋汚染を訴えるオブジェ「海の叫び魚(うおーーー)」が展示されているんです。
企画したNPO法人「海さくら」の古澤代表にお話を伺いました。
海のごみを拾っても拾っても減らない...。街や川、下水から7~8割のプラスチックごみが海岸へと流れてきています。流れてくる間に劣化して細かくなったプラスチックの破片、いわゆるマイクロプラスチックというものが今、問題に。
▼透明の魚のオブジェの中には、海で拾ったプラスチックごみがたくさん!!これが実際の海で起きていることなんです。2005年から活動している古澤さんたちですが、近年、色々な運動が行われるようになってきたと言います。「脱プラスチックだけじゃなくて、その先、自然環境を守ることに繋がって、良い方向に行くと思う。」と期待を込めて語ってくださいました。
西村志野記者は、「石灰石」が原料だという新素材「LIMAX」を開発する会社、TBMへ。この新素材の何がどうすごいのか、広報の佐々木さんにお話を伺いました。
世界中に豊富にあり、日本でも100%まかなえるもの「石灰石」で作る「LIMAX」。
加工の際に水をほとんど使わず、紙の代わりやプラスチックの代わりにアップサイクルが可能な、エコノミーとエコロジーを両立する新素材、それが「LIMAX」だと説明してくださいました。
酸に弱いので、食品が触れるようなトレーには少し工夫が必要ですが、ストローはもちろん、カップのふたやレジ袋などの使い捨てのものをこの「LIMAX」で...と、実現に向け動いていらっしゃいます。また、伊藤忠商事と一緒にグローバルな展開もと、力を入れているそうです。
▼こちらがその「LIMAX」を使用した名刺。紙よりも光沢があり、ツルツルしています。また、水にも強く破れにくい!
『きょうのナマチュウ』テーマ「台風21号の爪痕。関西国際空港、閉鎖長期化も」。孤立した利用客の輸送の様子など現地で取材中の石森則和記者に再び繋いでお伝えしました。現在は神戸空港にいるという石森記者。真っ暗な中、関空で一夜を過ごされた方の声もご紹介。
関空の被害については、竹田有里記者が整理。日本橋梁建設協会によると、連絡橋の完全復旧には半年程度かかってしまうのでは...ということです。関西大学名誉教授の宮本勝浩さんによりますと、年々インバウンドで盛り上がっていた関空だが、今回の影響は長期的なマイナスになりそうだとのこと。
「関西に行ったらこんな観光地があるよ!こんな美味しいものがあるよ!など今までSNSでプラスの情報が流されていた。でも今度は、関空に閉じ込められた!こんな被害が出た!などのマイナスのニュースが広まってしまう。そうなると、再開されても当分はマイナスイメージ。また、24時間空港である関空の夜間のメインは輸送。輸送がうまいこといかないということになると、関西のモノづくりにもマイナスが。」
台風21号の爪痕は深いです...。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』で取り上げたのは、100歳以上だと授業料100%免除という新たな奨学金を新設した花園大学の話題です。社会人入試と編入試験が対象で、50代は50%、60代なら60%と年齢に応じて免除額が上がるのだそう!
コメンテーター、マルチリンガルタレントの堀口ミイナさんが語り下ろした今日の『オピニオン』経団連の中西宏明会長が新卒採用の就職・採用活動の「ルール廃止」方針を示したニュースから、「そもそも4月に一括採用という日本は、世界と比べても少し変わっている。カチカチカチと時間を決めて管理したいのは日本らしい。」とミイナさん。
学生生活がおざなりになる・大学の時にしか出来ない教養と言うが、これから人生100年時代。学びたい人はその先も学べるのだから、「もっと自由にやろうよ!就活」と語り下ろしました。
『SAKIDORIスポーツ』 寺島啓太アナウンサーが、来年10月に 茨城国体の文化プログラムとして行う「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」について取り上げました。 今日、日本サッカーミュージアムで記者発表会が行われたということです。今月15日には、つくば市で茨城県民を対象に「茨城プレ大会」を開催。
『ニュースパレードアネックス』 築地市場の移転問題ですが、今日は解体工事に向けての協議会が開かれる一方、豊洲への再度の移転延期を求める営業権組合や、豊洲の耐震問題を訴える仲卸業者の記者会見なども行われました。伊藤佳子記者が今後の流れ、反対を示している団体の主張などをまとめて伝えてくれました。移転まであと5週間...問題の解決策は見いだせるのでしょうか?
『SAKIDORIクリニック』では、本郷赤門前クリニック院長で医学博士 吉田たかよし先生が、9月に急増する肺と気管支の病気についてお話してくださいました。気管支や肺は空気をそのまま吸い込むため、他の臓器よりも気温の変化に影響を受けやすく、猛暑に呼吸器が慣れてしまうと秋に病気になりやすいのだそう。 また、咳が2週間以上続く人は要注意!一度、検査をしてみた方が良いでしょう。
【今日の1曲】 September/竹内まりや -
ブタクサ
こんにちは。 永野景子です。
関東地方にお住まいの方!
9月は花粉症になりやすいんですよ!
ブタクサです。
実はブタクサの花粉症になっているのに、かなりの人が見落としているそうです。
ブタクサの花粉症にみられる特徴は、咳が出ること。
春のスギ花粉の時には咳は出ませんよね。 でもブタクサの花粉症は出る、
その理由は花粉の大きさにあります。
スギ花粉は平均35マイクロメートル、これば1ミリの30分の1。
これに対し、ブタクサの花粉は平均19マイクロメートル。 スギ花粉の半分ほどです。
気管支まで入り込んでしまうんですね。
風邪なら通常は2週間以内に治りますので、
それ以上続く場合は検査が必要と、吉田たかよし先生がおっしゃってました!
明日のサブキャスターも、私ですー。 すみませんー。 -
海の叫び魚(うぉーーーー!)
細木美知代です。
今日は藤沢市にある
「スポーツクラブNAS藤沢店」にお邪魔してきました。
ロビーに入るとすぐ目に飛び込んでくる2体の巨大なオブジェ!
作品名は『海の叫び魚(うぉーーーー!)』です。
およそ2.2メートルの巨大オブジェの中には
たくさんのゴミが詰まっています。
タバコの吸い殻やペットボトル、プラスチック容器、缶ビンなどなど
1体には江ノ島の海岸で拾ったゴミ
もう1体には渋谷の駅周辺で拾ったゴミが入っています。企画したのは
NPO法人「海さくら」のみなさん。
2005年から『目指せ!日本一楽しいゴミ拾い』をモットーに
江ノ島の海を中心にビーチクリーン活動をされています。
今日は代表の古澤純一郎さんにお話を伺いました。
「海のゴミの8割が街からやってくること」
そして、「それらのゴミを魚が食べてしまっていること」巨大な魚のオブジェを通して訴えたいと古澤さんはおっしゃっていました。
デザインはタレントで
ふじさわ観光親善大使のつるの剛士さんが手がけたそうです。
スポーツクラブにやってきた子どもたちも
「何これ?中に入ってるのは何?」
「ゴミなの?なんで魚の中に入ってるの?」と
かなり気になっている様子でした。
ゴミのたくさん詰まった魚のオブジェは本当に苦しそうで、
叫び声が今にも聞こえてきそう...
でもこれが実際に海の中で起こっていることなんですよね。海の叫び魚(うぉーーーー!)は
来月20日まで「スポーツクラブNAS藤沢店」に展示されています。