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第350回:夏、この人に聞く 井川意高さんを迎えて
SAKIDORI!スペシャルウィークの今週は「夏、この人に聞く」と題してお送りしています。
最終日にお迎えしたスペシャルコメンテーターは、大王製紙前会長の井川意高さん。カジノの光と闇を知り尽くした井川さんから日本のカジノの将来を語って頂きました。井川さんといえば、2011年に子会社から約106億円の資金の借り入れが発覚し特別背任容疑で逮捕、実刑判決を受けています。
カジノにハマったきっかけを伺うと、初めてのカジノで100万円が2000万円になった所謂「ビギナーズラック」が原因だといい、そのうち回数が1年に1回、2年に1回だったものがマカオにカジノができたことで増えていったそうです。ギャンブル依存に陥ってしまう心理について、「ヒリヒリする感覚が魔力。負けたものを取り返したときが普通に勝つより興奮する」と、夢中にさせるカジノの怖さだと語りました。
さらに、日本のカジノ開業については、入場料6000円、回数の上限は依存症防止には全く効果がないとする反面、日本の経済にプラスなお金が動くことは間違いないので、賛成とも反対ともいえないとしました。
『きょうのナマチュウ』は、「激震! ボクシング界のあしたはどっちだ!?」と題して、不正判定疑惑などで告発された日本ボクシング連盟の山根明会長の発言を振り返りながら、今大きく揺れているボクシング界の今後を考えました。
山根会長の反論から、「自身がどのように見られているか理解していないように見える」と井川さん。日本ボクシングを再興する会の鶴木会長も、「全国から噂が出ること自体が問題」とし、山根会長が否定した過剰なおもてなしについても「接待だと感じたなら反対すればいいだけのこと」と発言に強い口調で反論しました。
連盟側は「名誉棄損」を視野に法的措置を取る可能性を示唆していますが、鶴木さんは「新しい体制に向けて、真っ向から対応します」と今後の対応についてお話してくださいました。
『SAKIDORIニュースパレード』で石川真紀記者が伝えたニュースは「ドコモも更新月3ヶ月に スマホの"2年縛り"見直し」。
KDDIに続き、NTTドコモも2年間の利用を条件に基本料金を割り引く「2年縛り」契約について、違約金なしで解約できる更新月を1ヶ月延ばすと明らかにしました。これは政府は消費者の選択の自由を奪っていると行政指導が入ったためですが、スタジオではこれで本当に対策になるのか疑問視する声が上がりました。
経済ジャーナリストの荻原博子さんが語りおろす『きょうのオピニオン』は、「真夏の怪談」。
怪談ですが幽霊が出るわけではなく、今回は水にまつわる怖い話をお届け。21世紀は水の世紀と呼ばれ、世界的な水不足で水資源を確保する動きが強まっています。そんな中、日本で進む水道民営化、海外で民営化した国の多くは失敗して国営に戻っている現状を取り上げ、日本でももっと考える必要があると叫びました。
『SAKIDORIスポーツ』は、槙嶋範彦 アナウンサーが伝えるのは、いよいよ明後日5日に開幕する「第100回全国高校野球選手権大会」。
今回は、10年ぶりに出場を決めた慶応義塾高校のコーチや監督の意気込みの声をお送りしました。
『ニュースパレードアネックス』は、栃木小1女児殺害事件の最新情報を吉田涙子記者が伝えました。
『世の中SAKIDORI』は、ビジネス先取り。
今回は、時代の最先端を行くビジネスマンに話を伺う「一美が訊く」。中日ドラゴンズの松坂大輔投手にお話を伺いました。日本とアメリカで豊富なキャリアを積み、新しい松坂スタイルともいえる投球術で今シーズン活躍している松坂投手ですが、プロになってから未だに霧が晴れてプレイしている感覚はないそうで、「いつかは晴れると思い、試行錯誤しながらやっている」と胸の内を明かしてくれました。
【今日の一曲】 スタンド・バイ・ミー / ベン・E・キング
今週もお聞き頂き、ありがとうございました!