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第301回:疑惑の追及に追われる集中審議
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』テーマは「森友学園に加計学園、疑惑にどこまで迫れるか!?国会集中審議」。
今日午前中は参議院、午後は衆議院の予算委員会を舞台に、続く野党の追及。
そのなかで、【安倍総理と獣医学部新設の動き】というフリップを作って、時系列でつじつまが合わないところを質していたのが共産党 小池晃書記局長です。
「安倍総理はもう説明できなくなってきている印象。私が指摘したことにいわゆる"ご飯論法"というもので、回答をすり替え・ごまかしているが、総理は自分の責任できちんと対応すべき段階に来ている。暮らしの問題とか国民のためにやるべきことがたくさんあるが、モリ・カケひとつ解決できないようでは...!」とお話して下さいました。
続いて、国会で取材中の山本カオリ記者は。今日の質疑、安倍総理の言う「膿を出し切る!」という意気込みは感じられず、一方の野党も攻め手に欠くといったところだったとレポート。しかしながら、「のれんに腕押しのように見えながらも、これまでの追及で色々な文書が出てきたので今後もあり得る。総理は内心、戦々恐々ではないか。」とも。
では安倍総理、果たして安泰なのでしょうか?清水克彦デスクが解説しました。16時台の『きょうのナマチュウ』では、復活の兆しを見せ始めた米朝首脳会談について。
ワシントン在住のジャーナリスト 笹栗実根さんは「米朝首脳会談、頓挫したものと思われたが、北朝鮮の会談への意欲的な態度でアメリカの代表団が動き、トランプ大統領もTwitterを更新。今度こそ歴史的会談実現となるか、第二ラウンドの事前協議が始まった。」との見方。
西村志野記者は、ここ数日のアメリカと北朝鮮の慌ただしい動きを、整理して伝えてくれました。お電話を繋いだ静岡県立大学の奥薗秀樹准教授は、交板門店で交渉を行っている高官のメンバーから見ても、米朝双方の本気度がうかがえるといいます。そして、再び会談に動き出したが非核化のギャップはそのままだということや、仲裁外交を行ってきたものの北朝鮮にはいいように使われて、アメリカには勝手に動かれてしまっている韓国。その文在寅政権が6月13日に大きな選挙を控えている事情などお話して下さいました。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』では、問い合わせに人工知能が自動回答する「チャットボット」導入広がる、という話題をお伝えしました。横浜市では先月から、2万種類以上のごみの品目を入力すれば出し方を案内するサービスを開始。 東京都主税局でも、今月から自動車税についてのチャットボットを導入。2週間で5千件以上の入力があったそうです。
「旦那」や「夢」、「愛」などの、ごみではないもの(という書き方も少々おかしいでしょうか!?)を入力したときの回答も秀逸だそうですよ。
月曜コメンテーターは健康社会学者の河合薫さん。語り下ろしてくださった今日の『オピニオン』は、題して「残業代がなくなる日」。
安倍内閣が今国会の最重要法案と位置付けてきた「働き方改革関連法案」。その中の「高度プロフェッショナル制度」は2006年の第1次安倍内閣時代に、正社員のコスト削減に頭を悩ませていたなか、ACCJ(在日米国商工会議所)の提言からこの制度の原型とも言える「ホワイトカラー・エグゼンプション」の名称で導入を検討してきました。当初、ACCJは対象者を年収800万円以上と定義づけしていましたが、現在おし進められている「働き方改革関連法案」を見てみると、そのあたりはすっぽりとなかったことにされており、このままだと正社員とは名ばかりの、残業代が支払われない日がやってくるようになると指摘しました。
『SAKIDORIスポーツ』で砂山圭大郎アナウンサーが取り上げたのは、競泳の話題でした。パンパシフィック選手権(8月・東京)とアジア大会(同・ジャカルタ)の最終選考会を兼ねて東京辰巳国際水泳場で行われたジャパンオープンに代表選手が出場。
17歳の池江璃花子選手が女子50メートル自由形、女子100メートルバタフライを制し、今大会5冠を達成しました。
今月から師事することになった元五輪代表の三木二郎コーチの下、今後の池江選手の活躍に注目が集まります。
『ニュースパレードアネックス』 17歳の少女に自身の下着姿などを撮影した「自画撮り」画像を要求したとして、警視庁は今日、東京都青少年健全育成条例違反の疑いで、東京都世田谷区に住む33歳の男を書類送検しました。自画撮りさせた画像の要求行為を禁止する条例が2月に施行されて以降、摘発は初めてのことです。警視庁から吉田涙子記者が、これまでの「自画撮り」被害についてと、こどもたちのネットやケータイのトラブルを相談できる窓口【こたエール】を紹介してくれました。
■電話相談 0120-1-78302
■【こたエール】についてはこちらから飛べます。
放送作家でコラムニストの山田美保子さんの『芸能アラカルト』では、芸能界の結婚予備軍について語って頂きました。つい先日報道が出たものの否定した形となった「三浦翔平さんと桐谷美玲さんが6月結婚」以外にも、竹野内豊さん、伊勢谷友介さん、星野源さん、玉木宏さんなどなど、美保子さんがにらんでいる結婚予備軍をサキドってご紹介!
今後、ここでお話に出ていた方のおめでたい話題が届くかもしれませんね!
【今日の1曲】 幸福論/椎名林檎