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神奈川県大和市の対策
細木美知代です。
ナマチュウのコーナーで、
神奈川県大和市の高齢福祉課にお邪魔してきました。
大和市では昨年11月から
条件付きで認知症の高齢者の保険料を
全額負担する制度を導入しています。
高齢者福祉課の課長 杉内直さんにお話を伺いました。
大和市内には3私鉄8駅、
32の踏切があるそうです。
交通環境に恵まれていて便利な反面、
認知症の高齢者は徘徊などによって
事故にあってしまう可能性が高くなります。
そんな不安が少しでも軽減されるように
大和市では様々な制度を導入しています。そのひとつが、今回番組でご紹介した制度。
徘徊の恐れのある方などを対象に
例えば鉄道の踏切事故にあってしまい
家族が高額の損害賠償を求められた場合などに備えて
大和市が掛け金を全額負担して
保険に加入する制度となります。
そして、番組ではお伝えしきれなかったのですが
杉内課長にお話を伺っている中で
もうひとつご紹介したい事業がありました。
それが、こちらの靴‼︎
一見普通の靴に見えますが、
中にGPS端末がはめ込まれているんです。
この靴を履いて出掛けることによって、
徘徊している高齢者を
早期に発見し保護することができるそうです。
実際これまで何人もの方が、
このGPS機能を使って保護されたと話されていました。
GPS端末を渡して、
持って出掛けて下さいねと伝えても
忘れてしまうこともありますよね。
でも、靴に入っていれば利用する確率もぐっと高くなります。
大和市ではこちらの靴をプレゼントされているそうです。自治体の置かれた状況によって
臨機応変に施策を行なっている大和市の活動。
今後も注目していきたいと思います‼︎