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  • 岡山・真備町の豪雨災害 帰ってきました

    こんばんは。竹田有里です。


    岡山・真備町から今日昼に帰京し、スタジオでもお伝えさせていただきました。まだまだ話足りないことがたくさんあるので、このブログでお伝えさせていただきます。


    ①災害報道は"ラジオ"から!
    今回の災害では、発災時、現地の様子がなかなか報道されず、
    川の水位の状況、氾濫状況などがよくわからなかったという話が聞こえてきました。
    発災時、地元テレビメディアは、サッカーが放映されるなど、
    岡山県民は「せめて地元メディアは地域の災害の情報を伝えて欲しかった。そうすればもっと早く逃げられた人がいたのでは」と悔しそうに話していました。
    一方、地元ラジオ局では、災害情報を報道し、倉敷市長がずっと避難の呼びかけなどを行っていたということです。
    被災された真備の方たちは「停電が起き、テレビも見られない。夜だったので暗闇。ラジオで情報を聴き続けていた」と話しました。
    改めてメディアの責務を痛感した今回の災害。
    リスナーの皆さんに信頼してもらえるようなラジオ報道をしていけるよう
    今後も努めてまいりたいと思いました。

    IMG_0407.jpg


    ②"野次馬"が作る渋滞

    防災士の彦坂さんから"野次馬"が多くて、渋滞になっているというお話をいただきました。
    岡山、しかも真備町では考えられないほどの大渋滞が起きています。
    橋が封鎖されていたり、信号が止まり片側1車線のみになっていたりとで、
    渋滞が起きています。メディアが連日真備町を訪れていて、もしそれが"野次馬"としてひとくくりにされているのであれば、とても残念ですし、取材のやり方を我々メディアも考え直していかねばなりません。


    "晴れの国岡山"に住む人たちは、災害に慣れておらず、物珍しさで見にきているのでしょうか。
    見に来るだけではなく、「スコップorシャベル」、「軍手」「長靴」「ヘルメット」「水筒」を持って、お年寄りの住宅や病院などの泥かきや家財道具の撤去作業などのために手を差し伸べてほしいです。
    今回は、トンボ帰りだったため、何もできませんでしたが、
    被災地の現状や今何が必要なのか、正確な情報を発信することで、
    支援の輪を広げていきたいです。


    ③警戒情報の呼びかけ

    避難指示が出るのが遅かった、特別警報が役に立たなかったという指摘があります。
    避難指示も特別警報も最後の情報(=最後通告)で、それ以前の情報を重視しなければいけません。特別警報の設立時点で、被害が出ていることを前提にした情報なので、どちらかというと「減災」の情報です。
    毎度言われている「なぜ逃げなかったのか」ということで片付けるのではなく、これらの警戒情報や避難情報がいかに「あなたのための情報」にどう位置付けられるのか、検証すべきだと思います。

    情報を増やしてもかえってわからなくなってしまったことが浮き彫りになりました。
    改めて、情報の出し方で被害を減らすことが限界になってきているのではないかと感じました。

    長文になりました...すみません。


    さあ!気分を入れ替えて、明日のサブキャスターは、永野景子さんです!
    永野さんの軽快なトークもお楽しみに〜

    今日もお疲れ様でした!

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